今朝は、料理人の北山智映さんにお越しいただきました。
銀座にあるお店「割烹智映」で腕を振るわれています。
日本の学校が自分には合わないと感じ
中学校2年生の時からイギリスへ留学されていました。
その後、17歳の時に高校を中退し、日本へ帰国。
そこから、いろんな興味がありそうなものを、幅広く始められたそうです。
アルバイトでは、飲食店や、塾講師など、、、
その中で、元々、ダンスをやられていたと言うこともあり
「ミュージカル女優」を目指し、歌唱力を上げるため
アメリカの大学で声楽を学ばれました。
毎日、8時間ほどダンスをし、5時間ほど歌を歌っていたんだとか。
そんな中、ある日突然「声帯結節」になり、声が出なくなってしまったため
「ミュージカル女優」の道を断念。
料理は元々ダンスしている時から健康面を考え、自炊をしていたそうです。
自分が伝えたいなと思うことに一番近かったのは料理で
学歴もなく、「これしかない」と思い料理の道を決断したそうです。
そこからは技術を磨くため、料理本をひたすら買い、一個ずつレシピを作っていったそうです。
そこから自分の味を研究していったんだとか。
北山さんは、「魚の女神」とも言われていますが
ご自身は「魚の変態」と思っているそうです。
魚は唯一の天然のもので、日本の沿岸でたくさんの種類の魚がいる中で同じものが一つもない
この生物的な面白さや、魚の味の角度。一辺倒ではなく、例えば頭の部分など
場所によって味があるということが面白いと思うそうです。
北山さんは、細かい料理はせず、シンプルな調理で魚料理を提供されそうです。
魚を見つめながら料理することで、上げるタイミング、ダシが出てきたタイミングなどがわかるそうです。
お仕事上、いろんな漁港へ行くことが多い北山さん。
漁獲量は減ってきているが、消費量も減っているということ感じているそうです
需要と供給が釣り合っておらず
減ってきている魚種が限られていて、そのほかの魚は余っているそうです。
港町だから全部魚は食べるとかではなく、日本列島全体が
そのような食生活になって行くことが大切なんじゃないかと考えているそうです。