2006年09月10日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : CORNELIUS


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5年ぶりの新作「SENSUOUS」をいよいよリリース!
フロム中目黒、コーネリアスこと小山田圭吾さんがスタジオに登場。

クリス:今日のゲストの登場です。中目黒からこんにちは。なんとオリジナルは5年ぶりのリリースというコーネリアスこと小山田圭吾さんです。どうもお久しぶりです。
小山田:どうも。
クリス:前回出てもらったのが5年前ということで、すごいブランクが空いてますけど、この5年間は自分のお仕事というより、先輩方のお仕事のお手伝いが多かったですよね。(高橋)幸宏さん、細野(晴臣)さんのスケッチショウとか、坂本龍一さんのツアーでギターを担当されたりとか。
小山田:そうですね。それ以外にも割と年上の人と仕事をする機会が多かったですね。
クリス:年上の人というと、どれくらいの人たちですか?
小山田:だいたい50代ぐらい。
クリス:ほかはどんな人たちと仕事されたんですか?
小山田:元PLASTICS、MELONの中西俊夫さんとか、シーナ&ザ・ロケッツとか。
クリス:じゃあ70'S系アーティストに大人気だったというわけですね。
小山田:(笑)。
クリス:それから5年前に出てもらったときは、子供が生まれて、夜型から朝型になったといってましたけど、やっぱりパパになると生活もそうなりますよね。
小山田:朝型というよりかは昼型ぐらいですかね(笑)。
クリス:お子さんの成長は、自分の音楽にも影響を与えてますか?
小山田:そうですね。子供が生まれたっていうことだけではなくて、それによって自分の生活とか、経験することも変わってくるので、そういうことが音楽に反省されるっていうことはあると思います。
クリス:それでお子さんのお名前が「マイロ」。「コーネリアス」というのはご存知の通り、映画「猿の惑星」に出てくる知的なチンパンジーの博士の名前なんですが、その息子の名前が「マイロ」なんですよね。
小山田:そうですね。
クリス:それじゃ、奥様の名前も「ジーラ」に変えたとか?
小山田:(笑)。
クリス:「猿の惑星」がよほど好きなんですね。「BATHING APE」のNIGO(R)さんも「猿の惑星」をモチーフにしてますけど、「猿の惑星」の魅力ってなんなんでしょう?ボクもスゴく好きなんですけど。
小山田:自分が生まれた頃に作られた映画で、幼少の頃に刷り込みというか、トラウマになってるんでしょうね。エンディングのシーンとかスゴく残ってますからね。
クリス:私は音楽、サントラが好きですね。深層レベルに残りますね。
小山田:そうですね。

クリス:シングルの「MUSIC」ですけど、これまたずいぶんとストレートなタイトルですよね。
小山田:そうですね。
クリス:なんで「MUSIC」にしたんですか?
小山田:なんでですかね……。曲を作って鼻歌で歌っているときに、なんかそういうフレーズが出てきたんですよね。
クリス:曲を作るときは鼻歌から?それともトラックを先に作る?
小山田:まあ、やり方はいろいろあるんですけど、この曲は、普通の歌ものみたいなことを久しぶりにやってみたいなぁと思って、鼻歌で作ったんですけどね。
クリス:前作はどちらかというと自然音を使ってみたりしてトラックにこだわっていましたけど、今回はもっとストレートに、という感じですか?
小山田:そうですね。
クリス:そのアルバム「SENSUOUS」は10月にリリースされますが、テーマはありますか?
小山田:テーマですか?
クリス:「SENSUOUS」って英和辞典とかでみると「感覚的」とか「敏感」とか出ていますけど、英語のニュアンスだと、いい意味で「エロい」って意味があるんですよね。
小山田:(笑)はいはい。
クリス:そのあたりですか?
小山田:そうですね。感覚に敏感に訴えるというか。
クリス:気持ちいい感覚にってことですよね。気持ちよくないと「SENSUOUS」じゃないんですよ。
小山田:(笑)。
クリス:それからアルバム前にもう1曲シングル「BREEZIN'」が9月27日にリリースされますけど、これはジョージ・ベンソンをカヴァーするわけじゃないですよね。
小山田:(笑)そうですね。風が吹いている感じですね。


番組恒例★ピンポンボックス

◎今、自分の中で流行っているものは?
小山田:あんまりないですけど、最近はミュージシャンの伝記を読んでますね。
クリス:例えばどういう人の?
小山田:寺内タケシさんとか、シンセサイザーの冨田勳さんとか、ゴジラの曲を作った伊福部昭さんとか。
クリス:ちょっと変わったところですよね。ミュージシャンの伝記っていうと、ジミヘンとかジム・モリソンとかってイメージですけど。
小山田:そういうのを比較的読み終わって、今度は日本のものをちょっと読んでみようかなと(笑)。
クリス:寺内タケシさんの自伝ってどうでした?
小山田:寺内タケシさんのがいちばん面白いですね。
クリス:どういうところが?
小山田:話が。スケールがデカいんですよ。
クリス:寺内さんといえば、1950年代から弾いてますもんね。
小山田:エレキギターを発明したらしいですからね。
クリス:えっ!寺内タケシさんが?そうなんですか?
小山田:寺内さんらしいですよ。
クリス:レスポールじゃなくて?
小山田:違いますね。……らしいですよ。
クリス:特許とってたんですか?
小山田:特許はとってないみたいですけどね。
クリス:あらららら、カラオケと同じだ。日本人は革新的なものを作ると、特許をとるのを忘れちゃうんですよね。

◎ズバリ、エロスを感じるシチュエーションは?
小山田:エロス……難しいですね。シチュエーションですか?
クリス:まぁ、フェチとかでもいいですよ。ちなみに私はくるぶしフェチなんですけどね。
小山田:くるぶし?
クリス:奇麗なくるぶしにはたまらんものを感じますけどね。
小山田:あー、………あんまりないかな。なんだろうな。
クリス:自分で自分のことをエロい人間だと思いますか?それとも淡白な方?
小山田:あー、どうなんでしょう。………淡白かも。

◎もし一人だけ誰かに会えるとした、誰に会いたい?
小山田:会いたい……。自分の好きな人にはホントはあんまり会いたくないんですよね。
クリス:そうですか。歴史上の人物でもいいですよ。
小山田:……お婆ちゃんとか。いや、おじいちゃんですね。おじいちゃんに会ったことないんですよ。生まれた頃に両方とも亡くなっていたので、自分のおじいちゃんには会ってみたいですね。
クリス:どんな人だったんですかね?
小山田:いやぁ、会ったことないですからね(笑)。
クリス:どんな話をしてみたいですか?
小山田:………なんの話しましょうかね。


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