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STORY

2024.06.01

俳優の佐藤藍子さん


++ Introduction ++

2007年、乗馬インストラクターの方とご結婚され、
それを機に千葉県香取市に移住。
以降、芸能と乗馬、二刀流で活動されている佐藤藍子さん。

趣味として29歳の頃から始めたという乗馬、
スタートのきっかけは競馬のお仕事だったそう。
そこで見事、予想が的中。

『ビギナーズラックで的中しちゃったんですよ。
それで楽しくなっちゃって
競馬ですと見ているだけじゃないですか。
乗馬は自分が乗れちゃうというところで
体験乗馬してみたら
「これもっと早く知っておけばよかったな!」って
のめり込んでしまった・・・。』

そんな佐藤さんが思う乗馬の魅力とは・・・

『まずは目線の高さ。
2メートルくらいの高さの目線になるので
「わっ!こんな景色なんだ!」というのと
馬が柔らかくて温かい。
あと乗る前、乗った後のお手入れとかも好きですね。

千葉県に移住されて17年ほど。
現在は日々、乗馬倶楽部の約30頭の馬のお世話や
お手伝いなど、動物に囲まれた生活を過ごされており
俳優業との両立ということで、フレキシブルに対応できよう草刈りなどの
お仕事を担当されているそう。

今の生活を始めて、佐藤さんの中でどんな変化があったのか
教えていただきました。

『趣味が漫画・アニメ・ゲームなどというインドアだったんですけど
そんな私が馬との生活に突入してから
漫画・アニメ・ゲームも継続しつつなんですけど
今の季節だと「草刈りに行こうかな」とかが頭に入ってきて
匂いとか湿気とか、雨来そうとか
肌感覚が研ぎ澄まれてきました。』



++ Until now ++

今回は
『一番色々な経験をしたのに一番記憶が残っていない(曖昧)時期』
というキーワードで
佐藤藍子さんの過去を振り返りました。

特に20〜23歳の頃、たくさんのお仕事をされていて
忙しすぎて、記憶があまり残っていないそう。

『忘れているというか、
多分、自分の中でキャパシティがあって
それに対してどんどん器に仕事という水が注がれる。
それで溢れると仕事で迷惑をかけちゃうので
終わった仕事はどんどんと流してっていう作業をしていたら
私、何やっていたんだっけ?って。(笑)』

現在では芸能と乗馬の二つのお仕事をされている佐藤さんですが
その2つのお仕事をしている中で、
移動時間がいい切り替えの場になっているとお話ししてくださいました。

『千葉県の香取市に住んでいるので
大体、都心でお仕事をするときに1時間半かかるんですけど
その車の中での風景とかが、自然とスイッチのオンオフになっていて。
仕事場に行くときは、段々と車とビルが多くなってきて景色が変わる
そうするとスイッチがオンになるんですよね。
あとは車の中は1人なので、音楽を聴くとか、考え事をするとか
邪魔されない時間っていうのが1時間半くらい。』

20〜23歳の頃の記憶が忙しすぎて曖昧だと
お話ししてくださいましたが
これまでお仕事をされてきた中で一番印象に残っているのが
20歳の時に取り組んだ初舞台、蜷川幸雄さん演出の
『ロミオとジュリエット』だったそう。

厳しいイメージの強い、蜷川さんの舞台ということで
周りから、含みのある「がんばってね」という言葉をもらうことが多かったそう。
そんな中、実際に稽古場に入ってみると
かなり厳しさはあるものの、的を得ていて、的確な言葉が多かったとか。

当時の佐藤さんは誰よりも早く稽古場に入り
終わりも最後まで練習を続けていたそう。
蜷川さんは、
全ての俳優さんの、そういった努力している姿もちゃんと見ており
アドバイスをしてくださるとのこと。

++ From now on ++

俳優のお仕事と並行して馬のお仕事もされている佐藤さん、
まだまだ馬の魅力が伝えられていない、
そしてどこに行ったら体験できるのかわからない人も多いからこそ、
馬を趣味とする人が少ないのではないかとお話ししてくださいました。

『馬ってすごく魅力的な生き物で
現代って時間と、人間同士の付き合いによって
どうしても疲れちゃっている部分がすごくあって
そういった意味で自然に癒されてたり、リフレッシュするっていう中に
そこに馬も入れてほしい。
乗馬って結構体を動かすので、
体を動かすのが好きな人だったらピッタリ合うんですけど
運動がちょっと苦手っていう人でも
馬に乗らなくても、触れ合ったり、ひづめの音とかでも
癒されることがあって。
犬・猫・馬っていう感じで、お家では飼うことができない大きさですが
触れ合いに行ける場所とかも
どんどんと増やして行けたらいいなというか。』

そして千葉県香取市に移住された佐藤さんが
これから移住を考えている人に大切なのは「リサーチ」だという。

『今って1人になりたいとか
疲れたから移住しようかなとか田舎に住もうかなと思うんですけど
それは元々、そこに住んでいた人が
作ってくれた景色だったり、場所なんですよね。
だから、これから行く大自然の中でも
人と関わりたくないっていうのはやっぱり無理なんですよ。
逆にその景色を作ってくれた人にリスペクトしながら
いい距離感で付き合っていくのが良いのかなと。』

移住先によってはショートステイなどを行なっている自治体もあるとのことなので
そういったサービスを受けつつ、場所についてリサーチを重ね
移住を決めるのが良いのでは、とお話ししてくださいました。

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