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企業年金制度「はぐくみ企業年金」に注目!

きょうは、2018年の設立以来、加入者数が増え続けている企業年金制度「はぐくみ企業年金」に注目!

はぐくみ企業年金サービスを展開する
株式会社ベター・プレイスの代表、森本新士さんにお話伺いました!

Qまず、株式会社ベター・プレイスはどんな会社なのか教えて下さい

ベター・プレイスは、企業年金制度「はぐくみ企業年金」を中心に、企業年金・退職金制度の導入・設計のサポート、ITシステム開発などを行っています。
「ビジネスを通じて、子育て世代と子どもたちが希望を持てる社会をつくる。」というミッションのもと、人々が「お金の心配なく」「自分らしく働ける」社会を目指して、おもに中小企業で働く方々の資産形成を後押ししています。

Q. 改めて「企業年金制度」とはどんな制度なのか?
また、企業年金制度の現状についても併せて教えてください。

企業年金とは、公的年金に上乗せで支給される年金制度のうち、
企業が従業員のために掛金を拠出して実施する年金制度の総称を言います。
勤務先の会社が企業年金を導入していれば、従業員は個人で証券口座を作る必要もなく、会社経由で簡単に将来の資産を形成することができます。また、様々な税制優遇が用意されています。
企業年金は資産形成において非常に重要な制度ですが、導入は大企業が中心で、残念ながら中小企業にはまだ十分に行き届いていません。
今 日本の会社のうち99%以上が中小企業ですが、100名未満の従業員の規模の会社のうち、企業年金を導入している会社はわずか16%にとどまっています。
また、企業年金に加入できるのは厚生年金の被保険者で、約4,060万人いますが、そのうちの半分以上、約2,350万人が企業年金に加入できていません。

Q. そんな中、ベター・プレイスの中心サービスである
「はぐくみ企業年金」とは、どんな制度なのか教えて下さい

「はぐくみ企業年金」は、中小企業で働く人々の資産形成を後押しするため、2018年に厚生労働省の認定を受けて発足した企業年金基金(確定給付企業年金)です。
「はぐくみ企業年金」は厚生年金被保険者であれば、従業員(非正規雇用含む)でも役員でも加入可能な企業年金基金で、
人材定着や採用力強化をはかるための福利厚生のひとつとしてご好評いただいています。
従業員側にとっては、難しい投資の知識が不要で、元本保証を受けながら安心して将来の資産形成を行うことができます。
設立以来、加入者は増加を続け、今年9月には75,000人を超えました。
また、昨年10月からの1年間の新規契約社数は前年の190%となる2,000社を超え、大幅な成長を続けています。

Q. はぐくみ企業年金には、具体的にどのようなメリットがあるのか、
まずは「会社側から見たメリット」について教えて下さい?

まず、コストやリソースの負担を抑えて企業年金制度を導入することができる点です。
また、企業年金に加入していることで、従業員の将来のお金の不安が軽くなって、会社へのエンゲージメントが上がったり離職率低下などの効果が期待できます。
優秀な人材の採用につながり、採用コストを下げられる可能性もあります。
そのほか、選択制と呼ばれる制度を入れることにより、従業員の社会保険料負担を軽減することで、副次的効果として企業側の労使折半分の法定福利費の負担も軽減することができます。

Q. 「加入者(従業員など)から見たメリット」はどんな点でしょうか?

まず、加入者にとって元本保証であるため、安心して将来のための積み立てができます。
運用商品を選ぶ手間もかかりません。
掛金は1,000円から基本給の20%、上限40万円まで掛けることができ、掛金には税金・社会保険料がかかりません。
積立金の受け取りについても柔軟な仕組みになっていまして、老後に年金として受け取るのはもちろん、退職時、休職時、育児・介護休業時で受け取ることができます。また、スマホで簡単に掛金の申請をおこなうことができます。

Q. 一方で、デメリットなどもあるのでしょうか?

会社側のデメリットとしては、「はぐくみ企業年金」は確定給付企業年金のため、運用による損失が出た場合、会社側が補填する必要があります。 
ただし、「はぐくみ企業年金」は安心安全な運用を志向していまして、
損失に備えたさまざまなセーフティネットもご用意しています。

加入者側のデメリットとしては、社会保険料の負担が減ることによる影響があります。
将来もらえる厚生年金が減少したり、傷病手当金や出産手当金などの各種手当金が減る可能性があります。
これらデメリットもしっかりご説明した上で、従業員の方おひとりおひとりに加入するかしないかのご判断を頂いてます。

Q. 物価は上昇するのに、お給料はなかなか上がらない昨今。
将来の仕事の不安やお金の不安を抱えている方も多いと思いますが、
これからの社会、どんな備えや知識が必要だと森本さんは考えますか?

今のインフレの時代、靴を履いて外を歩くと踵がすり減っていくように、お金を預金のまま何もせず置いておくと価値が目減りしていきます。
では何をするべきか、まずは行動を起こすことが大事です。NISAやiDeCoを始めてみたり、勤め先に企業年金があれば加入するなど。
知識は行動すればついてくるので、まずは行動することが重要です。
1,000円から始められる金融商品も多いので、まずは1,000円の積み立てからでも行動してみましょう。

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