2006年02月19日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : FRANZ FERDINAND


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武道館公演も大成功!UK若手ナンバーワン!
フランツ・フェルディナンドがゲストで登場!


クリス:今回はジャパンツアーで来日中。デビューからわずか二年半という短期間で、UKバンドとしてはもっとも早く武道館公演を達成させた、今、もっとも旬なバンド、フランツ・フェルディナンドから、ボーカルのアレックスとドラムスのポールが来てくれました。
まずはフランツ・フェルディナンドというバンド名について聞いてみましょう。
フランツ:みんな知っているように、第一次世界大戦勃発の要因となったサラエボ事件で暗殺されたオーストリア皇太子の名前なんだけど、なんでこの名前にしたかっていうと、リズムと音感がよかったということと、歴史的に見て、第一次大戦の要因にもなったけど、フランツ・フェルディナンドが暗殺されたことがきっかけで20世紀が始まったという、とてもエポックな出来事でもあって、バンドとして、なにか変化をもたらすというシンボリックな意味もあって付けたんだ。
クリス:フランツ・フェルディナンドはビジュアル面にもこだわりがあるよね。若者達の中にはフランツにならって、シャツをズボンに「イン」したりしてるようけど?
フランツ:(笑)人間の身体でもっともセクシーなのはヒップだから(笑)、やっぱりヒップを見せないとね。あと「イン」は体型がスリムじゃないとできないけど、ステージ上のボクたちは、痩せずにはいられないような動きをしているから、体型に関しては心配ないんだ(笑)。
クリス:髪型を変えただけで。女の子のファンから反対運動が起きたんだって?
フランツ:(笑)最初はファンの女の子が冗談半分でネットに「前の髪型に戻せ!」って載っけたんだけど、それが一万件の署名運動に発展しちゃったんだ。
クリス:どんな髪型にしたの?
フランツ:五分刈り。去年の今頃、シカゴに滞在しているときにギターショップを探してたんだ。そうしたらギターショップのとなりに床屋さんがあって、5ドルって書いてあるから、5ドルの散髪ってどんなもんかな?って試してみたらやっぱり最悪だった(笑)。自分でも気に入らなかったんだ。
クリス:独特なサウンドを持つフランツ・フェルディナンドだけど、どういうアーティストからインスパイアを受けた?
フランツ:ボクたちはカソリックなバンドで、初期のロックンロール、例えばハウリングウルフ、ビートルズ、デヴィッド・ボウイ、ロキシーミュージック、最近ではモノクロームセット、あとはパブリックエネミーなんかも聴いてきたんだけど、フランツをやる前に、打ち込みのバンドをやっていて、打ち込みのエレクトリックな音楽を生音でやってみたらどうなるんだろう?ダンスミュージックを生楽器でやってみたらどうなるんだろうってことでフランツを始めたんだ。だから今のフランツの音は打ち込みの技術からもきているんだ。
クリス:「DO YOU WANT TO」はTOKIO HOT 100で現在、ロンゲストエントリー(もっとも長い期間、100位以内にチャートインし続けている)を続けていて、さらにTOKIO HOT 100アワードのベストソング部門にもノミネートされているんだけど、他のノミネートソングをみてどう思う?
フランツ:マドンナの「HUNG UP」はすごく好きだよ。ABBAのオリジナルもいいんだけど、マドンナのバージョンはダイナミックでとても好き。自分たちに近いものを感じるんだ。
クリス:今後はどんな展開を考えている?次のアルバムの方向性は?
フランツ:ツアーが終わってからスタジオに籠るのではなくて、ツアー中でもスタジオに入るんだ。この前、オーストラリアのメルボルンでも三日間入って4曲レコーディングしたし。レッド・ツエッペリンもそうやって二枚目を作ったしね。物を創るというクリエイティヴな気持ちは止めないようにしていて、インスピレーションが湧いたらすぐにスタジオに入るよ。
クリス:アルバムはいつ頃出る予定?
フランツ:年内には出せないけど、時が熟したらリリースするよ。


番組恒例★ピンポンボックス

◎ 日本で受けたカルチャーショックは?
アレックス:原宿はすごいよね。原宿に行くと、地球上のすべてのサブカルチャーが凝縮されているよ。ルードボーイ系のショップに行けば、UKにもないようなオーセンティックな本物志向のものがあるし、メキシカンレストランの横にロックンロールの店があったりして凄いよね。いい意味で触発される街だよ。

◎ ここだけは他の人には負けない!
ポール:ドラム(笑)。ドラム以外だと、絵が得意で特に人の似顔絵が得意だね。スケッチブックも持ってはいるんだけど、一番良く描けるのはコースターの裏だったりするんだけどね。
クリス:学生のころ、教科書は落書きだらけ?
ポール:もちろん。びっちり描いてあるよ。





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