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CHINTAI GLOBAL BEATS

アルコール度数がちょっと低めのワインをなんと呼ぶ?

アルコール度数がちょっと低めのワインをなんと呼ぶ?
https://www.euronews.com/health/2025/04/03/eu-light-wine-moniker-raises-concerns-over-misleading-labelling

今回はeuronews.の話題に注目!

近年、健康志向の高まりを受けて、
注目を集めているノンアルコールや低アルコールのワイン。
ヨーロッパではこれらの商品に関する、
新しいラベル表示のルールが議論されています。

「0.0%」、「アルコールフリー」
「アルコールライト」など、
別の名称を用いてみてはどうだろうか。
ということで提案されていて、

1. 0.0%ワイン
実際のアルコール含有量が、
0.05%未満のものに、
「0.0%」という明確なラベルを付ける案です。
「完全にノンアルコール」であることを、
示すための表記として、
より分かりやすくなると期待されています。

2. アルコールフリー
こちらは、0.5%未満の、
アルコール含有量を指しますが、
ビールなど他の飲料と共通の基準にすることで、
一貫性を持たせる目的があります。
消費者の混乱を防ぐために重要なポイントです。

3. アルコールライト
今回、最も議論を呼んでいるのが、この新表記。
提案では、アルコール度数が0.5%以上であり、
かつワインとして認められる最低度数8.5%から、
30%以上減少しているものが対象です。
たとえば、アルコール度数15%の
ワインから30%減らすと、10.5%。
これでも「アルコールライト」と呼べることになります。

ビール業界からの反発も?
ビールのアルコール度数は、
一般的に5〜6%程度。
それと比較して10.5%のワインを
「ライト」と呼ぶのは、誤解を招くとの指摘もあります。

また、「ビールより高いのに
"ライト"と名乗るのは不公平では?」
そんな声がビール業界や消費者から上がっており、
議論は続いています。

世界中で健康意識が高まる中、
「糖質オフ」「脂質ゼロ」などと並び、
アルコール度数にも注目が集まっています。

●ヨーロッパでは「ユニット」表記も普及
イギリスなど一部の国では、
飲料ごとに「ユニット数(アルコール摂取の目安)」
を明記する制度があります。
「このワイン1本は2ユニット」
「週に○ユニットまでが安全」
といった目安があると、消費量を
自己管理しやすいというメリットも。

今後、「0.0%」、「アルコールフリー」
「アルコールライト」といった、
新たなワイン表記が正式に導入されるかは未定です。
しかし、名前やラベルだけに頼らず、
実際のアルコール度数や、
成分表示をチェックする意識が、
ますます重要になりそうです。

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