SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC

「ビジネススキル・デパートメント」株式会社「ハピネスワーキング」の代表で、 公認心理師の船見敏子さん②

水曜日は、あなたの仕事の効率をアップさせる診療科、
「ビジネススキル・デパートメント」の受診日です。

2月のマンスリーコンサルタントは、
株式会社「ハピネスワーキング」の代表で、
公認心理師の船見敏子さんです。

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今日のテーマは、
『相談を阻む2つの壁!』

昔から日本人は相談が苦手だと言われてきました。 
私はその理由として、
相談を阻む2つの壁があるからだと考えています。

1つ目は、自分の中にある壁、これは心の中にある思い込みです。
日本人の中には、人に迷惑をかけてはいけませんとか、
人に悩みを打ち明けるのは恥だと言われて育った人が多いんですが、
そうすると、人に相談すると迷惑をかける、
恥ずかしいという思い込みが作られます。
そんな思い込みがあると、相談したくても躊躇してしまいますよね。

でも、その思い込みは正しくはありません。
この自分の中にある壁間違った思い込みを乗り越えるために
ちょっと視点を変えてみましょう。
もし仲の良い友達が相談をすると人に迷惑をかけると思い込んで、
誰にも相談していなかったら、
あなたはその友達になんと言ってあげますか?

「迷惑だなと思う人はいないよ。
むしろ相談することで上司は安心するんじゃない」などと
言ってあげるんではないでしょうか。
自分の問題を他人の問題に置き換えて、
他人事として見つめてみると、視野が広がって、
頑なだった思い込みは消えていきます。

また、自分のほかにも壁はあります。
職場には意見を言えない雰囲気がある。
みんな忙しくて余裕がないなど、気軽に相談ができない状況はありませんか。
もしそうだとしても諦めないでください。
もしみんな忙しいなら簡潔に相談できるよう工夫をしてみましょう。

短い言葉で、起きている事実を伝えて、
何をサポートしてほしいのかを明確に話す。
このような工夫をすることで、忙しい相手も快く相談に乗ってくれるはずです。
回りくどい表現はやめて、アドバイスをくださいという風に
短くストレートに伝えるだけでも相手の反応は変わりますよ。

今日お話した内容をぜひ皆さんも参考になさってください。

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