J-WAVE 81.3 FM
SATURDAY 21:00 - 21:54

STORY

2024.08.10

ナビゲーター/MCのジョン・カビラさん


++ Introduction ++

「ミスターJ-WAVE!」 ジョン・カビラさん。
現在は、毎週金曜午前6時からのワイド番組
「JK RADIO?TOKYO UNITED?」を担当されています。
J-WAVEの開局とともにナビゲーターの道へ進まれたカビラさん。
長くナビゲーターをつとめる中、
言葉や音楽をリスナーに届ける上で、
カビラさんが大切にしていることとは・・・

『みなさんと楽しむことですかね。
まずは自分が楽しむ。
でも楽しむ上で最低限しなければならない調べ事とか
準備をした上で、楽しむ環境プラス
目の前にいるリスナーでもあるスタッフの皆さんも楽しんでいただける環境。」

さまざまなメディア媒体がある中、ラジオは
携帯性があり、現在はスマートフォン一つで全国の放送が聴け
さらには過去の放送もアーカイブとして楽しむことができる。
そんな機能の他にも
「〇曜日の・〇時には・誰々が話している」といった習慣性、
話し手によっては、心地よい環境も、癖になる環境も作り出せる
振り幅がある唯一無二のメディアだとお話してくださいました。

生放送であればSNS上で生のリスナーさんたちの声が
リアルタイムで届く
SNSと親和性が高いメディアでもあります。
生の意見の中には嬉しい声も、時には厳しい声もあるとのこと。

『生の反応とお互いに反応し合う環境を作れるのがラジオだと思います。
ご指摘があるというのは実に嬉しいんですよね。
なんで事前に調べられなかったんだろうっていう情けなさ半面、
ここまで気にかけてくれて、なおかつ指摘もしてくれるって財産。
時々、つっかかってしまうとか、滑舌が悪いとかもあるし
それも真摯に受け止めます。』

間もなく8月13日、 J-WAVEの日。
今年は「THE INTORO by J-WAVE Navigators」という、
いろいろなJ-WAVEナビゲーターが、
かっこよくイントロに合わせて
曲紹介をしていく、という企画があります。

TIME AND TIDE代表として槙野がチャレンジすることになりました。
槙野はイントロ曲紹介が初挑戦ということで
長年に渡り素晴らしいイントロ曲紹介をされてきたジョン・カビラさんに
「曲紹介の極意」を教えていただきました。

『曲にまつわるエピソードとか、アルバム情報とかは
調べておいたいいでしょうし
ただ、情報過多というのも困ってしまいますし
そこらへんの匙加減が難しい。
ですが悩んでいるよりは、
曲に合わせて気持ちよく紹介できるといいのではないでしょうか。』

実はカビラさん、生放送では
イントロの秒数を知らないまま曲紹介をしていらっしゃるそう。
その曲の雰囲気に合わせて話されているとのこと。
長年の経験から染み付いた技ですね。



++ Until now ++

ジョン・カビラさんの「一番順調に進んでいっていると思っていた時」
というキーワードで過去を振り返っていきました。
ある2つの言葉がカビラさんの人生に大きく影響を与えたそう。

カビラさんがJ-WAVEでナビゲーターとして活動され
2年目くらいの時に、
高校の同窓会に行った際
先輩から冗談ぽく、ニコニコ笑いながら
「楽な仕事だよね!しゃべっているだけじゃん!」と言われたそう。

『膝を打ちましたよ。めちゃくちゃ単純な仕事を僕はしているんだ。
でも単純だからこそ難しいし、価値があるし、
人間ほぼみなさん喋るわけですよね。
だから喋るっていうことを職業にさせていただいているということは
実はありなんじゃない?価値があるんじゃない?と
何かドンと胸にくる言葉でしたね。いまだに忘れられないですね。
だからこそ正確に伝えなくちゃいけないし
聴いてくださっている人たちの時間の価値を上げないと
やっている意味がないなと思いました。』

もう一つは映画「アニー・ホール」での
自分を俯瞰して、承認してほしい自分がいるということに気づいたと
主人公が話していた姿を見て、大きな衝撃を受けたそう。

『Don't Take Yourself Too Seriously
日本語にすると難しいんですが
若い頃って自分のことで頭がいっぱい。
自分のことしか考えられないし、
自分がどう見られているかすごく気にしているし
自分が本当は誰なのかとか、
何が好きで何を大切にしているのかということを考えるよりも
自分がどう見られるかで無駄な時間を過ごしていないか、
気をつけろみたいな。』


一生懸命ナビゲーターとして活動している中での先輩からの言葉。
一瞬、ムッとしたそうですが。
アニー・ホールでの「自分が自分のことでいっぱいになってないか?」
という言葉を思い出し、
改めてラジオのお仕事へのマインドが変わったとのこと。

++ From now on ++

8月15日は終戦の日。来年は戦後80年の節目を迎えます。
沖縄ご出身のジョン・カビラさん。お父様の川平朝清さんは、
台湾で生まれ育ち、終戦後沖縄に移住。
ラジオ放送の立ち上げをはじめ沖縄の放送に深く携われた方です。
沖縄の本土復帰まで沖縄に在住し、その時代に体験し、感じたこと、
そして、その歴史を報道する側からみてきたことを、
息子であるカビラさんがインタビューされた
『J-WAVE SELECTION GENERATION TO GENERATION
?STORIES OF OKINAWA?』が2019年に特別番組として放送され、
第57回ギャラクシー賞ラジオ部門の大賞を受賞されました。
ポッドキャストでは放送では乗らなかった部分も公開されています。

終戦の日を間もなく迎える今、
改めて平和について、そして歴史に翻弄されてきた沖縄について
ぜひ聴いてみてください。
https://spinear.com/original-podcasts/stories-of-okinawa/



今後は終活もしつつ、
アメリカのレイトナイトトークショーのような番組、場所できたらいいなと
お話ししてくださいました。

レイトナイトトークショーはアメリカの民放各局で深夜に放送され
ライブパフォーマンスから、
政治的なことまで踏み込みトークしています。

収録はシアター形式でライブでおこなわれ、
中でもオープニングのMCの注目されるとのこと。
炎上上等で、番組チームで練りに練った
政治のニュースなどをしっかりと扱っているそう。

『レイトナイトトークショーがあればいいな。
そういう環境が与えられるなら
嬉しいなというのはあるんですが
別段、僕の個人的な政治意見を発したいというのは全くない。
社会的な課題があって、
本来なら前進したいというところを
これまで国民的な意見が「醸成されていないので」という言葉で
逃げられているような気がするんです。
だったら国民的な議論の場を。
国民的な議論の場と言ってしまうと
すごい十字架なんですが、
いろんな課題をオープンに話し合うだけでいいんじゃない?
そういうコーナーがある番組があれば面白いなと思うんですよね。』

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  • HEARTBEAT / ASWAD
  • VIVA LA VIDA / COLDPLAY
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