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SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2022.03.04 ON AIR
今週は、MONO NO AWARE、
MIZの玉置周啓さんをお迎えしました。
玉置さんが最初に買ったCDは、
ORANGE RANGEの『1st CONTACT』。
購入したのにはある理由があったそうで...

八丈島出身の玉置さん。玉置さんが八丈島に住んでいた頃は、
音楽専門店が1店舗もなく、島内にあった電器店が
唯一CDを扱っていたそうです。取り扱いのないCDは
製品番号を渡して取り寄せてもらう必要があったそうで、
「iTunesとかが誕生した時は、
 島中から歓喜の声が上がりましたね。」と話しました。

そんな玉置さんが最初に買ったCDは、
ORANGE RANGEの『1st CONTACT』。
小学校4年生くらいの頃に、先ほどの電器店で
製品番号を渡して取り寄せてもらったそうですが、
購入したのにはある理由があったそう。
「2つ上の先輩が最初にこのCDを貸してくれたんですよ。
 でも返したら歌詞カードが見られなくなるから、
 コピーをとりたいと思って、学校の音楽の先生に頼んだら快諾してくれて、
 印刷室に2人で行ったんです。でもこのCDの歌詞カードって
 6ページ目くらいに、ビキニの女性のお尻が出てくるんですよ。
 音楽の先生は女性だったんですけど、
 そのページを無言でコピーしているのを見た時に、
 とてつもなく恥ずかしくなってしまって、
 「もうコピーしなくていいです!」って言って、
 自分で買うことになりました。」と初めてCDを買った経緯について話しました。

大学進学を機に八丈島を出た玉置さんは、
学生時代に国語教員になる道とミュージシャンになる道で悩んだことがあるそう。
「親には教員を目指すと話して大学に行って、
 教育実習の直前までいったんです。
 教育実習って1ヶ月くらい時間を取られちゃうんですけど、
 その間に自分のバンドのライブの予定が何本も入っていて、
 バンドか教員かの2択を迫られたんですね。
 そこで教員の道を諦めて、バンドをやろうって決めました。」と語った玉置さん。
教育実習の書類を出す窓口の目の前で、期限ギリギリまで悩んだそうで、
締め切られた直後に初めて両親に教員にならないことをメールで報告したそうです。
「父親はすぐに「好きな道へ行きなさい。」ってメールをくれて、
 母親からは「資格だけは取って欲しかった(涙)(涙)(涙)」
 っていう返信がありました。」と両親からの反応を明かしました。

番組ではゲストの皆さんに事前にアンケートにお答えいただいていますが、
玉置さんがリスペクトするバンドとして挙げたのはRadioheadでした。
RadioheadやフロントマンThom Yorkeのソロプロジェクトなど、
何度もライブを見ているクリス・ペプラーは
「トム・ヨークって人の為に音楽をやってない、自分の為だけだなって思った。
 ネガティブな意味じゃないんだけど、人に届けている感じが無くて、
 自分が満足するためのパフォーマンスに思える。」と語りました。
これに対し玉置さんは
「そうですね。歌詞も思想的というか厭世的というか、
 社会に対する問題意識が強い人が書いているようなものが多いですけど、
 それをメッセージとして
 語りかけるようにやらないのがすごく良いですよね。」と述べました。
購入者がアルバムの価格を自由に決められる取り組みや、
環境に対するアティテュードなど、
玉置さんはそういった思想がしっかりと見える人に惹かれるんだそうです。
それでも最初は、奇を衒っているのではないかという印象もあったそうで、
「印象的な踊りも、変わり者と見られるために
 やっているのかなって思っていたんです。
 でも数年前にサマソニで見た時も同じように踊っていて、
 素がこういう人なんだなって感じましたね。
 身体表現としても見ていて、音楽的ですごく良かったです。」と
Thom Yorkeに対する印象の変化についても語りました。

Radioheadと同じくリスペクトするバンドとして挙げたのは、くるり。
クリス・ペプラーに
「岸田くんにも同じようなものを感じる?」と訊かれると、玉置さんは
「そうですね。くるりに関しては、
 もともと普通のロックバンドとしてデビューした感じなのに、
 アルバムごとに意図的にやることを変えていって、
 いろんな表情を作っていますよね。そこをリスペクトしています。」と話しました。
近年、岸田さんが交響曲を作っていることにも影響を受けているそうで、
自身のミュージシャンとしての今後を考える上で、
勇気づけられる存在だとも語りました。さらにくるりについて、
「バンドを身体と例えた時に、自分の今の動き、
 やりたい動きに合う身体を自分で作っていくために、
 いろんな楽器を入れたりしているのかなって想像していて、
 すごく憧れます。」とも述べました。

そんな玉置さんがメンバーとして活動する
アコースティックユニット、MIZは3月9日に
セカンドアルバム『Sundance Ranch』をリリースします。
北海道のスタジオにて制作された本作について玉置さんは、
「スタジオを予約してしまって、期間内に10曲作らないといけなくなったんです。
想定していたより信じられないくらいハードなスケジュールだったんですけど、
でも良い曲ばかり出来たんで、結果オーライですね。」と語りました。
3月24日には東京・渋谷ユーロライブにて『Road to Sundance Ranch』という、
アルバム制作のロードムービーの公開も決定。
4月3日には東京・北とぴあドームホールにてライブも予定されています。
詳しくはMIZのSNSをチェックしてください。

MIZに関する情報はこちらから

さて、玉置周啓さんとのトークは次週:3月11日に続きます。
玉置さんが仲良くしているアーティストのお話や旅先でのエピソードなど、
次週も様々な角度から音楽トークを展開していきます!
ぜひ、黒ラベルと一緒にお楽しみください。

OMIYA

明日葉とツナマヨの和え物
玉置さんの出身地・八丈島の特産品である
明日葉をツナとマヨネーズで和えた一品。
明日葉の独特な苦味とツナマヨの甘さが
見事なコンビネーションを披露します。
もちろん黒ラベルにもバッチリ合うんです。

MUSIC

  • ゾッコン / MONO NO AWARE

  • 上海ハニー / ORANGE RANGE

  • 春 / MIZ

  • Traffic / Thom Yorke

  • House of Cards / Radiohead

  • 春風 (Alternative) / くるり

  • ジュビリー / くるり

  • 交響曲第二番 第一楽章
    アレグロ・コン・モート ロ短調 /
    岸田繁、京都市交響楽団、
    広上淳一(指揮)

  • 芝生 / MIZ

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