++ Introduction ++

料理上手な印象も強い俳優の速水もこみちさん、
8年間、テレビ番組の料理コーナーをご担当されていました。
これまでに1800品もの料理を作られたそう。

子供の頃から料理が好きだったという速水さん、
料理のお仕事終わった後でも
帰宅してからご自宅で料理を作られているそう。

今も色んなレシピを発信されていますが、
普段の生活の中で、常にレシピを考えているそうです。

『料理が本当に好きなことなので。
みなさんも趣味とか、好きなことあると思いますが
それって毎日考えていても苦ではないじゃないですか。
それと同じ感覚だと思うんですけど
常にそういう頭が働いているというか。
どこかへ行っても、「これ作ったら美味しいだろうな」とか
「こういうのをやったら、面白い組み合わせができるだろうな」とか
常に新しい発見を自分で探しているみたいな。』

料理をお仕事にする上で、責任を持って紹介するため
食に関する資格を多数取得されています。

『やっぱりやっている以上、
テレビなどを通して発信する身として責任があるので
さらに資格を身につけておかないと
何かあった時に怖いですし。
普段食べているものって、わからないこともあるので
そういった情報を知っておくだけでも意識が変わるので。』

速水さん、プライベートで2匹のワンちゃんと一緒に暮らしており
愛犬たちのご飯も作られているそう。
年齢的に17歳と16歳と高齢のワンちゃんなため
低脂肪なものや、飽きがこないように日によって、変えたりと
工夫されているそう。



++ Until now ++

今回は『一番うれしかったとき』というキーワードで
速水もこみちさんの過去を振り返りました。

2013年、速水さんのレシピ本「MOCO’S キッチン」が
フランスの料理本等のアカデミー賞「グルマン世界料理本大賞」の
日本料理部門でグランプリを受賞されました。

この出来事が、これまでで一番嬉しかったとのこと。

『自分が子供の頃から好きな料理のことでしたので
どんな賞よりも嬉しかった。』

スカウトがきっかけで芸能界へ入った速水さん。
当時はまだ学生だったということもあり、
お仕事をするのも、初めての経験。
右も左も、何もわからないところから、現場に入り
ドラマなど演技を徐々に覚えていったとのこと。

『いろんな方達に、教えていただきながら
楽しくなっていったというか。
一つの作品を、これだけの人たちが作っているのかと
感じたことがなかったので。』

デビューから3年後に出演したテレビドラマをきっかけに
より多くの方々に知ってもらえたとお話ししてくださいました。

俳優業、そして料理のお仕事と多忙の日々を過ごす中でも
ご自宅では、必ず料理をされるそう。
それほど料理が好きだという速水さん、
料理を始めたきっかけは、子供の頃にモテたかったから（笑）

『学校の自由研究みたいなので
僕はカルボナーラをよく作って、写真を撮って、提出していたんですね。
そしたら、僕の友達のママたちが集まって
「もこちゃんすごい！」「もこちゃん料理できるんだ！」と言われて。
これはモテるなと思いました。 (笑)』

++ From now on ++

今後も料理は続けていきたいと考えている速水さん。

『そのおかげで、僕自身もいろんな人と繋がるようになりましたので
それは感謝しかなくて。
食を大切にしていきながら、
メディアとかも通して発信は続けていきたいなと思います。
一応、オールジャンル作れるんですけど
それはこれからも、どこか行きながら、勉強していきながら
吸収していきたいですよね。』

料理以外にも
実はアメリカンコミックが好きでフィギュアを集めているそう。
今では趣味部屋を作り、
そこには3000体ほどフィギュアをお持ちなんだとか。
なので、ゆくゆくはそのフィギュアを出したり
ご自身でも絵を描くので、個展をしてみたいとお話ししてくださいました。

最後に、ご自身の活動を通して伝えていきたいメッセージを
教えていただきました。

『料理を作って、パフォーマンスをして
「これが美味しいんだよ」って伝えるのも大事なんですけど
よく生産者のところに足を運んだりするので、
日本の素晴らしい素材を伝えていきつつ
でも、「そこにはこういう人たちが、しっかりと大切に育てているんですよ」
っていう、食だけではなくて、
そこに繋がる人というのを伝えていきたいなっていうのは思います。』