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2022.01.07 ON AIR
2022年最初のゲストは
ROCK'A'TRENCHのボーカル山森大輔さん。
収録が始まる前に、お互いの家族を交えて
会話をしていたクリス・ペプラーと山森さん。
「そういえば、僕の娘は...

山森さんは2015年の10月以来、2度目のご出演。
前回はソロアーティストとして登場いただきましたが、
今回は昨年12月に再始動した
ROCK'A'TRENCHのフロントマンとしてお越しいただきました。

この日はクリス・ペプラー、山森さんのどちらも自宅からのリモート収録で行われ、
2人はパソコンのモニター越しに会話をしていました。
そんな中、クリス・ペプラーは山森さんの部屋の様子を見ながら、
「ギターに混ざって、帽子がかなりあるんですね。」と発言。
山森さんは
「ROCK'A'TRENCHでデビューする時に、
　キャラクターを付けたいと思って、安易な気持ちでかぶり始めたんです。
　そしたら好きになっちゃって、
　これまでに100個ぐらい買ったかもしれないです。」と話しました。
家を建てた時には、ギターをかけるギターハングと一緒に、
帽子ハングも備え付けたんだそうです。

「家から出なくても番組が出来ちゃうなんてすごい時代ですよね。」
と話すクリス・ペプラーに山森さんは、最近自宅から
ボーカルディレクションの仕事をしたことを明かしました。
そういったシステムは、まだスタンダードではないそうですが、
もっと普及してほしいとも語り、加えてコロナ禍での技術の進歩に
「人類には、ただでは転ばない精神がある。」と
ポジティブな感情も表現していました。

ここ2〜3年は音楽プロデュース業が忙しかったという山森さん。
クリス・ペプラーに
「前回出演時から、新たに見えた音楽の方向性ってありますか？」と訊かれると、
「音楽のトレンドが変わって、ロックバンドが
　メインストリームではなくなったので、
　エレクトロなサウンドやダンスミュージックは避けて通れないと思っています。
　それらに真剣に向き合って研究していたので、
　その辺りのノウハウが身についた年月だったと思います。」と語りました。
新たに発見した音楽の特徴として、
“ドロップ”という従来のロックとは違った、
ダンスミュージック特有の曲の構成を挙げました。

収録が始まる前に、お互いの家族を交えて会話をしていたクリス・ペプラーと山森さん。
「そういえば、僕の娘はBTSが大好きなんですよ。彼らスゴいですよね！
　アメリカでの成功の理由ってなんだと思います？」とクリス・ペプラーが質問。
山森さんは
「まず1つ確実なのは、歌も踊り上手くて、カッコよくて、
　美しくて、ファンを愛していてっていう、
　正攻法をないがしろにしていないところですよね。
　最近は音楽的にも、アジア的な面白さを加えていてオリジナリティがある。
　“K-POPっぽさ”というのが
　出来上がっているのが素晴らしいですよね。」と解説しました。
山森さんは韓国のアーティストの音楽制作に関わった経験もあるそうですが、
「OKテイクのハードルが高くて、ストイックさの桁が違う。」とも話していました。

番組後半は山森さんが最近知って、衝撃を受けた音楽プロデューサーの話から。
「Brasstracks（ブラストラックス）っていう2人組で、
　EDMとかヒップホップの打ち込みトラックの上に、
　生のブラスセクションを乗せる作り方をしていて、すごく好きです。」と話しました。
この流れからブルーノ・マーズとアンダーソン・パークのプロジェクト、
シルクソニックの話になり、クリス・ペプラーは
「往年のソウルサウンドを今風にしていて、
　コードの展開なんかもスゴいですよね。」と述べると、山森さんは
「乱暴な転調なんかもグッときますよね！」と反応しました。
もう１名、山森さんが気になるアーティストとして挙げたのは、
シンガーソングライターのmahina（マヒナ）さん。
「歌声が本当に素晴らしい。
　Salyuさんの流れを汲んでいるところもあると思います。」と語りました。
　
昨年12月にROCK'A'TRENCHは、
10年ぶりとなる新曲『RISE AGAIN / Greatest Days』を配信リリースしました。
「『RISE AGAIN』は、もう一度何かやろう！っていう、
　僕らROCK'A'TRENCHになぞらえてもらってもいいし、
　コロナ禍でも一歩踏み出したら立ち上がれるよ！っていう気持ちも込めました。」
と楽曲について話しました。今後のROCK'A'TRENCHに尋ねられると、
「まだライブとかは決まってないですけど、
　とにかくもう“辞めない”っていうのをテーマに、
　僕らのペースでいい音楽をやっていきたいと思っています。」と語りました。
再始動のきっかけはメンバーの畠山さんが
リモートセッションを提案したことだったそうです。
山森さんは
「再始動に喜んでくれたファンの声もエネルギーになっている。」と締めくくりました。

さて、山森さんとのトークは次週：1月14日に続きます。
山森さんが尊敬するアーティストの話や印象に残っているライブの話など、
OTOAJITOでしか聴けないスペシャルトークをお届けします。
クリス・ペプラーと山森大輔さんが繰り広げる大人の音楽談義。お聴き逃しなく。

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