Guest : ハナレグミ
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アルバムリリース&FUJI ROCKも出演決定!梅雨のなごみトーク
クリス:今回のアルバムは、SUPPER BUTTER DOGを正式に解散してから最初のアルバムですが、これまではバンドと並行してやってたんですよね。 永積:そうですね。 クリス:どうですか?バンドが完全にフィニッシュして、ハナレグミ一本になったということで心境の変化はありますか? 永積:作り始めるときはそんなに影響ないかなぁと思ってたんですけど、やっぱりやっていくうちに、自分は半分はバタードッグで半分はハナレグミをやってというバランスを自然にとってたんだなぁということに気付きましたね。ハナレグミでは静かなもの、フォーキーなものとかをやって、バタードッグでは踊らせたりとか、みんなを笑わせるような音楽という、その両面が自分にとってはど真ん中なんだなぁって改めて気付きました。 クリス:そうすると、SUPPER BUTTER DOGで培ったものは、これからのハナレグミに反映されていくのかな? 永積:そうですね。そうだと思います。
クリス:愛という言葉がよく出てきますけど、愛に執着するポイントは? 永積:なんでしょうね?今まで「愛」という言葉をそんなに使わないようにしていたっていうか、「愛」ってなんだろうなっていうのがずっとあったので、歌詞で簡単に「愛」って使うのは逃げちゃうような気がして使えなかったんですけど、今回「光と影」を作ったときっていうのは、ちょうど自分もバンドを解散してナイーブになっていったときで、秋葉原で大きな事件も起きて、世の中のことが自分のからだの中で起きているような気がして、すごく落ち込んだりとか、逆にハイになったりとか、そういう時間がすごく多かったんですね。そういう中であの曲を作ったんですけど、「愛」って言葉は華やか泣ことばかりではなくて、命が短くなってしまうような、いろいろな陰影を含んでいる言葉なんじゃないかなってことに気付いて、そういう言葉だったら、今、言い切ってみたいなと思って。そのグラデーションを感じたら、やっぱりすごくいい言葉だなと思って、今回使ってみたいなって。 クリス:なるほどね、その言葉の表層ではなくて、根源にある部分に納得できたってことですよね。
クリス:今回4年ぶりのオリジナルアルバムのリリースですけど、リリースのない間は、「弾きが旅」っていうのをやってたんですよね。 永積:そうですね。 クリス:いろんなとこ回ってたんでしょ? 永積:普段、ライヴで行けないような場所、例えば種子島とか奄美だったりとか、そういうところの友達がやってるお店とか、泊まっている民宿の屋上とか、たった一人で旅をしながらライヴをやってましたね。 クリス:そういうのは無償、ノーギャラで? 永積:それはあのー、ザルとか持ってって(笑)。 クリス:投げ銭ですか? 永積:そういうのをやってみたかったんです。そうすると、地元のおっちゃんとかおばちゃんとか、普段、ライヴを聴かないような人が来て、「あんたいいねぇ」とか言ってくれたりとかして、病み付きになってやってたんですよ。 クリス:なるほど、知らない人がお金くれるんだ。 永積:そうなんですよ。沖縄でやったときも、基地の外国の女の子が来て、「あんたの声、セクシーね、センキュー」とか言って20ドルくれたりとか(笑)。 クリス:20ドルとかすごいですよね。 永積:そうですよね。でもたまに中には5000円とか1万円とかくれたりとか、お金はくれないけど、興奮した女の子が「今日はサイコーだった!」っていって、上半身ハダカになった子がいましたよ。 クリス:ウソ!どこで? 永積:種子島で。めちゃくちゃ食いつきいいじゃないですか! クリス:そりゃ食いつきますよ。脱ぐわけ? 永積:そう。「ちょー気持ちよかった!イエー!」とかいって。でもそういうとき男が試されるじゃないですか。そういうときになって言ったらいいんだろうと思って、一瞬で考えて出た言葉が「へぇー」だったんですよ。 クリス:「へぇー」かぁ。 永積:「へぇー」しか言えなかったんですよ!
番組恒例☆ピンポンボックス
◎ 父親と自分の似ているところは? 永積:あー父親とオヤジが似ているところ…。 クリス:父親とオヤジじゃなくて、自分とお父さんね。 永積:(笑)そうですね。えーっと、せっかちなところですかね。父親もボクも麻雀をやるんですけど、捨て牌を早くしててくれないとイライラしちゃうんですよね。あとクルマで出かけるときに、こっちはもうクルマで準備しているのに、ほかの人がなかなか出てこないと、イライラしますね。 クリス:待ってるのがイヤなんだ。じゃあ行列のできる店とかダメ? 永積:ぜったい、行けないですね。ぜったい無理です。
◎ 最近、はまっている有名人は? 永積:誰だろ?んー。 クリス:誰かいないですか?お笑い芸人でも誰でもいいんですけど。 永積:えーっと、ちょっと前ですけど、ASAとかすごく好きでしたね。初めて聴いて感動して、タワーでインストアやるっていうんで、観にいったんですよ。 クリス:ASAはどこがよかったんですか? 永積:声がすごくよかったのと、メロディもきれいだったんですね。ボブ・マーリィにも通じるような…。 クリス:直接会いました? 永積:ちょこっとだけ。でもすごくシャイなコで、日本のなにかをプレゼントしたいなぁと思って、荒木経惟さんの「さっちん」という写真集をプレゼントしました。昔の団地に住んでいる鼻垂らしの男の子写真集なんですけど、日本にもこういうコがいますよって、教えたくて。
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