Guest : LEMON JELLY
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イギリス発エレクトロポップの職人ユニット レモンジェリーがスタジオに登場!
クリス:今日は明日から始まるライブで来日しているレモンジェリーの二人がスタジオに来てくれました。フレッドさんとニックさんです。 で、まずはフレッドさんですが、イギリスでクラブを三軒も経営していて、AIRSIDEというデザインユニットのデザイナーでもあるんだけど、今回は少し前に来日していたんだって? フレッド:AIRSIDEの展覧会を代官山の「ギャラリー・スピークフォー」というところでやることになって、昨日オープンさせたんだけど、その準備のためにちょっと早く来てたんだ。 クリス:ニックさんはいつ来たんですか? ニック:今日の朝10時30分に成田に着いたばかりだよ。 クリス:まだ日本ホヤホヤですね。で、ニックさんはイギリスでは5本の指に入ると言われるランドスケープデザイナー、いわゆる庭師で、フィル・コリンズやクィーンのフレディ・マーキュリーの庭も手掛けたってことだけど。 ニック:違う、違うよ(笑)。今はもうやっていなくて、音楽に専念しているよ。昔、フィル・コリンズの大きな庭には森があって、そこに深い穴を掘ってライティングしたことがあって、そのとき照明のケーブルを埋めたりしたことがあるよ。あとフレディ・マーキュリーの庭の話は、まだフレディが生きているときだからずいぶん前になるんだけど、彼の庭に橋をかけたんだ。フレディも気に入ってくれたんだけど、彼がその橋に乗ったら、壊れちゃったんだよ。それで庭師は辞めようと思ったんだ(笑)。
クリス:今回のアルバムは前作の「ロストホライゾン」と随分テイストが違うようなんだけど。 フレッド:今回は意図的に前作と違う方向にしたんだ。前作は方向性が明確な作品だったから、今回はもっといろいろなものを取り込んで、例えばヘビメタからR&BからJAZZまでもがすべて共存できるようなものにしようと思ったんだ。。 クリス:あとレモンジェリーというと、アルバムのジャケットからプロモーションビデオまですべて自分たちで作ってしまうんだけど、全部やるのは大変じゃない? フレッド:すべてやらなきゃ気が済まないんだ。完璧主義者だからね(笑)。 ニック:自分たちですべてやることで、作品がよりパーソナルなもの、レモンジェリーらしいものになる。その方が観客とのコミュニケーションも密になるんだ クリス:観客とのコミュニケーションでいえば、これまでもライブでTシャツをチケット代わりにしたり、ミックスCDを無料で配ったりいろいろな仕掛けをしてきたそうなんだけど。 ニック:楽しいからやってるんだけど、お金がかかるからウチのマネージメントは楽しくなさそうだよ。 フレッド:そういうこだわりというのは、これまでずっとやり続けてきたクラブイベントがバックグラウンドにあって、今でも既成概念にとらわれることなく、常に新しいことをやろうと思っているんだ。普通の人たちが見落としがちなところに目をつけて、特別なことを見出そうとしているんだ。 クリス:今回の日本のライブでTシャツは配らない? ニック:Tシャツは配らないって決めたんだ。あれをやると、破産しちゃうからね(笑)
GALLERY SPEAK FOR [WE ARE AIRSIDE] 3/26〜4/10 http://www.abahouse.co.jp
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