2008年09月28日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : アンジェラ・アキ


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秋だけに...。アンジェラ・アキ! 満を持しての新作を語る!


クリス:平井堅さんがアンジェラさんの大ファンで、最近、モノマネをやってるそうですね。
アキ:モノマネまでしていただいて、恐れ多いですけど、ファンかどうかは(笑)。でも嬉しかったですね。
クリス:で、平井さんとアキさんはお互いにジョイントしても反りが合うとは思うんだけど、実はマキシマム ザ ホルモンとも、反りが合うということがわかったんだって?
アキ:そうなんですよ。私、2〜3年ぐらい前からマキシマム ザ ホルモンが大好きで、テレビで見てて「この人たちはスゴい!」って思ってたんですけど、実際に夏フェスでお会いして、生で観て、さらに感動して、「もう素晴らしい!」って。そうしたら、ベースの上ちゃんが、私のCDを全部持っててくれたりして。
クリス:それは意外ですね。彼らはけっこうハード系で、普通にレッチリ・フリークって感じだけど?
アキ:そうなんですよ。でも私の方はマキシマム ザ ホルモンみたいな音楽を通ってきていて。
クリス:わかりますよ。メタリカとか通ってますよね。
アキ:わかる?メタリカ大好きなんですよ。マジで?嬉しい。クリスさん、わかってくれて。
クリス:それはわかりますよ。
アキ:だから夏フェスのときも、ピアノ弾き語りなんだけど、ホルモンの4人がステージの袖でずっと観てくれていたので、もっと立ってピアノ弾いて、エルボしたくなったりして。かなり激しいライヴだったんですけど。
クリス:ヘッドバンギングしてるよね。弾いてるとき。
アキ:してる、してる。でもホルモンみたいなバンドを観てると、すべて発散できるので、交流できて嬉しかったですね。
クリス:でも面白いですよね。ホルモンがアキさんのソフトな部分、アキさんがホルモンのハードな部分を互いに刺激して、対局同士がぶつかることで第三のアイデンティティが生まれるっていうのは。
アキ:うまくいっていただきました。ありがとうございます。

クリス:新曲の「手紙〜拝啓15の君へ」は、15歳のアンジェラから30歳のアンジェラへの手紙が歌詞になってるけど、ホントにその手紙ってあるんでしょ?
アキ:あるんですよ。私が10代のときに30歳の自分に宛てた手紙を書いて、母に託してたらしいんですね。そうしたら去年30歳になったときに、母が送ってきてくれたんですけど、私はすっかり忘れてたから、ナニナニ?って開けてみたら、「30歳のアンジェラへ、お元気ですか?」で始まって、当時の悩み、葛藤、苦しみとかが7ページにわたって書いてあったんですよ。
クリス:7ページ、全部不平不満?
アキ:9割が悩み。1割ぐらいが将来のこととか、「これを読んでる自分はナニしてるんだろう?」ってことだったんだけど、読み終わったときに心が疲れてしまって、かわいそうだなって。
クリス:当時の自分がね。
アキ:で、あのときの自分にちょっといいたいことがあるなぁと思って、もし返事を書くとしたら何ていうんだろうってピアノに向かったら、この歌がすっと出てきたんですよ。
クリス:なるほどね。
アキ:ちょうどNHKの合唱コンクールの課題曲を作ってくださいっていう時期だったんで、やっぱり中学生が歌う曲を大人の目線で書くと上から目線になってしまうんじゃないですか。
クリス:あー、アンジェラ・アキのマイウエイになってしまうと。
アキ:そう。だからそうなってほしくないと思ってて、どうやったら同じ目線で書けるんだろうって悩んでたから、中学生にっていうより、当時の自分に返事を書けば、同じ自分だから歳は違ってても同じ目線で話せるなぁって。
クリス:もう完璧じゃないですか。
アキ:すべてが奇跡的に、運命というか。
クリス:そういうときは一瞬にして書けるんですか?
アキ:一瞬でかけましたね。
クリス:もうこの話は映画にできますよね。でもこの曲を聴くと、アキさんの今の強さがわかりますね。
アキ:(笑)葛藤?でもあの手紙を読んだら、私こんな暗い人だったけって。あまりにもすべてに負けそうになってて、「消えたい、消えたい」って言葉が何回も出てきて、友達や親にいえないことを、未来の自分に託したんですよね。でもなんで20歳じゃなかったんだろうって。20歳だと近すぎるって思ったのかもしれないですね。
クリス:その手紙、封はしてあったんですか?
アキ:封、してなかったです。母に手紙のまま渡したんだと思います。よくそれを十何年も取っておいてくれたなぁって。
クリス:今度読ましてくださいよ。


番組恒例☆ピンポンボックス

◎ 最近大声出した?
アキ:よく大声出してますけど、ちょっと酔って気持ちよくなると、大声で歌いながら家に帰るみたいですね。
クリス:私も定かではないんですか、よく歌ってるみたいですね。気持ちいいんですよね。で、どんな歌を歌ってるんですか?
アキ:よく大声で歌ってるのが大塚愛ちゃんの曲ですね。「チューリップ」を大声で歌うと最高ですよ。ポイントは「アハ〜ン、アハ〜ン」のところです(笑)。

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