2009年08月30日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : KREVA


★[Photo GALLERY]ボタンをクリックするとその他の写真が見れます。


ソロデビュー5周年!ニューアルバム「心臓」を持ってKREVAがスタジオに生出演!

クリス:最近、ユニークなことやってましたよね。思わず「代理店かっ!」とツッコミましたよ。
KREVA:(笑)。
クリス:説明すると、7月8日にリリースしたシングル「赤」が、CD、CD+DVD、着うた、着うたフル、PC配信などで、実際どう売れるのか、セールスの割合を、日々WEB上で発表!題して『CHOICE IS YOURS!! 選ぶのはキミだ!』っていうプロジェクトでしたが、こういった調査をしようと思ったきっかけはなんだったの?
KREVA:きっかけは…、今年の活動の始まりが1〜3月の連続配信だったんですね。やったことなかったんでやってみたんですけど、配信をやってみたら、配信用のマスタリングとか、いろいろ新しい作業が必要になってきて、それがすごく面倒くさかったんですよ。一生懸命音源作っても、配信する会社によって音質が変わっちゃうから困ってるんです、なんて話もあって、はたしてこの作業は必要なの?ってことになったんですね。
クリス:エンドユーザーにどう伝わるのかわからないってこと?
KREVA:必要なのかどうかわからないこと、意味があるのかどうか分からない作業に燃えられないじゃないですか。どういうモチベーションで望んだらいいかわからなかったんで、つぎの作品では面白く作業に望めるように、自分たちが楽しめるようにこれを考えつきました。
クリス:なるほどね。で、結果はずいぶん音の聴かれ方が変わってきてますね。
KREVA:配信が強いのは予想してましたけど、6割ぐらいですよね。ビックリしました。最近、みんな先行配信ってやってますけど、逆なんじゃないかなって思って。先にCDをリリースして、配信が後のほうがいいんじゃないかなって(笑)。
クリス:でもこれは代理店も大注目の企画でしたね。だいたいこういう内部資料は普通出さないもんね。
KREVA:みんなで盛り上がれればいいんじゃないかなってやってみました。
クリス:KREVAってこういう誰もやってないことをやることが多いよね。
KREVA:楽しんでいこうとすると、結果そうなることが多いですね。

クリス:KREVAの2年ぶりのニューアルバム「心臓」が、クレバの日、9月08日にリリースになりますが、KREVAにとって、これが売れなかったら辞めてもいいという作品だそうですね。
KREVA:辞める。もう辞める。未練なし(笑)。
クリス:作るのは大変だった?
KREVA:今回はひとりでアレンジをじっくりやって、ひとりでレコーディングしたんで、大変だったけど、楽しかったです。
クリス:じゃあ渾身の作なんだ。
KREVA:そうですね、売れなかったら辞めます(笑)。
クリス:で、ソロデビューしたのが2004年の9月8日でちょうど丸5年なんだけど、節目って感じ?
KREVA:5年でようやくここまで来れたかて感じですね。やっとミュージシャンらしくなってきたかなって。


番組恒例☆ピンポンボックス

◎突然、休みがもらえたら、どこに行きますか?

KREVA:楽器屋さんに行きたいですね。
クリス:楽器弾くの?
KREVA:弾かないですけど、ツアーが始まるので、新しいいい機材を揃えて、旅先でも曲が作れるようにしたいですね。
クリス:ここ数年、パソコンでできるようになったので、楽になりましたよね。
KREVA:そうですね。パソコンの中を充実させてこうかなって。
クリス:あと仕事以外では?
KREVA:仕事以外だと、本棚が欲しいですね。引っ越して以来、本が段ボールに入ったままなんですよ。それだと運気が下がるそうなんで、本棚に並べてみたいですね。たいした本は無いんですけど。
クリス:あー、僕もそうなんですよ。軽い引っ越しをして……、運気下がりますね。だからか〜。
KREVA:本棚買いましょう!

◎歴史上の人物に会えるとしたら?

KREVA:お母さん方の先祖に会ってみたいですね。藤原家から「藤」の字をもらって分家した武将で、伊達政宗の家臣で、大阪冬の陣で亡くなったそうなんですけど。
クリス:けっこうすごい家筋ですね。
KREVA:そうなんですよ。どういう死に際か見てみたいですね。
クリス:それは見たくないなぁ。
KREVA:戦っているところを見たいですね。

◎ 自分の性格で直したいところは?

KREVA:直したいところかどうかわからないんですけど、基本的に天の邪鬼なんですよ。誰かがやってるともういいやって。
クリス:人がやってないことをやりたいんだよね。
KREVA:そうなんですよ。でもみんながやっててもいいことはいいんで、素直に楽しめるようになりたいですね。


ニューアルバムのリリースにあわせてスペシャル・ライヴが決定!
J-WAVE KREVA SPECIAL LIVE「心臓」 ROUND ZERO
J-WAVEが主催する一夜限りのプレミアムライヴ。
9/4「TOKYO UNITED」でラストチャンス!
またJ-WAVEのサイトで、KREVAに歌ってもらいたい曲&メッセージを募集中!

詳しくはオフィシャルサイトで!



Photo Gallery

Guest : BEASTIE BOYS


★[Photo GALLERY]ボタンをクリックするとその他の写真が見れます。


マイクD、アドロック、MCA、永遠の悪ガキ3人組!
ビースティ・ボーイズへの独占インタビュー!

クリス:現在、MCAの病気療養のため、活動を休止中ビースティ・ボーイズですが、休止前の今年の5月、ニューアルバムを持って来日しました。そして日本の一部のメディアに新作を披露してくれたんですが、そのときのTOKIO HOT 100、独占インタビューの模様をお送りしましょう。
まず、新作『HOT SAUCE COMMITEE』は、ラップ入りのアルバムとしては2004年の『To the 5 Boroughs』以来5年ぶり。アルバムを作るにあたって、最初はどんな感じでスタートしたんでしょうか?
ビースティーズ:はじめアルバムのコンセプトなどを話し合ったときは、かなり早く制作ができるだろうと思ってた。そして作ったは作ったんだけど、そのほかにアルバムが2枚作れちゃうくらいの曲が出来たんだよね。だからちょっと時間がかかっちゃったんだけど、ようやく完成したのが、今回の『HOT SAUCE COMMITEE』なんだ。僕らはHIP HOPをベースに育ったHIP HOPラバー。そしてそれと同時に、いろいろな音楽も聴いてきた。だから自分たちが作るものに、いろいろな事を織り交ぜて、新しい事に挑戦し、面白いものを作りたいと思っているんだ。
クリス:インタビューにはあまり真面目に答えてくれない3人が、珍しく真面目に話してくれてビックリです。では新作のアイディアやコンセプトについて、<ビースティ流>に語ってもらいましょう。
ビースティーズ:「タイムトラベル」「Space Travel 宇宙旅行」「Space Ship 宇宙船」みたいな感じかな。「Generational 世代の...」っていうか、未来にある自分たちの時間、人生……それと同時に過去の時間が一緒に交わっているという感じ。まあ、過去にいる僕たちが未来にいるというって言う事さ!
クリス:彼ららしい掴みどころのない答えですが、「過去にいる自分たちが未来にいる」ということ。つまり、1980年代から今まで、自分たちがやってきたことの上に、「2009年のビースティ・ボーイズがある!」ということでしょうか?
で、1986年、ビースティーズの1stアルバム『Licensed To ILL』が、ラップ・アルバムとして初の全米NO.1を獲得したわけですが、ビースティーズは、もともとHIP HOPグループではありませんでした。グループ結成28年目ですが、はじめはどんな音楽やってたんですか?
ビースティーズ:ハード・ロックバンドだよ。いや、ハード・ロックじゃなくて、ハードコア・パンク・ロック・バンドだよ。最初はどちらかっていうと叫んでたね。だけど、僕らはHIP HOP、ラップは好きだった。だから、たまにライムをしてみたりしてたけど、それがバンドの重要な要素じゃなかった。高校時代はパンクロックばっかりだったけど、NYで育つと、地下鉄とかで「カセット・テープ」を聴いている人がいるからね。HIP HOPが出て来てすぐだったかな。僕は、パンクロックが好きだったけど、レゲエやダブも好きだったからHIP HOPを聴いた瞬間「これだ!これがはまる!」って感じでHIP HOPに惚れ込んだんだよね。
クリス:そんなグループ結成から28年目。長くやっていると、解散したり休止したり、いろいろな問題も発生しますが、30年近く3人を結び付けているものは、なんなんでしょうか?
ビースティーズ:僕たちをひとつにしてるもの…。それはお金と契約書かな?数年前にひどい契約書にサインしちゃったんだよね。それが3人をひとつにしてるな。あと僕達は、お互いにとても正直な殴り合いの喧嘩が出来るんだ。普通、喧嘩したいと思う人なんて身近にいないと思うけど、僕ら僕らにはすべてを話せる。だから一緒にいれるんだよね。
クリス:40歳越えの悪ガキ3人組なんていわれていますが、実は「チベタン・フリーダム・コンサート」のオーガナイザーをやっていたり、前作ではブッシュ政権をリリックで直接批判していたり、オバマ政権誕生への積極的な支援を行ったり、メッセージ性はかなりしっかりしています。で、実際にオバマ政権になって、アメリカはかなり変わったようですが、その辺のことをちょっとマジメに聞いてみました。
ビースティーズ:そうだね、本当に一瞬にしてすべてが変わったよ。「instantly things have changed」。この8年間、僕らはとても恥ずかしかった。そして、新しい大統領になった瞬間、そういう事がなくなった。民主主義が作用しているという事が確認できるというのは、とってもいい事だよ。前任のときとものすごい差だよ。そして僕たちにも感謝してくれるのはとても素晴らしいね。僕たちなしじゃありえない!(笑)
クリス:ブッシュが嫌いで、オバマを応援していたビースティ・ボーイズ。「大統領選挙に行こうキャンペーン」に積極的に参加し、本人達曰く「俺たちがいなきゃオバマの当選はなかったぜ!」くらいな大きなこと言ってます(笑)。


MCAの癌発覚で急遽、活動を休止していたビースティ・ボーイズ。もちろんアルバムのリリースも延期していたんですが、幸いにして、MCAの術後も順調とのことで、近々、動き出すことでしょう。新作『HOT SAUCE COMMITEE』に、どうぞご期待ください!



Photo Gallery