
2018.10.3
今朝は、SNS上で問題となっている「さらし投稿動画」にフォーカス!
電車内で酔って大騒ぎする集団を
スマホで撮影してSNSに投稿したり、
ドライブレコーダーに記録された
迷惑運転の証拠映像を
動画サイトに投稿したり、ここ数年、
一般人による「さらし投稿動画」が
物議をかもしています!
お話を伺ったのはレイ法律事務所の弁護士・河西邦剛。
電車内という公共の場で迷惑行為を行う人を動画撮影し、
許可なくSNSにアップする行為は、法的には
肖像権侵害やプライバシー権侵害になる可能性が。
理論上は、迷惑行為をしている人に対して
損害賠償支払い義務が生じてしまう可能性すらあります。
しかし、モザイクをかけるなど
個人を特定することが難しい場合は問題ないとのこと。
最近急増しているのが、
ドライブレコーダーの「さらし投稿動画」!
あおり運転や迷惑運転の動画をはじめ、
言いがかりをつけてきた人物の様子を
動画サイトなどに投稿する人が増えています。
こちらも同じように肖像権やプライバシー権の
問題が生じる可能性があります。
ただ、相手の行為が道路交通法違反等犯罪行為に
なっている可能性もあるので、
証拠を残すという意味で動画撮影することは
全く問題のないこと。
むしろ積極的に録音や
録画を残しておくべきでしょう。
公共の場での迷惑行為を目撃した、
巻き込まれた場合のベストな対処法は
とにかく無理に立ち向かおうとしないこと。
逆に巻き込まれてしまうケースも少なくないため
躊躇せず警察を呼ぶこと、
また警察を呼んだ際にきちんと状況を
説明できるための録音録画を残しておくことでしょう。