ビールが大好きだという工藤さん。
この日お持ちいただいたおつまみは“ながらみ”という貝でした。
「この貝、九十九里か静岡ぐらいでしか見かけたことがないんです。
よく友達と新幹線に乗って静岡のサウナに行くんですけど、
その帰りに静岡駅近辺の居酒屋さんで飲んで帰るのが定番で、
そこにこの”ながらみ”があったんですよ。」と紹介しました。
ちなみに工藤さんがわざわざ静岡県まで足を運んでいるそのサウナは、
天然水の水風呂が有名なサウナの聖地的な場所だそうです。
工藤さんは北海道出身。音楽活動を始めたのは高校生の頃で、
部活の代わりに芸能養成所に入ったのがきっかけだったそう。
中学生の頃はバスケ部でキャプテンを務めていたそうですが、
だんだんと興味がバスケからダンスと歌に移り、
「純粋にとにかく歌って踊ってみたいっていう気持ちでした。」
と当時を振り返りました。クリス・ペプラーが
「バスケっていうと、ヒップホップのイメージもありますね。」
と述べると工藤さんは
「ちょうど僕が高校生の頃はヒップホップが盛り上がっていたので、
ファッションもNBAのユニフォーム着たりとか、
ニューエラのキャップを被ったりとかしていましたね。」と話しました。
そんな工藤さんが初めて買ったCDは
宇多田ヒカルさんのデビューシングル「Automatic」。
工藤さんはこの曲の8センチシングルと
マキシ・シングルのどちらも持っていたそう。
クリス・ペプラーに
「当時の宇多田ヒカルの爆発的な人気の秘密って何だと思いますか?」
と訊かれると工藤さんは
「僕は歌謡曲とR&Bが混ざった時期が一番好きで、
それを多感な時期に聴いていたのでそこかなって思います。
今まで聴いたことがないジャンルで、
みんなカッコいいって言っていたのを覚えています。」と語りました。
m-floにも大きな影響を受けてきたという工藤さん。
「アルバムの中にスキットが入っていたりとか、
コンセプトアルバムっていう概念もm-floさんから学んだというか。
"loves"っていうフィーチャリングの概念も、
m-floさんが日本で作ってきたイメージがあって、
いつも誰がフィーチャーされるんだろうって楽しみにしてましたね。」と語りました。
現在、m-floとDa-iCEは同じレコード会社の先輩・後輩という関係ですが、
m-floの☆Taku Takahashiさんとは一緒に楽曲制作をしたり、
Takuさんの自宅に行ったりと交流を深めているそうです。
VERBALさんからはファッション面の影響も受けており、
北海道から上京してクラブで本人に会った際には、
感動して泣いてしまったんだとか。
「深夜にクラブでダンサーをやりながら、
アルバイトをしている時期で進路を悩んでいたんです。
その時に暖かい言葉をかけていただいたので、
感動しちゃいましたね。」と話しました。
作詞・作曲も手がける工藤さんですが、
歌詞を書くという面で影響を受けたのはRHYMESTERなんだそう。
「高校生の時にヒップホップが流行っていたんですけど、
僕はギャングスタ・ラップ系に壁を感じていて、
海外だとコモンとかあまりボースティングしない人たちの曲を聴いていたんです。
RHYMESTERさん達もジャズのバンドとコラボしたりしていて、
ヒップホップってこういうのもあるんだ、
カッコいいなって思った記憶がありますね。」
とRHYMESTERを好きになったきっかけを話しました。
様々な音楽に影響を受け、
現在は音楽サブスクリプションサービスで
新旧の音源をチェックしている工藤さんが、
最近よく聴いているのは今年11月に来日が予定されているジェイコブ・コリアー。
「チケットを普通に買いました。行けるかスケジュールは未定なんですけど、
行きたいっていう願いも込めて
今はジェイコブ・コリアーにハマっています。」と話しました。
クリス・ペプラーが
「僕は彼に1回インタビューしていて、
その時のライブはルーパーを使って楽器を多重録音して、
映像もライブで撮影しながら重ねて同期させていて、
やっていることがハンパないんですよ。
いわゆる天才クラスの人ですよね。」と話すと、工藤さんは同意しながら、
「お客さんにすごく難しいコード進行のレスポンス歌わせたりとか、
自分の今後のライブに活きそうなパフォーマンスをしそうだなって思うので、
ぜひ拝見したいなって思います。」と述べました。
日本のアーティストで工藤さんが最近よく聴いているのはモノンクルだそうです。
ボーカル吉田沙良さんの声質に惹かれているそうで、
「もともと僕が子供の頃に聴いていたbirdさんとか
orange pekoeさんみたいな、
ジャズの要素もあるJ-POPをやられている方々のニュアンスを感じて、
僕は昔からこういう音楽が好きだったんだなって思いました。」と語りました。
そんな工藤さんがリーダーを務めるグループDa-iCEは、
昨年2021年に楽曲「CITRUS」で日本レコード大賞を受賞しました。
クリス・ペプラーに「レコード大賞獲ってから人生に変化はあった?」
と訊かれた工藤さんですが、即答で「全然変わんないです。」と述べました。
さらなるヒット曲を作らなければいけないというプレッシャーが
増えたと明かしましたが、Da-iCEに対する会社の風向きは少し変わったそうで、
「僕らはオーディションとかで作られたグループではないので、
周りの関心を集めるのに時間がかかったんですけど、
レコード大賞の一件でその部分が変わった感じはあります。」と話しました。
現在Da-iCEは全国アリーナツアー
『Da-iCE ARENA TOUR 2022 -REVERSi-』を開催中です。
8/21(土)、22(日)に神奈川県・ぴあアリーナMM公演で
ファイナルを迎えるツアーとなっていますが、
今回Da-iCEのワンマンツアーとしては初めて
バックバンドを引っ提げた公演となっているそうで、
「ダンスボーカルとバンドサウンドの掛け合わせを計算して作ったので、
そこを楽しんでもらいたいです。」と話しました。
Da-iCEに関する情報はこちらから
さて、Da-iCEのリーダー
工藤大輝さんとのトークは次週:8月26日に続きます。
リスナーからの質問にもお答えいただきます!
ぜひ、みなさんも黒ラベルを飲みながら大人の音楽談義をお楽しみください。
ながらみ
サウナが好きな工藤さんが
静岡まで足を運んだ際に居酒屋で見つけた1品。
黒ラベルとの相性も抜群です。
DREAMIN' ON / Da-iCE
Automatic / 宇多田ヒカル
Rendezvous 2014
the Love Bug
/ m-flo
Blackjack / Da-iCE
B-BOYイズム / RHYMESTER
ロイヤル・ストレート・フラッシュ
ウワサの真相 featuring F.O.H
/ RHYMESTER
The Light / Common
Never Gonna Be Alone (feat. Lizzy McAlpine & John Mayer)
/ Jacob Collier
Higher / モノンクル
CITRUS / Da-iCE