Guest : Underworld
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3年振りの登場!ダンスミュージック界のドン、UNDERWORLDのカール・ハイドが登場!
クリス:5月には新曲『Scribble』をいきなりフリーダウンロードにしましたけど、なぜそうしたんでしょうか? カール:新しい試みだったけど、「UNDERWORLDがまた戻ってきた」ってことを多くの人に知ってもらうためだよ。 クリス:ある意味、インヴィテーションですよね? カール:そうだね。パーティのインヴィテーションだね。名刺でもあるし。 クリス:3年振りになったわけですけど、3年間なにしてました? カール:ずーっとワールドツアーをやってたよ。その間、次のアルバムの曲もつくりながらね。 クリス:どんなアルバムになりました? カール:クラブっぽいサウンドだね。ちょっとルーツに戻った感じだよ。 クリス:その9月発売のアルバムタイトルは『Barking』=「吠える」ですが、どこから来たんですか? カール:実はエセックス州の街の名前なんだ。あとは犬が吠えるってイメージもあるし。UNDERWORLDは犬をモチーフとしてよく使うんだよ。 クリス:サウンドを作るときによくヴィジュアルが見えるっていいますけど、今回はどんなヴィジュアルが見えましたか? カール:今回は明るい、陽な光が見えたね。
クリス:今回のアルバム、80年代っぽいポップさがありますが、そういう意識をしましたか? カール:そうそう。僕らのルーツにはジャーマンテクノだったり、80'sエレクトロやニューウェーヴなので、そこに戻ることが原点回帰でもあるし、コンテンポラリーというか、今の時代では新しかったんだよね。 クリス:今回は共同プロデューサーを全曲で招いてますが、それはどうして? カール:これまではリックがプロデュースしてたので、はじめてのことだったんだけど、リックもジャムセッションみたいにとても楽しんでいたよ。 クリス:なんでそういうことしたんですか? カール:今までリミックスを依頼して、出来上がってきたのを聴くと「オリジナルよりいい!」というのがよくあって、だったら最初からリミキサーと一緒にやればもっといい作品になるんじゃないかと思ってやってみたんだ。とても面白かったよ。
クリス:今度、日本でもペインティングの展覧会をやるけど、ペインティングは昔からやってたの? カール:70年代に5年間ほどアートスクールに通ってたんだ。ただその頃は音楽やビデオインスタレーションのほうが中心であんまりペインティングは書いてなかったんだけど、5年ぐらい前からペインティングをやることが多くなったんだ。日本がインスピレーションの大きな源になってるよ。 クリス:音楽を作るときはヴィジュアルが見えるって言ってたけど、絵を描いているときは頭の中に新しい音がなるの? カール:いや、それはなくて、ラジオを聞いたりスポーツ中継を聴きながらリラックスして描いてるよ。絵を描くのはバケーションというか、休憩のようなものでリセットする行為だったりするんだ。だからそこはうまく使い分けてるよ。
番組恒例★ピンポンボックス
◎最近読んでよかった本は? カール:パティ・スミスが書いた自伝なんだけど「JUST KIDS」という本で、これまで読んだ本で一番よかったよ。はじめてニューヨークに来た時の話、ロバート・メイプルソープと出会った話、チェルシーホテルでの話など、彼女の人生の全てに関する本だよ。
◎小さい頃の夢は? カール:みんな消防士とかいろいろいってたけど、自分は将来についてまったくわかってなかった。気がついてたらバンドをやってたんだ。15歳ぐらいの時に進路指導で先生に将来を聞かれたとき、」バンドをやってミュージシャンになりたい」っていったら、先生に「なかなかきびしいから、辞めたほうがいいよ」っていってたんだけど、結果的にその先生は間違ってたね(笑)。
カール・ハイドのソロエキシビジョンは8月25日から! そのほか最新情報はオフィシャルサイトでチェック!
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