Da-iCE結成から11年、メジャーデビューから
8年のキャリアを歩んできた工藤さん。
渋谷の小さなライブハウスで活動を始め、
10人程度のオーディエンスの前でパフォーマンスをしていたそうですが、
現在では武道館や代々木第一体育館でも公演を行なっています。
クリス・ペプラーに
「代々木第一体育館では2日間で2万人が集まったみたいだけど、
10人から2万人ってどう?」と訊かれると、
「渋谷の一番小さいところから一番大きいところっていう感じで、
やっぱり感動しましたね。感慨深かったです。」と述べました。
北海道出身の工藤さんは東京に出た後、
いくつかの芸能事務所を経てクラブダンサーとして活動している頃に、
ダンス&ボーカルを作ろうと計画をしていた当時のマネージャーに声をかけられ、
Da-iCEの結成に至ったそうです。メンバー同士は誰も知り合いではなく、
初対面でいきなりグループを組むことになったそうですが、
クリス・ペプラーに
「今も同じメンバーで活動しているけど、
やっぱり最初から相性が良かったっていうことですかね?」と質問されると、
工藤さんは
「そうかもしれないですし、みんなすでに20代前半で、
いろんな失敗や挫折を経験していたので、
大人な視点を持ってグループを組めたんです。
だから喧嘩とかもなかったですね。」と答えました。
そんな工藤さんが仲の良いミュージシャンに挙げたのは、
ロックバンドBLUE ENCOUNTの田辺駿一さん。
工藤さんとは同い年で、Da-iCEとはデビュー時期も近く、
当時は同じようなライブハウスを回っていた仲なんだとか。
「先週、友達と静岡のサウナに行った話をしましたけど、あれは田邊です。
対バンを一緒にしたりとか、楽曲も一緒に作ったりしていて、
僕らもバンドの方々を尊敬しているし、一緒にやれるのは楽しいので、
もっとそういうところ深くいきたい気持ちはあります。」と語りました。
工藤さんが初めて買ったCDは宇多田ヒカルさんの「Automatic」だということを
先週の放送でお届けしましたが、宇多田さんの影響はかなり大きいようで、
「本当に全部持ってましたね。宇多田ヒカルさんとしてデビューされる前の、
Cubic Uっていう名義のCDも持ってます。」と述べました。続けて、
「僕、結構凝り性で、先週話したm-floさんに関しても、
Takuさんの編曲が好きすぎて、“編曲・☆Taku Takahashi”になっている曲を
網羅する作業を中学校の時にひたすらやってました。」
とその追求ぶりを明かしました。
番組後半では、リスナーからいただいた質問にお答えいただきました。
『気持ちがいっぱいいっぱいになった時は、どうやってリフレッシュしますか?
来月から環境が変わることになっているのですが、
現状もうまくやれていないので、気持ちが落ち込みがちです。
何かいいアドバイスはありませんか?』
「環境が変わるのが決まっているのであれば、
環境が変わってから考えてもいいかもしれないですね。
未来に起こる出来事を、今憂いても仕方がないって思っちゃいます。
僕は結構楽観的で、なるようになるって思うタイプなので、
リフレッシュもあまりしていなくて、オンオフがあまりないんです。
頭の中を空っぽにするのはサウナくらいです。
緩やかなエンジンをかけ続けている感覚で、ブーストすると疲れてしまうし、
オフにしちゃうと完全に緩んじゃうので、
常にフラットでいるのをテーマにしています。」
『サウナ好きが有名な工藤さんですが、
サウナでの忘れられない体験があったら教えてください。』
「僕は地元が小樽で、温泉街出身なんですけど、
冬は露天風呂に雪が積もるんですね。
その雪にダイブすることが出来るのは北海道とか、
あとはフィンランドにも行ったことがあるんですけど、
そういうところでしか出来ないですよね。
水風呂代わりに飛び込めるのはレアな体験です。」
『楽曲制作をされている工藤さんですが、
曲作りのヒントを得るために日頃から意識していることはありますか?』
「アイデアがたくさん出てくる時は人のライブを見ている時です。
僕だったらこうするな、こういう表現をするなとか、
いっぱいアイデアが出てくるのでたくさんメモってます。
あとは人の話を聞いている時の自分の思いを、
アイデアとして溜めておくことですかね。
その場で相手に口にしてしまうと波が立つので抑えるじゃないですか。
でもその気持ちを発散したいと思った時に曲にしようって思います。」
ライブで得るインスピレーションは工藤さんにとって大きいようで、
「生の空間、空気感は五感が刺激されやすいと思います。
オンラインライブとかもありますけど、客観的に観ちゃって冷静なんですよね。
生の熱量の方がインプットの量が格段に増えます。
僕は現場主義というか、その熱を大事にしたいですね。」と話しました。
クリス・ペプラーもライブで脳が活性化される感覚を語りながら、
先日フジロックでトム・ミッシュのステージを観ようとしたが、
間に合わず観られなかったというエピソードを話しました。
Da-iCEhは8月22日にデジタルシングル『イマ』をリリースしました。
「スターマイン」と「マイガール」の2曲が収録されていますが、
「スターマイン」は工藤さんが作詞・作曲を担当しています。
「Da-iCEには夏のフレッシュな曲はあったんですけど、
”お祭り”とか”花火”みたいな夏の夜の曲はなかったので、
そういうのを作ろうと着手しました。TikTokとかでバズるには、
短い間にいろいろ詰め込まないといけないと思っていたので、
いろんなジャンルを入れたりとか、
サビの時間を計算したりして作りました。」と紹介しました。
ちなみに「スターマイン」もサウナにいる時に
歌詞とメロディが工藤さんの頭に同時に降りてきたんだそうです。
クリス・ペプラーに今後やりことについて訊かれると、
これまで毎年スウェーデンで楽曲制作を行っていたことを明かし、
「コロナ禍になってから行けなくなっているので、そろそろ行きたいですね。
スウェーデンの作家の方々は、J-POPもそうですけど、
K-POPののマナーとかを理解していて、
例えば“落ちサビ”とか言っても分かるみたいな、
一緒に作っていてストレスがないので、
早く良い曲が出来るんです。」と魅力を語りました。
出身地である北海道とも似ている部分があるようで、
「本当に住みたいんですよ!」とも述べていました。
Da-iCEに関する情報はこちらから
さて、次週:9月2日&9月9日は、
今年デビュー40周年を迎えたシンガー・野宮真貴さんをお迎えします。
OTOAJITOには3度目のご出演となりますが、
今回はどんなお話を伺えるんでしょうか?ぜひお聴きください!
ローストカシューナッツ
クリス・ペプラーがこの日用意した
黒ラベルのおともは”ローストカシューナッツ”。
心地よい歯ごたえと燻製の香りが
黒ラベルの次の一口を誘います。
CITRUS / Da-iCE
SHOUT IT OUT / Da-iCE
青 / BLUE ENCOUNT
Close To You / Cubic U
Promise / Da-iCE
South Of The River(LIVE @ FUJI ROCK FESTIVAL 2022)
/ Tom Misch
スターマイン
マイガール
/ Da-iCE
Closer (feat. H.E.R.) / Saweetie
工藤さんとのトークを受けて
クリス・ペプラーが選んだ1曲はこちら