Guest : RAUL MIDON
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新たな伝説のスタート!盲目の天才アーティスト、ラウル・ミドンがゲストで登場! 他では観ることのできない貴重な生演奏を披露してくれました。
ラウル・ミドンの生演奏はストリーミングでご覧いただけます。 TOKIO HOT 100 トップページのポップアップから。 (ポップアップをブロックしている方は以下のURLからどうぞ) http://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/staff/raul/
クリス:今日はヤバいですよ。今年、音楽業界が騒然とした盲目のシンガーソングライター、ラウル・ミドンさんがゲストで来てくれました。 今、アメリカのメディアでは「21世紀の巨匠」と呼ばれ、ジェフ・ベック、クインシー・ジョーンズも大絶賛。J-WAVE内でも人気が高く、スガシカオさん、トータス松本さんを始め、たくさんのナビゲーターが番組で大量オンエアしています。そしてTOKIO HOT 100でもアルバム「STATE OF MIND」から 同時に4曲がチャート内に入るという快挙も成し遂げました。 そんなラウル・ミドンさんですが、ニューメキシコ州出身ということですけれども、まずは幼少の頃のお話をお伺いしてみましょう。 ラウル:生まれつき目が見えなかったわけではなく、生後すぐ保育器に入ったときに、保育器の酸素の調節がおかしくて失明してしまったんです。 クリス:小さい頃から音楽を聴いていたんですか? ラウル:聴こえるものが音楽に聴こえたんです。車のワイパーの音、サイレンやクラクションの音、人の会話も音楽に聴こえることがありました。 クリス:最初に始めた楽器はなんだったんですか? ラウル:打楽器ですね。4歳ぐらいのときからテーブルを叩いてました。 クリス:パーカッシヴなギターのスタイルは、その頃が元になって生まれたんですか? ラウル:大学を出るまではこういうスタイルではありませんでした。卒業してニューヨークに行って、ニューヨークのラウンジバーでBGMを演奏をしていたんですが、お客さんになんとかして自分の曲を聴いてもらうためにテクニックを磨いたんです。それが今のスタイルを確立することの要因になりました。 クリス:それだけのテクニックを身につけるためにはとてつもない練習が必要だと思うんですが、どれくらい練習したんですか? ラウル:一番練習したのはハイスクールを出た直後ですね。毎日4時間から8時間ぐらい何年も練習していました。ギターを持ってないときも頭の中でバーチャルで練習していました。 クリス:盲目ということは音楽性にプラスになっていますか? ラウル:そんなことはないです。目が見えないということはやっぱりハンデで、例えばネックのポジションが飛ぶとき、目が見えるギタリストはネックについている印を見ながらやっていますが、目が見えないとまるで射的のように、何度も何度も練習して、その動きを筋肉の記憶(マッスル・メモリー)に閉じ込めなくてはならないんです。目が見えないことがプラスになったといえば、モチベーションを保ち続けることができたことですね。
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