ARCHIVE | SAPPORO BEER OTOAJITO | Every Sat. 18:00-18:54

2022.10.28 ON AIR
今週はシンガーソングライター、
Charaさんをゲストにお迎えしました。
Charaさんが一流だと絶賛したミュージシャンとは？

CharaさんはOTOAJITOには2012年以来、10年ぶりの登場となりました。
1996年公開の映画『スワロウテイル』で共演するなど、
長く親交があるおふたり。クリス・ペプラーが
「Charaは変わんないよね。
　デビュー当時から変わらないって言われるでしょ？」と訊くと、
Charaさんは
「態度がデカかったんだろうね、デビュー当時。」と笑いながら答えました。
クリス・ペプラーはこれに対し、
「確かに昔は鼻っ柱強かったよね。
　でも最近のミュージシャンも鼻っ柱強くて、Charaっぽいよね。
　ちゃんと芯が通っている感じがする。」と述べました。

そんな若い世代のアーティストとも共演が多いCharaさんですが、
声をかけられるのはもちろん、自分から連絡を取って
セッションをすることもあるんだとか。
相手の性格によって曲作りの流れも変えるそうで、
「この子は人がいるとやりにくいなっていう感じだと、
　2人きりで探っていこうとか、アーティスト同士の関係から
　始めていくのが私は多いですね。」と話しました。
　最近はバンド、踊ってばかりの国の下津光史さんや
　シンガーソングライターの
　大石晴子さんとセッションをしていると明かしました。

番組ではゲストの皆さんに
事前にアンケートにお答えいただいていますが、
【実はこんなアーティストも好きなんです】という質問に
Charaさんが答えたのは、八代亜紀さんでした。
「娘が何を聴いているのかなって思ってプレイリストを見たら、
　八代亜紀さんが入っていて、
『ママも彼女好きだと思うよ。』って言われたんです。
　それでお婆ちゃんも誘って、
　3人で八代亜紀さんのコンサートに行こうってなりました。
　結局、日程が合わず行けなかったんですけど、
　こんなことあるんだ！って面白いなって思いました。」
と八代亜紀さんを聴くようになったきっかけを話しました。

そんなCharaさんが尊敬するアーティストとして挙げたのは、
かまやつひろしさん。Charaさんがデビューした頃に、
業界に名前を広めてくれたのはかまやつさんだったそうで、
当時六本木のステーキ店でご馳走してもらったことが
記憶に残っていると語りました。KenKenさん、
山岸竜之介さんとのバンド、LIFE IS GROOVEを始め、
かまやつさんも多くの若いミュージシャンとの交流があり、Charaさんは
「ああいう先輩がいたから、
　島国の日本もいろんなものが
　受け入れやすくなったんだよね。」と述べました。
　クリス・ペプラーは
「センスがすごく良い人だったからね。」と話しつつ、
さかいゆうさんとOvallが
「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」のカバーを
最近リリースしたことに触れ、
今もかまやつさんの影響力が強くあることを紹介しました。

Ovallという名前が出た流れから、
その後はOvallでドラムを務める、mabanuaさんについての会話へ。
Charaさんの最新曲「A・O・U」ではサウンドプロデュースを担当し、
全ての楽器の演奏も行なったそう。クリス・ペプラーに
「mabanuaの魅力ってなんだと思いますか？」と質問されると、
Charaさんは
「耳も良いと思うし、時間の使い方、判断力とかも良い。
　それだけじゃなくて、音の組み立て、建築って言うのかな。
　だから音の建築家だと思うんだけど、
　曲のトラックを1つ1つ分けて聴くと、
　彼のサウンドプロデュースには、なるほどね！って思うような
　隠された工夫と才能がたくさんあるんですよ。
（「A・O・U」は）私が作曲した曲なんだけど、
　たぶん瞬時に曲の大切な部分とかも判断してるし、
　ポップスのセンスも良い。良いものはジャンル関係なく
　見分けられているのが素晴らしいですね。
　manabuaは一流だと思う。」とその才能を絶賛しました。

番組の後半に
「表現の核には“人間性”がある気がしていて、
　優秀な表現者はテクニックだけじゃなく、
　その人自身がフワッと伝わってくる感じがあって、
　それが好きですね。」と語ったクリス・ペプラー。
　これを聞いたCharaさんは
「私の場合は、誰かのために伝えたいことがあって、
　曲を作ることが多いんだけど、曲を作らない人の心の中も、
　メロディとか言葉ってあるでしょ？だから曲を聴くことって、
　その人の心が曲とシェア出来る何かを感じて、
　見つけられた！ってなるんでしょ？
　私もそんな感じになりたいな。」と締めくくりました。

Charaさんに関する情報はこちらから

さて、Charaさんとのトークは次週：11月4日に続きます。
クリス・ペプラーがCharaさんと
共演してほしいと考えるアーティストは誰なんでしょうか？
後半回もぜひ、黒ラベルを飲みながらお楽しみください！