Guest : BEN WESTBEECH with GILLES PETERSON
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UKのカリスマDJ、GILLES PETERSONが新たに立ち上げたレーベル「BROWNSWOOD」から 要注目アーティストBEN WESTBEECHが登場!!
クリス:クリスペプラーがお届けしているサッポロビール・TOKIO HOT 100。六本木ヒルズ森タワーJ-WAVEのBスタからお送りしていますが、ここで本日のゲストをお迎えしましょう。ジャイルス・ピーターソンのお墨付き、UK、注目の新人さん、ベン・ウエストビーチさんです。ようこそ、日本へ。 ベン:ありがとう。日本に来たのは初めてだけど、素晴らしいね。 クリス:はい、そしてベンさんは、UKのBBCラジオのパーソナリティで、世界的なトップDJであるジャイルス・ピーターソンさんが認めた逸材ということで、今日はスタジオにスペシャルゲストとしてジャイルスさんもお迎えしています。こんにちは、ジャイルス。 ジャイルス:はーい、クリス。 クリス:ジャイルスさんは、J-WAVEでレギュラー番組も持っていますよね。そんなわけで、まず最初はジャイルスさんにベンさんのサウンドを聴いた第一印象から聞いてみたいんですが。 ジャイルス:最初に聴いたときから、掴みはOKだったね。とにかく北ロンドンでは、ものすごくブレイクする音になると思うよ。 クリス:最初に聴いたのはどういうきっかけで? ジャイルス:最初はガールフレンドから「もの凄い人を発見したのよ」っていわれて車の中に引き込まれたんだ。車の中に引き込まれたから、なにか別のことを期待したんだけど、変なことはされず、そこでベン・ウエストビーチの曲を聴かされ、そこでもう惚れたんだ。 ベン:そのガールフレンドは、どのガールフレンド?(笑) ジャイルス:ベッキー・レッグスという子だよ(笑)。
クリス:20年選手のジャイルスさん、アシッド・ジャズ、トーキング・ラウドに続いて立ち上げた第三のレーベル「BROWNSWOOD RECORDINGS」についてきいてみましょう。 ジャイルス:レーベルは三つ目じゃないんだ。ほかにもレーベルはあるんだけど、それらが成功してないからみんな知らないんだよ。 クリス:そうなんですか。それでその「BROWNSWOOD RECORDINGS」からのファーストアルバムがベンさんのアルバムになったわけですが、ベンさんは実はチェロ奏者として、オーケストラにも在籍していたそうですけど、どうやってこのクラブシーンと関わりを持つようになったんでしょうか? ベン:そう、昼間は声楽隊とかオーケストラでいろいろやってたんだけど、夜はDJをやってたんだ。 クリス:いくつの頃から? ベン:12歳の頃から。 クリス:12歳!その頃はどういう曲をかけてたの? ベン:ヒップホップとかジャングルとか。でもボクにとって音楽というものはすべて必然なので、いいモノはいいという判断だけで、とても自然な状況だったんだ。
クリス:今回、東京ではクラブでライヴを行ないますが。 ジャイルス:ベンはライヴを初めてまだ一年も経ってないんだ。それがUKのみならず、ヨーロッパをまわってこうやって東京でもライヴがやれるだなんて信じられないよね。今年の夏はいろいろなフェスティバルにも呼ばれているし。 ベン:まるで親ライオンが子ライオンを谷に落とすみたいに、プールのイチバン深いところに落とされた気分だよ。でもそれを無理に泳いで、バンドもまとめて、ずっとプレッシャーと戦ってきたんだ。でも結果的にそれがすごく良かったんだと思うけどね。
クリス:ベンさんのニューアルバムはJ-WAVEでかかりまくっていますが、ところでドラムンベースのシーンは、再び盛り上がってる? ベン:う〜ん、盛り上がっていることは盛り上がっているけど、けっこう雄中心だよ。ちょっとノイジーで野蛮?な感じかな。 ジャイルス:でもやっぱりドラムンベースの存在はしっかりしているよ。 クリス:ところでアルバムを制作する際に、ジャイルスはアドバイスをしたの? ジャイルス:いや別に。自然体でやってもらったよ。あまりナニかをいわない方がいいでしょ? ベン:ボクはナニかいわれるのが苦手なんだ。 ジャイルス:そうだよね。なにかいってもまったくいうこと聞かなかったもんね。「カントリー・ウエスタン」にしろとか「BOYZ II MEN」のカヴァーをやれとか(笑)。 ベン:そういう意味でジャイルスと一緒にできたのはよかったよ。 クリス:ベンさんのすごいところ、スペシャルなところってどんなところ? ジャイルス:まず声が素晴らしい。パフォーマンスも素晴らしいし、曲もかけるしプロデュースもできる。なにはともあれ、彼は安いんだよ(笑)。そこが素晴らしいね。 ベン:(笑)。
クリス:今後の予定は? ベン:ライヴの予定がいっぱいでスケジュールがパンパンだよ。 クリス:ジャイルスは? ジャイルス:DJとしてのパーティがたくさんあるのと、THE HERITAGE ORCHESTRAとベンをあわせて、コンセプトアルバムを作ったら面白いんじゃないかなって思ってるんだ。それからホセ・ジェームスっていうボーカリスト、そしてソイル&ピンプ・セッションズ……なにか面白いことはできないかなと考えてるよ。 クリス:すごく楽しそうだよね。 ジャイルス:やっぱり人々は新しくて面白いものを聴きたい、吸収したいんだと思う。みんな音楽に対してハングリー、貪欲なんだよ。だから面白い仕事をどんどんやっていかなくちゃね。
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