Guest : 阿部真央
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シンガーソングライター・阿部真央が登場! 若きロックDIVAが今伝えたいこととは?
クリス:前回出演してもらったのは約1年前でその時はちょうど成人式を迎えた時期だったんだけど、大人になってからの1年はどうでしたか? 阿部:何にも変わらないですね(笑)。 クリス:でも、お酒が飲めるようになったわけでしょ? 阿部:私、お酒苦手なんですよ。 クリス:うそ!?お酒に強そうに見えるけどね。 阿部:それはよく言われるんですけど(笑)、すぐ顔が真っ赤になっちゃうんですよ。 クリス:女性ロックアーティストはだいたいみんなお酒強いんですけどね。 阿部:だからなかなか友達の輪も広がっていかないんです(笑)。
クリス:昨年末、喉を痛めてしまったそうですね? 阿部:そうなんです。去年、ツアーを最後に4ヶ月ほど療養させてもらいました。1月に手術もして、今は完全に回復しました。 クリス:その後、歌い方を変えたりしたんですか? 阿部:今、変えている途中なんです。なるべく喉に負担がかからない発声法を身につけるために練習しています。その為に、アメリカ・ロサンゼルスに行ってボイストレーニングも受けてきたんです。 クリス:どんなボイストレーニングだったの? 阿部:先生がとても変わった人で、お辞儀をしながら叫ぶ練習や、声というよりも雄叫びに近いような音を出す練習だとか、感情を丸裸にするような練習ばかりで歌っていて涙が出てくるようなものばかりでしたね。 クリス:ということは、声帯を鍛えるというよりも、感情表現を鍛えるようなボイストレーニングだったってこと? 阿部:いや、そういうわけではないです。お辞儀しながら歌うのも、喉ではなくおなかに力を入れて歌う為の練習だし、なんとなくコツをつかめた感もありますね。 クリス:日本のボイストレーニングとはなにか違いはあった? 阿部:日本に帰ってきてから新しくお世話になっているボイストレーニングの先生曰く、英語と日本語とでは母音の出し方が違うらしくて、日本語は母音を切る発音だけど、英語は逆に母音をつなげる発音らしいんですよ。だから、向こうで教わっている時も、なるべく母音を切らないように、もし切れてしまってもなるべく声帯が開かないように注意しながらトレーニングしましたね。 クリス:なるほど。発音だけじゃなく、ブレスの仕方もずいぶん違うもんね。
クリス:新曲『モットー。』がリリースされたばかりですが、歌いだしからいきなり「疲れました。この場に」っていう歌詞が飛び出してくるんですが、これはどういった心境で書かれたんですか? 阿部:疲れてたんでしょうね(笑)。 クリス:いつ頃書いた曲なの? 阿部:去年の夏くらいです。やっぱりこういう音楽の世界で生きていくのは簡単ではないんだな、って思っていた時期ですね。名前も顔も晒しながら活動していくわけですし。良い所も悪い所もあるんだな、と。 クリス:じゃあ、結構ストレス溜まってたんだ? 阿部:もともとストレスを溜めちゃう方なんです。しかも、発散の仕方もよくわからないし。そういったものがすべて曲に出ちゃうんだと思いますね。 クリス:良いじゃないですか!ロックアーティストにとって素を出す、等身大でいるってことはとても大事なことですよ。 阿部:そうですよね。ありがとうございます。 クリス:こういう素を出す曲ってスタッフの間で評判良いんじゃないですか? 阿部:どうですかね。いつも「真央ちゃ〜ん、いいねぇ〜。」って言ってくれるんですけど。あ、これマネージャーさんの物真似です(笑)。 クリス:業界人っぽいですね(笑)。
クリス:両A面シングルのもう一曲は『光』という曲なんですが、これは震災を受けて書いたそうですがどういった心境下で書いたんですか? 阿部:震災後に多くのファンの方々から「今こそ、阿部真央の声を聞きたい!」というメッセージを頂いたんです。それを受けて色々考えて、ファンの方々、被災者の方々にどう捉えてもらえるかわからないですが、やっぱり自分が今思っていることを届けよう、と思って書きました。「頑張れ!」とも「大丈夫」とも言えないけど、「必ずそこに笑顔を届けにいくから待ってて」というメッセージを伝えたかったんです。
クリス:最新アルバムのタイトルは『素。』ということですが、まさにタイトルの通り、真央ちゃんの素の部分を包み隠さず表現していてとてもいいアルバムですね! 阿部:そうですか?有り難うございます。 クリス:やっぱり自分が好きな人が好きな女の子は嫌だよね(笑)。 阿部:嫌ですよ(笑)。「なんであの子なの?」みたいな(笑)。 クリス:やっぱり絶対真央ちゃんの曲はスタッフからも評判良いでしょ?「いいねぇ、真央ちゃ〜ん。今回のアルバムもいいよ〜」って(笑)。 阿部:絶賛の嵐ですね(笑)。 クリス:でも実際、今回のアルバムの手応えは真央ちゃん自身はどうなんですか? 阿部:まだリリースされていないのでわからない所もあるんですが、本当に素直に作れたアルバムなので、出せてよかったなって思います。 クリス:最近、ここまで自分を隠さずにそのまま音楽にできる人って少ないからね。とても良いと思いますよ。
番組恒例★ピンポンボックス ◎忘れてしまいたい大失敗は? 阿部:デビューしたばかりの頃に、クリスさんに「クリスさんってなんでいつもそんなに無表情なんですか?」って言ったことです(笑)。覚えてます? クリス:ああ、アワード・パーティーで歌った時だよね?覚えてるよ。基本的に、無表情なんですよ。 阿部:でも、それから笑うようになってくれましたよね? クリス:最初、笑ってませんでした?緊張してたんですよ、きっと。なんか俺が忘れちゃいたいな(笑)。
◎あなたが持っている自慢の有名人のサインは? 阿部:サイン持ってないですね。 クリス:あんまり「サインください!」ってならないんですか? 阿部:芸能人の方とあんまりお会いしないんですよ。もちろん仕事ではお会いしますけど、そこで「サインください」って言うわけにもいかないし。 クリス:阿部さん自身はどなたのファンなんですか? 阿部:CHARAさんです。メル友で、ご飯もたまに一緒にいくんですが、昔からファンなんですよ。 クリス:二人はちょっと違うタイプだよね。女性シンガーっていうところで根底は似ているのかもしれないけど。なるほどな、って感じです。
◎最近読んだ本、または見た映画でおすすめは? 阿部:今更ですけど、改めて『パイレーツ・オブ・カリビアン』は面白かったですね。 クリス:最新作は見ました? 阿部:見てないです。 クリス:シリーズの中ではどの作品が一番好きですか? 阿部:やっぱり第1作目が一番好きですね。 クリス:ジョニー・デップは好き? 阿部:大好きです(笑)。 クリス:最新作にはペネロペ・クルスも出てるよね。 阿部:可愛いですよね。 クリス:なんかあの二人って似てるよね? 阿部:あー、顔が濃い系同士ですもんね。
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