「ビジネススキル・デパートメント」株式会社「ハピネスワーキング」の代表で、 公認心理師の船見敏子さん③
水曜日は、あなたの仕事の効率をアップさせる診療科、
「ビジネススキル・デパートメント」の受診日です。
2月のマンスリーコンサルタントは、
株式会社「ハピネスワーキング」の代表で、
公認心理師の船見敏子さんです。
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今回のテーマは相談の準備をしようです。
本当に相談すべきことがわかっていない状態で、
いきなり相談に行ってしまうと思いや考えをうまく伝えられず、
相手を困らせたり怒らせたりしてしまうかもしれません。欲しかった答えがもらえずに余計にモヤモヤしてしまうかもしれませんよね。
そんな経験ないでしょうか?そうならないために、相談にも準備が必要なんです。
私達は自分の本当の悩み、
本当はどうしたいのかということをわかっていないことがよくあります。
そこで、まずは自分の悩みの核心は何なのか、頭の中を整理しましょう。
これからいくつか質問をしますので、考えてみてください。
今、どんな悩みを抱えていますか?
悩み始めたきっかけはどんなことでしたか?
その悩みがなくなったとき、あなたはどうなっていますか? いかがでしょう?
これらの質問を自分自身に問いかけていくことで、
悩みの本質やどうしたいのかが見えてくると思います。
次に考えていただきたいのは、相談相手に何を求めるかということです。
もちろん、その時々によって違いますが、
人を頼るときに私達が相手に求めるものは、大きく分けて四つです。
一つ目は、手伝ってもらうなど、行動で支援してもらうこと。
二つ目は、問題解決に必要な情報を提供してもらうこと。
三つ目は、自分の行動や考えを評価してもらうこと。
そして四つ目は気持ちを支えてもらうことです。
あなたは相談をすることで相手にどんなふうに力を貸してほしいんでしょうか?
そこをはっきりさせてアイディアを一緒に考えてほしいです。
話を聞いてもらうだけでいいですというふうにストレートに伝えると、
相手も安心してサポートをしてくれるでしょう。
闇雲に相談に行くのではなく、本当に相談したいことは何か。相手に何を求めるのか。
この二つを明確にしてから相談に行くと気持ちよく相手に協力してもらえますよ。
今日お話した内容をぜひ皆さんも参考になさってください。
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