今週は、管理栄養士で防災士の今泉マユ子さんのキッチンにリモート接続!
災害時も役立つ“お湯ポチャ”レシピ、教えて頂きました。

“お湯ポチャ”とは、パッククッキングやポリ袋調理とも言われる湯煎調理法。
カセットコンロ、ポリ袋、鍋、水の備蓄があれば、お米を炊いたり、パスタを作ったり、災害時でも様々な温かい料理を作ることができます。ホットケーキミックスがあれば甘いものを作ることも可能◎
災害時だけでなく、普段の食事に活用することもできるので、覚えておくと便利です。

■蒸しパン
<材料1人分>
ホットケーキミックス…50g
水…50ml
黒ゴマ…小さじ1

<作り方>
1)高密度ポリエチレン製のポリ袋にホットケーキミックスと水を入れて混ぜ、最後に黒ゴマを上にかけ、なるべく空気を抜いてねじり上げ、袋の上の方を結ぶ。
2)鍋に1/2の水を張って、お皿を敷き、1)をのせ、蓋をして火をつける。
沸騰したら中火にして、約15分間加熱し、火を止めて蓋をしたまま5分間蒸らす。

<ポイント>
*ポリ袋は、材質により透明度、伸縮性、耐熱性などが変わるので、
 必ず「高密度ポリエチレン製」と書いてある物を使用すること。
 「高密度ポリエチレン製」は、半透明で耐熱性があります。
*鍋にポリ袋を入れる際に、鍋底の熱でポリ袋に穴があかないように皿を敷く。
 (紙皿をアルミホイルで完全に覆ったものや、水切りザルなどでも代用できます)
*たくさん作る時は、1枚のポリ袋に具材をたくさん入れずに、ポリ袋の数を増やす。

災害時に温かい食事ができると心も体も和みます。
その他にも、“お湯ポチャ”調理なら、水も鍋も汚れないので繰り返し調理ができる!ひとつの鍋で同時に何種類もの調理ができる!ポリ袋でそのまま食べられるので洗い物がでない!衛生的!など、様々なメリットがあります◎

お湯ポチャについてもっと知りたい方は、今泉さんの本もぜひチェックを!
災害時も、普段も役立つお湯ポチャ調理 免疫アップレシピ(清流出版)