来日公演終了後に直撃！白熱のライブガチンコトーク！！

クリス：クリス・ペプラーをお送りしているTOKIO HOT 100、今日のゲストをお迎えしましょう。現在のダンスミュージック界でもっとも面白いといわれており、来日公演も大好評だったBASEMENT JAXXのお二人です。
フィーリックス：こんにちは。
サイモン：こんにちは。BASEMENT JAXXです。
クリス：はい、BASEMENT JAXXのお二人、フィリップスとサイモンに来ていただきましたが、実はTOKIO HOT 100には二回目なんですよね。7〜8年ぐらい前、当時はまだ西麻布のスタジオだったんですが、その頃に一度来てもらっています。で、木曜日、ZEPP TOKYOでのライブ、ボクも観に行かせてもらいましたが、スゴかったですね。
フィーリックス：お客さんがすごくよくて、エレジーもバイブスも高くて、日本でのライブはいつも楽しいんだけど、東京も大阪も今回は特に最高だったよ。
クリス：以前のBASEMENT JAXXはいわゆるDJユニットだったわけだけど、最近はライヴバンドの編成ですよね。
サイモン：最近はどんどん拡張してより冒険的になっているよ。ドラムスやホーンセクションも入ったし、今では12名のメンバーがステージに立っているんだ。
フィーリックス：最初に10人編成をお披露目したのはフジロックだったんだ。
クリス：３人の女性ボーカリストも恰幅もよくて迫力があるし、非常にファンキーでソウルフルなシンガーなんですが、中でもヴーラ・マリンガさんが歌った「HUSH BOY」なんですけど、今回のツアーでは、もともと演奏する予定ではなかったと聞きましたが？
フィーリックス：そうなんだ。最初、ライブの曲目には入ってなかったんだけど、日本のラジオでガンガンかかってるよと聞いて、じゃあやろうかってことで盛り込んだんだ。
クリス：イギリスでは「HUSH BOY」はそんなにヒットしなかった？
フィーリックス：「HUSH BOY」よりも「HEY YOU」という曲の方が認知されていたね。国が変われば好みも変わるんだろうね。
クリス：ライヴで「HUSH BOY」を演奏してたとき、かなりイケイケな水商売っぽい人たちがステージに登場して踊ってたけど、彼らはどこで見つけてきたの？
フィーリックス：自分たちでダンスチームを組んでいる連中で、レコード会社に自分たちが「HUSH BOY」で踊っている映像をDVDで送りつけてきて、「ぜひサイモンとフィーリックスの前で披露したい」って直談判してきたらしんだ。それでライヴの1時間前に、会場の狭い部屋でボクらに踊ってみせてくれて、それがとても面白かったんで出てもらうことにしたんだ。
サイモン：ヒョウ柄のプリントの衣裳が最高だったよ（笑）。

クリス：ニューアルバム「CRAZY ITCH RADIO」なんですが、架空のラジオ局をコンセプトにしていて、全曲を一気に聴くことが出来るようなキャッチーな名曲が揃っていますよね。そのアイデアはどこからきたんですか？
サイモン：あらゆるジャンルをやりたいので、そういったことをひとつのスタイルにまとめるにはどうしたらいいかなって考えたとき、「そうだ、ラジオをザッピングしながら聴いているようにしたらいいんじゃないか」って思いついたんだ。
クリス：例えばJ-WAVEを聴いててつまらないときに、「ニッポン放送でも聴いてみようか」ってことですよね（笑）。で、そういったジャンルレスなサウンドを創りあげるBASEMENT JAXX、音作りはどうやってるんでしょうか？
サイモン：ボクたちのプロダクション・スタイルは独特だし、わざとエキセントリックな音を入れているんだけど、去年、UKでシングルズ・アルバムを出して、自分たちのアイデンティティを強く出してみたよ。
クリス：例えばほかのグループは、自分たちのスタイルを持つけど?
サイモン：自分たちをひとつの型に押し込むようなことは必要はないよね。前進するためには常に好きなことをやった方がいいよね。

クリス：さて、グラミーも受賞したし巨大フェスでトリをつとめたりもしましたが、今後の目標は？
フィーリックス：宇宙旅行。宇宙から政治をやりたいね（笑）。
サイモン：オレは宇宙飛行士でいいよ。



☆番組恒例・ピンポンボックス

◎最近ムカつくことは？
サイモン：最近、彼女とうまくいってなくてムカつくんだ。オレのことリスペクトしてないんだよ（笑）。

◎今、一番カッコいいと思う音楽は？
フィーリックス：今、かかっているピンポンボックスのテーマソングはいいね（笑）。あと、スウィッチというアーティストとデイヴ・テイラー。それからARCTIC MONKEYS。飛行機でミュージックビデオを見てたんだけどスゴくよかった。あと最近よく聴いているのは、ジョン・コルトレーン。昔から大好きなんだけど、中でも「アート・オブ・ジョン・コルトレーン」というアルバムは、いつでも必ず舞い戻るアルバムだよ。それから最近では、ブート盤なんだけど、レゲエ・バージョンの「エレノア・リグビー」が面白かったね。ライブでもちょっとかけたんだ。


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