ブラックミュージックを軸に、様々なジャンルを吸収した
新世代ミクスチャーバンドとして注目を集めるKroi。
そんなバンドのリズムを支えるベーシストの関さんですが、
ベースを始めたのは、なんと大学に入ってからだったそう。
さらにベースに触れるまで、一切楽器経験がなかったんだとか。
茨城出身の関さんは自身の子供時代を
「何一つ突出したものがなくて、
運動も勉強もそんなに出来るわけじゃない感じ。
脚光を浴びる場面も特になかった。」と振り返りました。
そんな関さんが始めて買ったCDは、
ウルフルズが2007年にリリースしたベストアルバム『ベストやねん』。
関さんは親が運転する車の中や、歳上の兄弟からの教えなどで、
小さい頃から音楽には触れていたそう。
「当時、通信教育のCMでウルフルズさんの曲が流れてたんですよ。
高校受験の頃だったんですけど、親が励ましのつもりなのか、
そのCDを買ってくれて、そこから他の曲も聴きたくなって、
この『ベストやねん』を買いました。」と経緯を説明しました。
高校に入ると、東京事変やゆらゆら帝国、
嘘つきバービーなど様々なジャンルの音楽を聴くようなったそうです。
クリス・ペプラーは
「バキバキにベースが上手いから、小さい頃からやっているのかと思ってた。」
と関さんのベーススキルを評しましたが、
関さんは大学に入り”何か新しいことを始めたい”という考えで
始めてベースを手に取ったんだそうです。
数ある楽器からベースを選んだ理由については、
「もともと音楽を聴く上で、ベースの音を耳で追う習性があって、
ベースがカッコいいなって純粋に思ってたんです。」と明かしました。
加えて、
「才能があるかは分からないけど、
ようやく熱中出来るものが見つかったっていう感覚があります。」とも語りました。
大学の軽音サークルに入り、バンドをやってみたいと考えていた頃、
ちょうど大学の近く楽器屋がオープンしたそうで、そこでアルバイトを始め、
結果大学の4年間はそこに入り浸りだったんだとか。
そして楽器屋で働いたことによって、自分で楽器を改造することに目覚め、
現在もベースの配線を変えたり、
ボディをヤスリをかけて薄くすることなどを日常的にやっているんだとか。
クリス・ペプラーは
「ベースの中身とか仕組みから全部分かってるんだ!
俺全然分かんないんだよ、いいなぁ!」と羨んでいました。
「イエスのクリス・スクワイアは、リッケンバッカーのベースなんだけど、
あのボディも薄いんですよ。自分で塗装をやったらしいんだけど、
気に入らなくて、削ってっていうのを2回くらいやったらしいです。」
とクリス・ペプラーが話すと、関さんは
「そうなんですね。それこそ、僕は大学の時にイエスのコピーバンドやってましたね。
イエスをカバーするならリッケンバッカーじゃないとダメだろってことで、
オークションで買って、自分で直して使ってました。」
というエピソードを話しました。
大学時代は友達と遊ぶこともあまりせず、家にいればベースを弾き、
楽器屋のアルバイトが休みでも、足を運んでベースを触ったりと、
とにかくベース漬けの生活を送っていたそうです。
この関さんの学生時代をクリス・ペプラーは
「パーソナルな英才教育ですよね。」と表現していました。
関さんはベースを始めてからまだ6〜7年だそうで、クリス・ペプラーは
「え!?すげえ!ヤバくないですか!」と驚いていました。
さらに「理論も分かっている感じがするんですけど、どうですか?」と質問されましたが、
アカデミックなことは全然分からないとのこと。
Kroiでは、ボーカルの内田さんが作曲を行い、
キーボードの千葉さんが音楽理論にも強いとのことで、
関さんは自分で作ったベースのフレーズを
2人に聴いてもらいながら、試行錯誤しているそう。
現在、音楽理論の勉強も始めようとしているそうです。
クリス・ペプラーはここで、先日11月11日に行われたベースの日の特番
『J-WAVE SPECIAL THE BASS DAY RADIO』にまつわる話を展開しました。
「ヴルフペックのジョー・ダートにインタビューをしたんですけど、
彼はヴァーダイン・ホワイトに影響を受けたって言ってましたね。
最近、アース・ウィンド&ファイアーってシティ・ポップの流れと同じなのか、
ミレニアル世代に刺さってますよね。」とクリス・ペプラーが話すと、関さんは
「ヴァーダイン・ホワイトは信じられないくらいピッキングが強くて、
パワー感があるし、ヴィジュアルも圧倒的な迫力があるじゃないですか。
そこがカッコいいなって思います。」と話しました。
他に好きなベーシストとして、ジャミロクワイのスチュワート・ゼンダーや
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのティム・コマーフォードを挙げました。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは、
関さんがこれまでで一番ハマったバンドだそうです。
ピッキングが強いという話が出たヴァーダイン・ホワイトですが、
関さんもピッキングは強めだそう。クリス・ペプラーが
「俺も強めだけど、ファンクのベースって難しい方じゃないですか、
キープとかゴーストとか。なんで6年でそんなに上手くなったんですか?」と質問。
関さんは
「サークルでイエスのカバーをしたり、メタルも通ったし、
今はファンクとかディスコが好きっていうのもあって、
外からの刺激があるのが大きいのかなって思います。
でも、やっぱりファンクでノリが出るのが一番楽しいですし、
フレージングが気持ちいいですね。」と語りました。
そんな関さんがベースを務めるKroiは
11月17日に新作EP「nerd」をリリースしました。
先行配信曲「Juden」を含む、全6曲収録のEPです。
MVも公開されていますので、ぜひチェックしてください!
さて、関将典さんとのトークは次週:11月26日に続きます。
みなさんから寄せられた質問にも答えていただきます!
クリス・ペプラーとKroi 関将典さんがお送りする大人の音楽談義。
来週もお楽しみに。
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