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宇宙を目指すインドが あることを始めた

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宇宙を目指すインドが あることを始めた
https://www.bbc.com/news/articles/c4g23rjq8qro

今日は、宇宙環境を、
地球上でシミュレーションするインドの挑戦、
そしてこれからの未来の可能性について、
BBCの話題をピックアップ!

月や火星で暮らすとなった場合、
どんな家を想像しますか?

宇宙船みたいなものをつい想像してしまいますが、
今回ピックアップしたBBCの記事では、
インドの宇宙機関Isroが実験を行っている、
卵のような形をした家が、
もしかしたら、未来の宇宙飛行士の
ホームになるのかもしれないという話題です。

卵のような形をした、面長な家ですけれども、
スタンドのようなもので支えられていて、
Hab-1、Habitat Oneと名付けられていて、
宇宙飛行士の宇宙での生活を、
シミュレーションするための、
アナログミッションをこのHab-1を使って、
ヒマラヤ山脈で行ったとのこと。

アナログミッションというのは、
宇宙環境を真似て、
宇宙飛行士の訓練をするような取り組み。

これをヒマラヤ山脈のラダック地方で3週間実施。

なぜラダック地方にしたのかというと、
月や火星の地形が似てるかもしれない、
ということで、ここが選ばれたようです。

殺風景なエリアもかなり多く、
地形や、極端な気候条件が、
月、火星に似ているので、
実験に最適とされていますが、
実際に、写真などを見ると、
素敵な白色の家が並び立ってる山の風景、
綺麗な湖などもありますが確かに、
火星を思わせるような赤茶色っぽい、
土の層がかなり印象的であって、
気温に関しては、昼間は20度、
夜間はマイナス18度まで下がることもあるので、
差が大きいということで、
人間がそういう環境の中で、
どうやって暮らせるのかということを実験。

と言いつつ、実際の火星になると、
マイナス150度に至る他、
月では、マイナス250度まで下がってしまうので、
そういう意味ではもちろん、比べ物にはなりません。

しかし、その差にどうやって対応するか、
ということで、ラダックで実験が行われ、

このラダックで取った土壌が、
もしかしたら、今後、月や火星で、
建物を作る時の素材として、
使えるかもしれないということも今研究中。
未来の宇宙生活に重要なヒントを、
与えるかもしれないとのこと。

実際、この実験どう行ったかというと、
卵型のお家、Hab-1、
素材としては宇宙用のテフロンなどで作られていて、
中にはベッド、作業用スペース、キッチン、
水を使わないような設計のトイレなど、
最低限の設備があり、
ここで24歳の宇宙飛行士の方が3週間過ごしました。

もちろん、ただ生活するのではなく、
常にカメラで行動をモニタリングされ、
健康管理の結果をデータを送ったり、
毎日のスケジュールが細かく管理され、
最初の数日間は楽しかったりもしたようですが、
次第にストレスも溜まりはじめ、、
集中力が続かない、睡眠に影響が出たり…。

ただし、心理的な影響を研究するのも、
このモニタリングの一部なので、
孤独で限られた資源の生活をすると、
どうなるのか、
そしてそれを乗り越えるためには、
どういう工夫が必要なのか、
といったデータを今回とったそうです。

今回、この3週間のアナログミッションは、
終了し、今後は、宇宙飛行士を
低軌道に送る計画も進んでいて、
ここでは、3人の宇宙飛行士を、
高度400kmのところに、
3日間配置する予定も立っています。

これは、来年度スタート予定。

徐々に色々な形で実験をして、
最終的には、2035年までに、
最初の宇宙ステーションを設置して、
2040年までには、月に人を送る、
というインドの予定もあります。

もちろん実験は、国別で、
行っていることも多いんですが、
インドで成功したことを、
他の国も試してみる
ということもあると思うので、
これから宇宙の国際競争、
どうなっていくのか、
という鍵を握っているかもしれません。

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