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STORY

2025.03.22

HIP HOPアーティストのKREVAさん

++ Introduction ++

番組最後のゲストとしてお迎えしたのは
現在ソロデビュー20周年イヤーのHIP HOPアーティストのKREVAさん。
今年2025年は初の原書展示販売会
「ラッパーと紙とペン」が開催されました。

普段、紙とペンを使い、書いて、歌詞を作成されているKREVAさん、
お仕事の現場で、台本などをもらった時に、それを持ち帰り、裏紙として
そこに歌詞を書いているとのこと。
今回開催された原書展示販売会「ラッパーと紙とペン」では
そういった紙に書かれた、これまでの歌詞の原書を展示、販売されました。

『元々は裏紙だったもので。
しかも、それは人に見せるためにじゃなくて
荒く書いたやつが展示されて
そこに値段がつくことによってアートになっていく。
それは面白いかなと思ってやってみたという感じですね。』

キャリアとしては2004年に シングル「音色」でソロデビューし
HIP HOPソロアーティストとして
史上初の「オリコンウィークリーチャート」で初登場1位を獲得するなど、
輝かしい実績を重ねられてきました。
この20年についてKREVAは・・・

『あんまり20年っていうのを考えないようにしようと思っていたんですよ。
20年を振り返る感じじゃなくて、
駆け抜けていきたいなと思って、色々活動していたんだけど
歌番組に行ったら、ぶっちぎりの最年長とか
そういうことが増えてきて・・・(笑)
そう思うと20年ってすごい時間だったのかなという感じですね。』

そして今年、3年ぶりとなるニューアルバム「Project K」をリリース。
タイトル「Project K」について、「K」はKREVAさんの「K」、
そして独立し、新しい会社の名前「KOUJOUSHIN」の「K」でもあるそう。
そして「Project」は前進するという意味を持つというところから
20周年だけど、まだまだ前進してゆくという意味が
このアルバムタイトルに込められているとのこと。

前進していたいというKREVAさん、
20年経った今もラップを上手くなりたいという思いはある
とお話ししてくださいました。

『自分の中の自分のファンが異常に厳しい。
だから全然油断できない。
実際にラップをするというのはもちろんだけど
元々、音楽の知識とかないし
音楽の勉強をしっかりしたことなくて
独学で全部やっているから、
自分はいつでも蹴落とされる可能性がある人間だと思っている。
だからずっと努力は続けていかないといけないなと思っています。』



++ Until now ++

KREVAさんの「一番頑張っていた学生時代」
というキーワードで過去を振り返っていきました。

その時期は大学受験のため、一日8時間ほど勉強していたそう。

高校2年生の夏頃、
同級生から「まだ受験勉強していないの?そんなのだったら大学入れないよ」
と言われたことで火がつき
その当時一番偏差値の高かった大学と学部に入るため
勉強を始められたそう。

その当時から、ラップをやっていくというのは決めていたそうですが
お父様が経済的な理由で大学に進学できなかった過去があり
KREVAさんには大学に行ってほしいという気持ちはあったそう。
そういった思いもあり、大学には行こうと決めていたとのこと。

必死に勉強した結果、見事志望していた大学へ受かり
そのことを、勉強に火をつけてくれた同級生へ報告したところ
同レベルの大学・学部に受かっていたとか。

当時の勉強法についてKREVAさんは・・・

『やっぱりできないことを
量でなんとかしようとしている人がいっぱいいるわけで。
その中でやらないでいけるっていうのは
限られた才能を持った人だけだと思う。
だから千字の論文を毎日書いていました。
ボキャブラリーとか、頑張れば報われるというのは
そこで学んだ気がする。』

大学では体育の先生に
サッカー解説でおなじみのセルジオ越後さんがいらっしゃったり、
一緒にサッカープレーをしたことも。

『一緒にサッカーやったら上手すぎて。
サッカーが上手いっていうのは、めちゃくちゃ走れるとかではなくて
競り合いになった時に、
俺の肩の上に、セルジオさんの肩を乗せて、
飛ばせないようにしてから、セルジオさんが飛んでヘディングしたりとか
ブラジル仕込みのマリーシアが本当に上手くて。
俺の出ていたチームが、セルジオさんの授業のミニゲーム大会で
優勝して、一人一人に商品を貰えたんだけど
俺に渡す時に、「あれはパスしたほうがいいよ」と言われて。
そういうところちゃんと言ってくれるのは、やっぱり上手いからだなと。』

++ From now on ++

現在、全国19都市21公演の
全国ツアー「Project K Tour」で各地をまわっているKREVAさん。

『今の感覚だとステージ1m×1mみたいなところでも
行けるのであれば行って、ライブとかできたらいいよね。
という話をスタッフとしていたんです。
それを汲んでくれて、今やっているツアーの前半は
結構、これまで行けなかった街の小さめのライブハウスに
DJを1人だけ連れて、行くというのをやっています。
後半はバンド形式でのライブもやっていくんですけど
ここ10何年はバンドでやってきて、定番になってきたんだけど
DJスタイルでやるっていうのは逆に挑戦。
原点であり、挑戦。
最初の頃はそうだったし、
それができるというのがヒップホップの強みでもあるから。』

また昨年は、新たな試みとして、
授業型のエンタテインメント
「KREVA CLASS -新しいラップの教室-」を開催、
脚本・演出を小林賢太郎さんが手掛けられました。

小林さんがラーメンズだった頃から、
ほぼ全ての作品を見ているほど
一番尊敬している存在なんだとか。
プライベートでも交流があるそうですが
一緒にお仕事をするのはあまりなかったとか。

『20年を迎えるにあったって
「何やりたい?俺。」と自分に聞いてみたところ
彼の本拠地である
「舞台・コント」に思い切り乗り込んでやりたいと思ったんですよ。
だからお願いしに行ってやらせてもらったという感じですかね。』

KREVAさんがラップについて生徒さんに教えつつ
コントが進んでいき、最後にはライブもされたそうですが、
今回、コントという演技をしてみて、改めて難しいと感じたそう。

『難しかったし、そこに笑いが入ってくると
笑いを生み出すための間とか、語尾とか・・・
結構、自分は喋り方の特徴が強いタイプなんだけど
逐一、直されたりして。
「これはやばいぞ!」と落ち込みかけたんだけど
賢太郎さんの言う通りにやると
本当にその通り笑いが生まれたりするから
辛かったけど、頑張ったって言う感じ。』

プライベート時間ではテキーラは好きでよく飲まれているそう。
テキーラの中でもお好きなのは、
アガベ100%のプレミアムテキーラ。

『ロマンも含めて飲みたいの。
メキシコってめちゃくちゃ歴史があって。
当時の遺跡とかからも、
土にアガベを埋めて糖質を生み出していたというものが
掘り起こされていたりしているわけ。
だとすると、千何百年とアガベが生えては枯れしているところの
養分を含んだお酒を飲むっていうのは
ロマンがあるなと思っていいなと。
あとは体にもあっている。』

どうしても罰ゲームで飲むイメージがあるテキーラ。
そしてヒップホップも悪いイメージがある。
両方とも本当は違うからこそ、
そういったイメージを変えていきたいというところが
通じるから好きなのかもしれないとお話ししてくださいました。

ON AIR LIST

  • 音色 / KREVA
  • Forever Student / KREVA
  • Promises / Cleo Sol

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