ARCHIVE | SAPPORO BEER OTOAJITO | Every Sat. 18:00-18:54

2022.07.01 ON AIR
先週に引き続き、brainchild's、
THE YELLOW MONKEYの
菊地英昭さんをお迎えしました。
高校生の時、生まれて初めて海外アーティストの
ライブを見たのが...

番組冒頭は菊地さんが今までに見た中で
一番印象的だったライブの話からスタートしました。
「高校生の時、生まれて初めて海外アーティストの
　ライブを見たのがクイーンだったんですけど、これがスゴかったですね！
　パフォーマンスもスゴイし、照明とかも動きまくってたんですよ。
　それを最初に観ちゃったので、そのあと観たライブは
　どれもドラマチック性に欠けるように感じちゃいました。」と
クイーンのライブの特別性について語りました。

先週はK-POPの話でも盛り上がりましたが、
菊地さんはクイーンの「Another One Bites the Dust(地獄へ道づれ)」の
リズムがBTSの「Butter」と同じだということを指摘しました。
「BTSがこの曲を発表した時に、ブライアン・メイがTwitterを
　フォローしたか何かで話題になりましたよね。」と述べた菊地さん。
これに対しクリス・ペプラーは「Another One Bites the Dust(地獄へ道づれ)」は
他にもシックの「Good Times」にも似ていることを指摘し、
「ジョン・ディーコンは「Good Times」から
　影響を受けたんじゃないかな？」と話しました。
楽曲に元ネタがあることについてクリス・ペプラ?が
「バトンリレーのようなものだから全然問題ないですよね。」と話すと、
菊地さんは
「ロックンロールの3コードなんて誰でも使いますしね。
　問題ないですよね。」と同意見でした。

番組ではゲストの皆さんに音楽にまつわるアンケートにお答えいただいていますが、
“影響を受けたアーティスト”の中でデヴィッド・ボウイやクイーン、
レディオヘッド、コールドプレイなどを挙げる中、
クリス・ペプラーの目を引いたのは都倉俊一さん。
「自分が子供の時に聴いていた歌謡曲や、
　子供向けの番組の主題歌って身体に染み付いてるんですね。
　それとロックの融合をやってきたところがあるので、
　書かせてもらいました。」と解説しました。

そんな菊地さんが影響を受けたギタリストの1人として挙げたのは、
マイケル・シェンカーでした。
「メロディアスなところが好きですね。
　歌うようなギターなのにハードロックな部分も出てくる。
　初めて聴いた時に「これは完コピしよう！」って思って、
　そしたらちょっとギターが上手くなったかなっていう感じです。」と述べました。
過去にはマイケル・シェンカーの小指を使用しない運指や、
ピックの使い方も真似していたそうです。菊地さんは他にも、
ウィッシュボーン・アッシュにも影響を受けていると話し、
クリス・ペプラーは
「いいですよね！僕も『Argus』に入っている
「Sometime World」とかすごく好きで、
　ベースラインとかも全部頭に入ってますよ。」と反応しました。

菊地さんにはリスナーから寄せられた質問にもお答えいただきました。

『EMMAさんは私が物心ついた頃から、
　ギタリストとしての道を極めていらっしゃいますが、
　今のお仕事を極める前に憧れていた職、やってみたかった職はありますか？』

「うーん、子供の頃に戻っちゃいますね。……怪獣博士ですかね。（笑）
　あとは刑事ドラマが流行っていたので、刑事になりたかったですね。」

『EMMAさんは年齢的に自分よりも若い世代の人たちに
　指摘する機会も多いと思いますが、
　その時に心がけていることや気をつけていることはありますか？
　自分も職場で中堅ポジションになり、悩むことも増え、
　EMMAさんのリーダー哲学みたいなものをお聞きできれば幸いです。』

「イエローモンキーでは同世代でバンドをやっていますけど、
　brainchild'sは歳下ばっかりなので、自分が上司的なことになるんです。
　僕はどっちかって言うと、歳下の世代に寄っていくタイプですかね。
　彼らの考えに寄り添ってから事を始めることが多いかな。
　あとは一回好きなようにやらせる、分かんないって言ってくれたら
　教えるっていうスタンスですかね。
　若い人たちには感性があるから、例えば曲のアレンジをする時は、
　まず自分を思ったことを言ってみて、彼らに意見を聞いてみますね。」

菊地さんによるプロジェクト・brainchild'sは6月22日に
最新シングル『Brave new world』をリリースしました。
収録曲「太陽の香り」では菊地さんがヴォーカルを担当しています。
クリス・ペプラーに
「ギターと比べて歌はどうですか？楽しいですか？」と訊かれると、
「どうですかね？楽しいところは楽しいですけど大変です。
　でも歌よりも作詞ってすごく自分を見られているような気がするので、
　そこはハードルが高かったですね。」と話しました。
8月にはニューアルバム『coordinate SIX』がリリースされることが発表。
10月からツアーも決定しています。
詳しくはbrainchild'sのウェブサイト等をチェックしてください。

brainchild'sに関する情報はこちらから

さて、次週：7月8日&7月15日は、
今年1月にSKY-HIさん主宰のレーベルBMSGからデビューした、
Aile The Shotaさんをお迎えします。
これまでどんな音楽を聴いてきたんでしょうか？
その音楽ヒストリーにクリス・ペプラー迫ります。ぜひお聴きください！