「ビジネススキル・デパートメント」株式会社「ハピネスワーキング」の代表で、 公認心理師の船見敏子さん④
水曜日は、あなたの仕事の効率をアップさせる診療科、
「ビジネススキル・デパートメント」の受診日です。
2月のマンスリーコンサルタントは、
株式会社「ハピネスワーキング」の代表で、
公認心理師の船見敏子さんです。
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最後のテーマは「力になってあげたいと思わせる相談フレーズを磨こう」です。
相談するということは、相手に力を貸してもらうということですよね。
そのためには、この人の力になってあげたいと思ってもらうことが大切です。
相談を持ちかける際に、自分の思いを先に差し出してしまいましょう。
相手をリスペクトしているということ。
みんなでよりよい未来を作っていきたいと思っていること。
あなたのそんな温かな想いを伝えると、
きっと相手は力になってあげようと思ってくれるはずです。
では、そんな思いを込めた相手の心を動かす相談フレーズをご紹介します。
例えば、仕事でつまずいて職場の先輩に解決策を相談したいとき、
「どうしたらいいですか?」と安易に聞くのではなく、
こんなフレーズはいかがでしょう。
「このような状況のとき、先輩はどう対応したんですか?」ズバリ体験を聞くんです。
相手の成功体験を聞くことは、「あなたはすごい人です」
とリスペクトを伝えることでもありますよね。
「それを感じ取った相手はきっと自身の体験を詳しく話してくれることでしょう。
その体験をヒントにすれば、
今まで気づかなかった解決策が見えてくるかもしれません。
また、サッシャさんだから相談したいんです」
「モナさんの意見をぜひ聞きたいんです」と「あなた」を強調して相談するのも、
相手をリスペクトするフレーズになります。
「あなたは特別な存在だから相談したいんです」
というニュアンスを付け加えるだけで、相手の反応はガラッと変わります。
こんなふうにちょっと言葉を工夫するだけで、
人との関係性は大きく変わり、あなたの相談力は格段にアップします。
悩んだときは遠慮せず、どんどん相談して、賢く人を頼りましょう。
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