Guest : JOHN LEGEND
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来日公演も大成功!そしてスタジオで生演奏まで披露してくれた ミュージシャンズ・ミュージシャン、ジョン・レジェンドがゲストで登場!
クリス:はい、クリス・ペプラーがお届けしておりますサッポロビールTOKIO HOT 100。六本木ヒルズにありますJ-WAVEからお届けしていますが、それではここで素晴しいゲストをお迎えしております。次世代の音楽シーンを担う…とにかく凄いんです。JOHN LEGENDさんです。 ジョン:ありがとう。 クリス:実は2年くらい前に特番がありまして、JOHNが初来日のときだったんですけど、六本木ヒルズのアリーナでピアノを弾いてくれて、観客も60人か70人くらいしかいなかったんですよ。で、そのときに会場にいる皆さんにボクが「この人が次のグラミーウィナーだ!」って言ったんですよ。 ジョン:ノストラダムスみたいだね(笑)。 クリス:そして予言通り『ベストR&Bアルバム』『R&Bボーカル・パフォーマンス』『ベスト・ニューアーティスト』と3部門も受賞してしまって、グラミーを受賞するっていうのはどう? ジョン:すごく名誉なことだし、自分の音楽がより幅広く認知して貰えるのは嬉しいことだよね。 クリス:で、今回は東京国際フォーラム・ホールAでライブを行ないました。全部で16曲とアンコール2曲の計18曲を熱唱してくれましたが、日本の観客はどうだった? ジョン:すごいポジティブなエナジーを感じたよ。自分の音楽に対して多大な敬意を持って聴いていてくれている気がしたよ。 クリス:ボクも会場にいたんですが、JOHNが会場に現れて、声を出した瞬間に、空気がガラッと変わってしまうんですよ。それこそ本物とそうでないものの違いじゃないかなって思いました。 ジョン:バンドでドーンとスタートするんじゃなくて、ピアノの弾き語りでひとりで始めるライブは、今回のツアーが初めてだったんだ。 クリス:ちなみに、曲を演奏しているときはどんなことを考えているの? ジョン:まず集中してないとダメだよね。ただ観客とアイコンタクトをとることも大事だよね。 クリス:会場にいるかわいい子に? ジョン:いっぱいいたよ(笑)。それでリアリティがますます増すんだ。 クリス:ラストの「オーディナリー・ピープル」では、すごいスタンディング・オベイションだったよね。 ジョン:あの曲は、世界のどこに行っても、文化やスタイルを超越していろいろな人の琴線に響くので、いちばん最後にとっておくんだ。 クリス:どこの国でも観客のリアクションは同じ? ジョン:いや、そんなことはないよ。一緒に歌う国もあるし、日本だとみんあがじっと聴いてくれるよね。 クリス:そりゃそうですよ。ジョン様と一緒に歌うなんておこがましいですからね。汚しちゃならないという日本人の慎ましさですよ(笑)。 ジョン:南アフリカなんかは、すべての曲が大合唱になるんだ。5000人のコーラス隊っていうのもすごく面白いよ。
クリス:新作「ONCE AGAIN」について聞いてみたいんだけど。 ジョン:どこかのインタビューで、ファーストアルバムとセカンドアルバムの声が違うと言われたんだけど、実際にその通りで、今回、声的にいうと丸みを帯びたメロウな声になったんだ。 クリス:音楽の流行を追い求めるアーティストもたくさんいるんだけど、ジョンの音楽に対するスタンスは?単純にR&B、ソウルというジャンルで括ることは出来ないと思うんだけど。 ジョン:まさにその通りであって、ボクの場合はすべてのいい音楽は全部自分の範疇にあるというか、いわゆるジャンルといったような隔たりは持ちたくないんだ。すべての音楽をボクは受け止めているよ。 クリス:ちなみに好きなミュージシャンは誰? ジョン:もちろんスティーヴィー・ワンダー、ビートルズ、エラ・フィッツジェラルド、アレサ・フランクリン、マービン・ゲイ、それからジェフ・バックリー。 クリス:ライブを見ていると、ジェフ・バックリーに似ているところあるよね。ジャンルは違うけど。 大好きなんだ。たまにっぽくなってるかもね。あと作曲家としてもスティーヴィー、レノン、マッカートニー、それからフィオナ・アップルも大好きなんだ。あとローリン・ヒル、JAY-Zもすごく好きだね。 クリス:ホントに幅広いんだね。 そう。自分の音楽以外でもなんでも聞くんだ。ボクのiPodには9000曲も入っているんだ。 クリス:さて、ニューアルバムも出して、JOHN LEGENDの今後のスケジュールは? ジョン:しばらくの間は忙しいんだ。ツアーもたくさんあるし、グラミー授賞式もあるし、スーパーボウルのプリパーティでも演奏するからね。そして来年には新しいアルバムをリリースして…、だいたいこの2年ごとのペースをキープしていきたいね。今年中にもう一度アジアにも来たいんだ。 クリス:いつでも待ってますよ。今日はどうもありがとうございました。
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