Guest : リリメグ(リリー・フランキー×安めぐみ)
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ベストセラー「東京タワー」のリリー・フランキーと癒し系タレント安めぐみ。 J-WAVEから生まれたこの噂のユニットが凱旋登場!
クリス:さあ、お待たせ致しました。今日のお客さまの登場です。もう本が売れまくっています、そして音楽にも進出というリリー・フランキーさんのユニット、リリメグです。 リリー:はい、こんにちは。とはいえ僕ひとりで来ました。 クリス:そうですよね。急遽、安さんが来れない、ということになってしまいまして。そのかわり、リリーさんには思い切り安さんの分も頑張って頂きたいと思います。 リリー:リスナーの方もクリスさんも、何かがっかりしたムードなんじゃないですか? クリス:いえいえ、そんなことありません。 リリー:「えっ、男だけ?」みたいな...。 クリス:楽しみにしていたリスナーのみなさんには申し訳ありません。でも先日、安さんと僕は対談でお会い致しまして、やっぱりあの通りの人ですよね。なんかほんわかした、マシュマロの様な。 リリー:そうですね、ちょっと動きの緩慢な(笑)。 クリス:そのあたりがイイ感じなんですけれども。で、リリーさん、凄いですね。「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」が200万部突破ということで、おめでとうございます。 リリー:ありがとうございます。 クリス:200万部っていったら今年のナンバーワンですよね。 リリー:ありがたいです。 クリス:ちなみにリリーさんは、この本の前にはエッセーとか小説とか結構書かれてたんですか? リリー:本はだいぶ出してるんですよね。これ(東京タワー)から書いたと思われがちな感じになってるんですけど。ま、自分で言うのもあれですけど、結構サブカルの中では売れてる方だったんですけど、これが特に売れすぎたもので、ほかが売れてないみたいな印象になってるのが、ちょっと今しゃくだなってのはあります。 クリス:なるほどね。他もちゃんとやってきたぞと、別にこれが処女作じゃないぞと。 リリー:まあ、みんながヒクくらいだしてますから。 クリス:そんないろいろな方面で活躍されておりますけれども、今回TOKIO HOT 100 初登場ということなんですが、いかがですか?リリーさんから「この番組に出たい」と要望していただいたということで、我々もとても嬉しいんですが。 リリー:ずっとJ-WAVEで深夜の番組をやっていたので、昼に来るってのはイイですね。 クリス:頭も夜モードじゃない感じでいいんじゃないんですか?いつもはどちらかというと結構大人な感じで夜モードですよね? リリー:今日みたいに起き抜けで来ると、ちょっと穏やかな感じですね。 クリス:J-WAVEでリリーさんはTR2という深夜番組を持っていらっしゃいましたが、そのときのゲストが安さんだったんですよね? リリー:まあゲストっていうか、2年半、アシスタントをやってましたからね。 クリス:最初はゲストじゃないんですか? リリー:最初はゲストだったんですよ。最初はゲストで、まあその当時は彼女も暇も暇なので、「来週も来ればどうですか」と。今でこそ「お嫁さんにしたい人一位」みたいになってますけど、その当時は海の幸とも山の幸ともね(笑)。 クリス:数多くいるグラビア系の予備軍のひとりだったと。 リリー:ちょうど知り合いの事務所に入ったばっかりで、「じゃあ毎週いらっしゃいよ、タダですけど」みたいな感じでね。 クリス:そうなんですか。で、そこで歌ってもらったら、なかなか歌えるじゃないかと。 リリー:台本もなにも用意してなくて、ずっとだらだら喋る生放送だったので、僕がギターを持って、ちょっと歌本を見ながら弾くっていうコーナーが始まりまして。だから活動自体は結構長くやってるんですよ。 クリス:最初はどうだったんですか?歌い始めの頃は。 リリー:「いい声だな」っていう印象が最初にありましたね。深夜に「ぼそっ」と歌う感じが良かったんですよね。
クリス:このリリメグの「おやすみ」という曲は、実は最初は12分の曲だったと聴きましたが。 リリー:ホントはもっと長くしたかったんですよね。アウトロを延々と聴いていたいっていうか、もう「おやすみ」ってこのまま眠りにつけるという...。 クリス:なるほどね。だから短くした分、途中のプロセスが飛んで、ドカンとサビが来て。 リリー:そうなんですよ。すごく特殊な構成になっていて、Aメロを繰り返しながら、サビが一回だけ出てくるという構成なんで、途中が抜けていると急に「コトン」と寝ちゃったみたいな。 クリス:なるほど。そうするとアルバムが出たときは12分バージョンもいれましょうよ。 リリー:片面一曲みたいのありましたよね。レコードでいうと(笑)。 クリス:で、作詞・作曲がリリーさん。名前がエルビス・ウッドストックなんですけど、やっぱりミュージシャン名はエルビス・ウッドストックなんですか? リリー:そうですね。今までも他の人に曲を書いたりするときに、まあ俺みたいにイヤラしいコラムとか書いてる名前が曲に付くと歌う人に迷惑がかかるのも嫌なんで、全部その名前でやってたんですけど。 クリス:なるほど。じゃあ、エルビス・ウッドストック=リリー・フランキーというのは、あまり表に出したくなかった? リリー:そうですね。まあこう喋ってると出てしまいますけど、しょうがないですね。 クリス:でも最初に僕が聴いたときの感想なんですが、安さんの歌声もそうですけど、リリーさんも、作曲家としても結構凄いと思って、リリーさんはなんでも出来るんだなって。 リリー:いい曲ですよね(笑)。 クリス:いい曲ですよ。この曲は、リリーさんはどういう風に発想したんですか?やっぱり「自分の理想のこういう女性が、家で待っていてくれると気持ちがいいな」そういうことなんですか?それとも他人に置き換えているんですか? リリー:一番最初の元になっている部分を今年の春ぐらいに作って、レコーディング直前に曲を書き足して長くしていったんですけど、この曲を作ってたとき、ホントにもうクタクタに疲れていて、肉体的にもクタクタに疲れて精神状態も悪く、「俺は誰からも愛情とか受けてない気がするな」みたいな、そういう一番人間の悪い状態っていうんですか?で、そういうこと考えているときに、もうこれは俺自身が俺を癒すみたいな感じになってきたんですよ。でも僕が思ってるくらいだから、そういうことを思っている俺と同い年の人っていっぱいいるはずだと思うんですよ。毎日すごく働いているのに、あんまり愛情を得ていない気がするっていう。そういうお父さんたちが居酒屋で飲んでいるときに、これがかかって、「お父さん頑張って、大丈夫だよ」と。 クリス:男はつらいよ、ということですよね。 リリー:逆に女の人でもね、こういう風に感じている人もいっぱいいると思うんで、だからラブソングって感じでもないんですよね。 クリス:ホントに大人の子守唄みたいな感じがしますよね。で、全編をプロデュースといいますか、作詞・作曲はもちろん、ジャケットのアートディレクション、PVも監督をされて、おまけに安さんの衣装もデザインしちゃったと。 リリー:メイクにもいろいろ注文をだしましたよ。 クリス:じゃあもう、完璧に安さんはリリー・フランキー一色に染まったと。 リリー:というか、今回の場合はね。今まで他の人たちのプロデュースというのもありましたけど、今回は自分もいますから、自分の好き放題するってのが、プロデュースですもんね。 クリス:なるほどね。じゃあ今回の安さんの化粧とか雰囲気というのは、完璧リリーさんの趣味? リリー:そうですね。そしてコンセプトの中では、二人は同じ世界にいないっていうか、僕がなんか普通にぼろぼろな服を着てギター弾いて、この人は完全に浮世離れしてどこかから聞こえてくる....。なのでちょっとギリシャ神話みたいな。 クリス:ちょっと寓話系な。 リリー:そう、その衣装で。
番組恒例★ピンポンボックス
◎リリーさんの弱点。リリーさんにとって恐いものは? リリー:う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん......恐いものねぇ......う〜〜〜〜ん......。 クリス:ない?これだけ考えてないということはない? リリー:今、早起きかなって思ったんだけど、起きてねえやって......。なんですかね?全般的に怯えているんですけどね。普段からオドオドして過ごしてるんですけどね。 クリス:そうですか? リリー:だからこそ、こんな辛気くさい曲も作るわけでね。明確に恐ろしいものっていうのは、どんどん無くなっていますよね。 クリス:幼少の頃の恐い思いとかは? リリー:それは身内が死んでしまったときとかでしょうね。 クリス:なるほどね。ほかに高所恐怖症とかは? リリー:それはありますよ。スカイダイビングをする人の気持ちがホントにわからない。 クリス:あー、ボクもあれはわからないですね。 リリー:バンジージャンプとか、ヤーヤー言いながらやる人の気持ちがわからないですね。
◎自分へのご褒美。最近買ったものは? リリー:そうですね。四〜五日前にギターを買いましたね。 クリス:なにを買ったんですか? リリー:テレキャスターのシンラインというサウンドホールの開いてるテレキャスターで、ちょっと古いヤツ。 クリス:ギターはたくさん持ってるんですか? リリー:最近ギターを買うのが好きで、なんでかというと、俺、あんまりギターが上手くないから、ギターを買うと上手くなったような気分がするんですよね。 クリス:そうですか? リリー:そうなんですよ。上手くなったような風味になるんですよ。 クリス:なるほどね。何本ぐらい持ってるんですか? リリー:だいぶ増えてきましたよね。でも置くところがなくて。
◎男のプライド。ここだけはほかのヤツには負けない! リリー:俺、プライドの部分っていうのは、かなり低いと思うんですよね。でも自分のプライドよりも美意識っていうんですか。自分の好きなものとか、自分が認めているもの、それは自分のモノじゃなくて別のモノでもそうですけど、そういうモノを汚されると、スゴく腹が立ちますよね。 クリス:なるほどね。 リリー:例えば安といっしょにラジオやってたときなんかも、(安は)一生懸命頑張ってやってきてる人なのに、いろいろイヤな思いをする仕事ってあるじゃないですか。そういうときにそういうヤツっているんだなって、自分のことよりも腹が立つし、そういう人に仕返しをしたいなって意味もありますよね。こういうCDを作ったりするのもね。 クリス:なるほどね。 リリー:作品を作るということのどこかに、そういう仕返しだと思っているようなところがありますね。自分の中の美意識を汚したものに、自分なりに復讐するってことですかね。 クリス:成敗するってことですかね。 リリー:自分なりにいいモノを作って、自分の美意識を汚した人に、ボブ・デュラン的に「どんな気がする?」って聴きたいですね。 クリス:♪How does it feel?ってことですね。
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