Guest : Bonnie pink
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クリス:今年でデビュー10周年、大人の女になって帰ってきたボニーピンクさんです。思い起こせば昨年の4月以来、1年 5ヶ月ぶりの登場で、髪の毛も伸びてまさに大人の女性になられたなって感じなんですけど。 ボニー:ボニーピンクやり始めてから、今まで伸ばしたことなかったんですよ。 クリス:それ以前は伸ばしてたの? ボニー:高校生のときに一度伸ばしたことあるだけで、今までずっとショートだったから、よく雰囲気が変わったっていわれますね。 クリス:9月21日でデビュー10周年。10年前、デビュー間近のときにお会いしたのが、ついこないだって感じしますよね。 ボニー:そうですよね。 クリス:覚えてますよ!ボニピンさんが、名前がピンクなのに赤毛でデビューして、デビュー曲が、ピンクで赤毛なのに「オレンジ」って、「どういうこっちゃい!」って思ってましたね。ここに当時の写真があるんですけど……。 ボニー:恥ずかしい写真ですか? クリス:「全国のFM局がプッシュ。天性の音感を持つ現役学生シンガー、ボニーピンク!」というコピーがついてますけど、すごいポーズの写真ですね。 ボニー:これヤバいですね(笑)。どこですかね。大学生だったんですよ。 クリス:ちなみにボニピンさんがデビューしたときに流行っていたものは……、小室政権の天下ですよ。音楽業界の勢力分布図の改革に努めたという、小室パワーが炸裂でした。 ボニー:そうでしたね。 クリス:他にもテレビではエヴァンゲリオン、それから流行語が「ああいえば上祐」それから「私、脱いでも凄いんです」、あとお台場で「ゆりかもめ」が開通して、野茂がメジャーで新人王、若貴大活躍……。このときはまだ兄弟愛に満ちあふれていたように見えていたんですね。 ボニー:やだぁ、切ない。 クリス:ほんと10年ってあっという間ですね。
クリス:それからこの頃、レニー・クラヴィッツのライヴでボニピンさんが踊っていたら、レニクラ本人に「あいつは誰だ?」って話になって、楽屋に呼ばれたって話があったそうだけど。 ボニー:それはデビュー前の話でまだ学生だったんだけど、大阪のライヴを観に行ったんですよ。確か二階の3列目ぐらいの席で、私がノリノリで踊ってたんですけど、アンコールの前ぐらいからアメリカ人らしき人が私の横に寄ってきて、「楽屋に招待されてるよ」っていわれて、「行く行く」ってついてったんです。 クリス:それで、どうなったの? ボニー:そうしたらレニー本人がやってきて、「今日はホントは調子が悪かったんだけど、君が踊ってくれてたんで励まされたよ」って言われました。 クリス:レニクラを励ますぐらい、激しい踊りをしてたってことですよ。それが今のライヴにも生かされてるわけですね(笑)。
クリス:今回のアルバムもスウェーデンでレコーディングされたわけですが、アルバムのクレジットに、ボニピンさんと最強タッグを組んできたトーレ・ヨハンソンさんも入ってますよね。そのトーレさんが4曲、そしてトーレさんの門下生であるバーニング・チキンというチームが6曲やってますけど、どんなチームなの? ボニー:3人組のスウェーデン人で、年齢も私と近い30代前半の人たちなんですけど、モペッツってバンドのメンバーたちですね。バーニング・チキンって名前もなかったんですけど、レコーディング中に鶏の丸焼きをよく食べていたんで「バーニング・チキン」でいいんじゃない?ってことになって。 クリス:それじゃ、ボニピンさんが命名したってこと? ボニー:そうですね、半分彼ら、半分私ですね。 クリス:いい名前ですね。インプットされるし。 ボニー:歳が近いせいか感覚が私と近くて、リズムの解釈とか、トーレとだとケンカすることもあるんですけど、バーニング・チキンとはやりやすかったですね。 クリス:所詮、オヤジよりか同世代ってことですよね(笑)。
クリス:アルバム収録曲「ビリーヴ」が香港映画「ベルベット・レイン」のイメージソングになるそうだけど。 ボニー:香港の四天王といわれる人が出てるんですけど、ギャング映画ですね。映像とかすごく奇麗で、友情とかロマンの描き方も上手で、女性でも楽しめる映画です。 クリス:あと9月21日に、ボニピンさんがプロデュースするレーベル「ピンクスター」から、ロードムーヴィー風のドキュメント・ライヴDVDがリリースされて、例のバーニング・チキンが属するモペッツの最新作も、同じ日にそのレーベルからリリースされるんですよね。 ボニー:このバンド、カッコいいんですよ。いちおう今年来日を予定してるので、そのときに面白いことが出来るといいですね。 クリス:それからその同じ日、アルバムリリース日の9月21日には、渋谷AXで10周年記念ライヴがあるそうだけど。 ボニー:過去のシングルをガンガンやろうかなって思ってます。 クリス:そしてその後は、日本全国11本のツアーがあるってことですけど、またしても躍進の年になるわけですね。 ボニー:今年は倍働いて頑張ります(笑)。
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