ビジネスパーソンが押さえておきたい! 企業の多様性との関わり方についての最新トピック!
今日は、
経営コンサルティング会社
ボードアドバイザーズ
シニアプリンシパルの
セブラニ・クレビスさんにご出演いただきました!
『ウォルマート、多様性支援を中止
-今後「DEI」という用語使わず』
https://newspicks.com/news/10896851/
・DEIとは…、ダイバーシティー(多様性)と
エクイティー(公平性)インクルージョン(包摂性)
・小売り世界最大手の米ウォルマートが、
このDEIに基づく自社の取り組みの縮小を決めた。
・具体的には、
LGBTQ(性的少数者)擁護団体による
ランキング調査への参加の取り止め、
イベント・サポートの見直し、
DEIを推進する取引先への優遇措置の取り止め、
そして従業員向け研修の中止を決めた。
・加えて、公式の場で「DEI」という
用語の使用を取り止め、
代わりに「帰属(Belonging)」
という言葉を使うことを確認したらしい。
●ゼブラニさんはこの記事、
どんな視点で注目されていますか?
・ウォルマートに限った、
例外的な話ではなく、
欧米先進国における潮流の変化を掴み、
深層を理解するヒントが含まれる事案。
国際的な事業展開を行う企業と、
その経営者にとって重要なテーマ。
●ウォルマート以外の企業でも、
同じような傾向がみられる?
・フォード・モーターや、
ハーレーダビッドソンなどが、
同様にLGBTQ関連のプログラムを縮小。
・日本企業ではTOYOTAが、
同様の措置を取ったという報道も。
●“多様性・公平性への支援”と聞くと、
これまではどちらかというと、
ポジティブに受け取られるケースが多かったと思います。
このような変化が起きた背景、どう考えますか?
・いま行き過ぎたポリコレへの
是正が起きている。
・ポリコレとは…なんとなく
「良いものであるはず」
というようなニュアンスの言葉。
特定のグループないし人種、
信条、性別、体型などの違いに対して、
差別的な意味や誤解を含まないよう、
政治的・社会的に公正で、
中立的な表現をすることを意味する。(例えば)
DEIは、制度を通して、
ポリコレを組織的・文化的に実現しようとするもの。
→行き過ぎだと感じる人が多くなってきた?!
・このように感じる人が、
多くなった背景にある出来事として…
・2020年にアメリカで、
アフリカ系のジョージ・フロイドが
白人警官に首を圧迫されて、
死亡した事案を受け(BLMにより)施策が加速。
・しかしその後、特に2023年に
アメリカの最高裁が、「逆差別」との批判があった、
「アファーマティブ・アクション」という、
大学入学選抜における人種や、
民族の考慮を違憲とする判決を下して以来、
非民主党派による反転攻勢に勢いがつく。
・その結果、人々の考え方に影響が…
・事実、ポリコレの影響力は相当なもの。
差別主義者でなくとも、
批判的に議論しようとすると
すぐ吊し上げに遭うので、
常に地雷原の上を歩いている感じ。
いわゆる「Woke」(日本では「意識高い系」)
と呼ばれる人たちが、
言論ポリス化してしまい、
「表現の自由」や、
「本当の意味での多様性」が
阻害されているという閉塞感が
生じてしまっている状況があるもの事実。
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