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STORY

2024.06.29

スポーツキャスターで、 北京オリンピック競泳メダリストの宮下純一さん


++ Introduction ++

2008年に開催された
北京オリンピック「競泳男子100メートル背泳ぎ」準決勝で
アジア・日本新記録を樹立し、決勝8位に入賞。
そして400メートル・メドレーリレーで、銅メダルを獲得された宮下純一さん。

当時のことを振り返り宮下さんは・・・

『行く前からオリンピックの声援は違うというのは聞いてはいたのですが
本当に天井から声援が降ってくるんです。
最後のメドレーリレーなんて、トップ8の国のメンバーが集まるんで。』

背泳ぎの選手としてオリンピックに出場された宮下さんですが
実は小学生の時は、自由形の選手だったそう。
順位が伸び悩んでいたところ
当時、通われていた水泳スクールの先生からアドバイスにより
背泳ぎのレースに出場。
アドバイス通り、これまでやってこられた自由形よりも順位が良かったため
それ以降、背泳ぎの選手に。

現在は現役を引退され、
スポーツキャスターや水泳教室などを行われています。
引退後は健康維持のため
クロスフィットトレーニングを行ったり、マラソンもされているとのこと。
特にマラソンはフルマラソンの大会にも出場されているとか。

スポーツキャスターとして取材の時には
可能であれば、そのスポーツを体験するようにしているとのこと。

『やっぱりやってみないとわからない。
マラソンもやってみてキツさがわかったので、
パラ競技も経験したりとか。』


?
++ Until now ++

今回は『一番興奮した時』というキーワードで
宮下純一さんの過去を振り返りました。

やはり、2008年の北京オリンピックのメドレーリレーの決勝・・・

『水泳人生の中で2つ記憶がないレースがあって。
それは、オリンピックを決めた日本選手権の決勝と
北京オリンピックのメドレーリレーの決勝。
ピストルがなってからタッチしてゴールするまで。
僕たちは背泳ぎで前が見られないので
気をつけないといけない部分っていっぱいあるんですよ。
だけど、泳いでいた景色とか覚えていない。
でも、改めて泳ぎを映像で見ると、
コーチとずっと追い求めてきた良い泳ぎができているんです。
アスリートは、練習で考えて、試合ではそれを感じて出す。
そういう意味ではその二つのレースはできたのかなと。』

決勝の時、リレーということもあり、
フライングしたらメンバー全員失格になってしまう
という緊張感でスタートのバーを握っている手が震えていたそう。
その震えもオリンピックという場所だからこそ
独特の緊張感があったとのこと。

オリンピックのメドレーリレーの決勝では
強豪国が軒を連ね、4位のチームとのタイム差も
リレーの引き継ぎ差だったという。
そんな引き継ぎの練習もオリンピックに入ってから
日本チームはものすごく練習したそう。
泳ぎ方、それぞれ2人づつリレーに選ばれ
オリンピックで調子が良い選手がレースに出場。
それぞれの選手によってタッチの癖も違うため
チーム全員と全パターンで練習をされるそう。

そんな日本チーム、当時ノルマタイムを設定し
タイムを切れなかった選手は「坊主」にするというルールを
北島康介選手が提案。
そんな中、予選で佐藤久佳選手のみノルマタイムを切れず
本当に坊主にしてきたそうです。

『逆にそういうことで笑いになるんですよね。
イジメじゃなくて、みんなでリセットしようぜ!みたいな感じで。
次の日めちゃくちゃ話も盛り上がって。
シビアなミーティングもしましたが、
お笑いの方向にも向けてくれたのはありがたかったですね。』

++ From now on ++

今年は7月26日から
「パリ2024オリンピック競技大会」が開催されます。
日本水泳連盟が独自に決めた派遣標準記録をクリアした方が
日本代表に選ばれているのですが
今回、その派遣標準記録がものすごく高かったとのこと。
そんな高い派遣標準記録をクリアした日本選手たちなので
基本的にはオリンピックの決勝に残れる実力はあるとお話ししてくだいました。

中でも宮下さんが注目している選手は、200mバタフライの本多灯選手。
東京オリンピックで銀メダルを獲得してから3年。
今年の世界選手権では金メダルを獲得し、
いよいよオリンピックの金メダルに向けて準備が整ってきているとのこと。

もう一人は100mバタフライ、平井瑞希選手。
17歳の高校三年生ながら、
オリンピック選考会では日本記録保持者の池江璃花子選手を抑えての優勝。
高校生とは思えない落ち着いた試合運びと冷静さで
しっかりと実力を出し切って勝ち上がってこられたそう、
そんな度胸の強さはパリでも生きてくると宮下さんは注目されています。

水泳以外にも宮下さんが注目している競技が
今回からオリンピックの正式種目となった「ブレイキン」。

『ブレイキンの取材に行ったりしましたが、すごい!
動きもそうだけど、こんな体の使い方するんだ!とか
腹筋の使い方とか、軸をキープしたりだとか・・・
あと面白かったのが、当日、流れた曲でダンスするんですよ!
だから何が流れるかもわからないし、
どのテイストで来るかもわからない。感じたものを出す。』

オリンピックの新競技となった「ブレイキン」によって
さらにダンスの注目度がこれから上がっていくのではないかと
宮下さんはお話ししてくださいました。

ON AIR LIST

  • Human / Lenny Kravitz
  • Viva La Vida / Coldplay
  • Home And Dry / Pet Shop Boys

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