ARCHIVE | SAPPORO BEER OTOAJITO | Every Sat. 18:00-18:54

2022.04.01 ON AIR
今週はAwesome City Clubの
ボーカル・PORINさんをお迎えしました。
収録当日はライブのリハーサル終わりだったようで...

番組初登場のPORINさん。
収録当日はライブのリハーサル終わりだったようで、
「踊ったりもしたので筋肉痛です。」と話しました。
クリス・ペプラーが
「踊りもそうだけど、ボーカリストっておなかに力を入れるから、
　結構引き締まっていますよね。」と述べるとPORINさんは
「確かにそうですね！あと体幹が鍛えられますよね。」と反応しました。

PORINさんは神奈川県横浜市出身。
子供の頃は“おてんばだけど人見知り”という性格だったそう。
クリス・ペプラーに
「シャイだとあえて表に出るような、
　例えば女優さんとかシンガーみたいな
　仕事をする人もいるって聞くけど、
　PORINさんはどうですか？」と訊かれると、
「言葉にして表現するのが得意じゃなかったので、
　それなら歌った方が良いなっていうのはあったかもしれないです。」と話しました。

そんなPORINさんが最初に買ったCDは
モーニング娘。の「LOVEマシーン」。
PORINさん曰く、モーニング娘。は“ドンズバの世代”だったそうで、
小学生の時にCDを買って友人と一緒に踊ったりもしたそうです。
クリス・ペプラーは曲を聴きながら
「なんだかんだ良く出来た曲だし、
　やっぱり盛り上がりますよね。」と感想を述べました。
PORINさんは他にも宇多田ヒカルさんの「COLORS」や
桑田佳祐さんの「波乗りジョニー」が印象に残っているそうで、
「学校で音楽係をやっていて、
　放課後に好きな曲を流してよかったんですけど、
　その時に流していた記憶があります。」と振り返りました。

PORINさんは小さい頃からピアノを習っていたそうですが、
あまり好きにはなれず中学受験を機に辞めてしまったそうです。
中学では体育会系の部活に入ったそうですが、
音楽も好きだったので、学校外の友達を募ってバンドを始めたそうです。
当時PORINさんが担当していたのはギターボーカル。
音楽教室に通ってギターを習い、ディープ・パープルの
「Smoke On The Water」などをコピーしていたんだとか。

その後、さまざまなバンドを掛け持ちしながら
音楽を楽しんだPORINさんですが、本格的な音楽活動を始めたのは大学生の頃。
「弾き語りで路上ライブを1年間毎日やっていて、
　そこで知り合った人を通して今のバンドメンバーに出会いました。」と
現在の活動につながるヒストリーを話しました。クリス・ペプラーが
「1年間路上ライブやるってすごい根性だね！」と話すと、PORINさんは
「確かに。でも騙されそうになることもありましたよ。
　怪しいプロデューサーみたいな方に
　『お金くれたらレコーディングしてあげるよ。』って言われたり(笑)
　その時は何も知らなかったので浮かれていたんですけど、
　両親に話したら『絶対にやめなさい！』って言われました（笑）」と話しました。
その金額が100万円だったことを知ったクリス・ペプラーは
「100万！？すげぇ！それは詐欺だな(笑)」と驚いていました。

Awesome City Clubのメンバーと
最初に出会った時の印象について訊かれると、
「本当に新しいことをしようとしている人達だと思いました。
　その時のオーサムは洋楽テイストだったし、
　その時音楽シーンでは4つ打ちロックが流行っていたんですけど、
　それに対するカウンターとなるような音楽を試みていて、
　すごくワクワクしました。」と語りました。クリス・ペプラーは
「僕も最初にAwesome City Clubを聴いた時は
　洋楽っぽさを感じましたね。」と印象を述べました。

Awesome City Clubには途中から加入したPORINさん。
加入時のことを振り返り、
「それまでやっていたバンドでは人間関係とかで揉めてきたので、
　もうバンドやりたくないなって思ってたんです。
　そんな時にオーサムのメンバーに出会ったんですけど、
　出来上がってくる曲が本当に全部良かったのと、
　バンドのブランディングというか提案が新しくて、
　頼もしかったので入りたいなって思いました。」と語りました。

ここで再びPORINさんの音楽遍歴の話へ。
高校、大学時代はチャットモンチーなどのJ-ROCKや
宇多田ヒカルさん、荒井由実さんなども好んで聴いていたそうです。
宇多田ヒカルさんに関しては
「“人間活動”を終えてからの3枚がメチャクチャ好きですね。
　日本語の美しさが増していてびっくりしました。」と述べました。
クリス・ペプラーは宇多田ヒカルさんの音楽性の変化について、
「海外にいると母国との関係性が変わるというか、
　日本の文化に対して客観性が出るんでしょうね。
　それで日本に対するこだわりが深くなったのかもしれませんね。」と分析しました。

PORINさんが最近注目しているアーティストはMÖSHIさん。
ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ芸術大学卒で、
ミュージシャン/デザイナーとして活動するMÖSHIさんですが、
PORINさんはフジロックのROOKIE A GO-GOの
MÖSHIさんのステージを見かけ、
担当スタッフが知り合いだったこともあり仲良くなったそう。
MÖSHIさんはPORINさんがディレクターを務めるアパレルブランド
「yarden（ヤーデン）」の展示会に訪れたこともあるそうです。

そんなPORINさんがボーカルを務めるバンドAwesome City Clubは
4枚目のフルアルバム『Get Set』をリリースしました。
これまでは曲を一気に制作してアルバムに落とし込むことが多かったそうですが、
今作では昨年1年間を通して曲を制作し、
それらをまとめた作品になっており、
「2021年を振り返るようなアルバムになっているし、
　1曲1曲の強度が高くなっていると思います。」と解説しました。
クリス・ペプラーが「3枚目よりも自信があるってことですね？」と質問すると、
PORINさんは「あります！」と即答していました。
今月4月からは2年ぶりとなる全国ツアー
『Awesome Talks -One Man Show 2022-』が開催！
詳しくはAwesome City Clubのウェブサイトをチェックしてください！

Awesome City Clubに関する情報はこちらから

さて、PORINさんとのトークは次週：4月8日に続きます。
PORINさんがこれまでに観た印象的なライブの話や
音楽フェスにまつわるトークなど、たっぷりの内容でお届けします。
次回も黒ラベルを用意してお楽しみください！