2011年05月29日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : 9mm Parabellum Bullet


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9mm Parabellum Bulletから菅原卓郎(Vo)と滝義充(Gt)が登場!
若手ロックの急先鋒が今伝えたいこととは?

クリス:菅原さんは、最近ではTRICERAのアルバムに参加したり、吉井和哉さんのイベントに参加したりと、課外授業が多いですよね?
菅原:そうですね。他にも、箭内道彦さんがプロデュースされ、「福島に帰ったらこんなことがしたい」ということを歌った『予定〜福島に帰ったら〜』という曲があるんですが、僕はその山形バージョンを歌っていて5月には配信される予定です。
クリス:いつから9mm以外の活動が増えてきたんですか?
菅原:TRICERAのアルバムに参加した去年ぐらいからですね。TRICERAの和田さんとは家も近所なんですよ。たまたま知り合いのイベントに行った時に、そこで和田さんが酔っぱらってて(笑)。それで和田さんから「アルバムに参加してほしいんだけど」って誘ってもらったんです。
クリス:家が近所だと、よく行く飲み屋とかでもバッタリ会っちゃったりするんじゃないですか?
菅原:いや、まだ会ってないですね(笑)。
クリス:9mmとしては栗山千明さんのアルバム『CIRCUS』に楽曲提供&プロデュースをされました。このアルバムには他にも椎名林檎さんや布袋寅泰さんなど、そうそうたるメンツが参加していますよね。曲名は『ルーレットに口づけを』ということですが、どうでしたか?
菅原:栗山さんはとても一生懸命歌ってくれました。「もっと力強く歌ってください」って指示を出したら、栗山さんから「もう一回やっていいですか?」って言ってくれて。とてもガッツがある人でしたね。
クリス:ロックって表現力とか大事じゃないですか。その辺りは「さすが女優さん!」という感じですか?
滝:そうですね。女優さんはやっぱり持ってますよ。良い所に入ってくるというか、勘が凄くいいですよね。

クリス:先週には9mm Parabellum Bulletの新しいシングル『新しい光』がリリースされましたが、これは震災前に書いた曲なんですか?
菅原:そうです。1月くらいに録りましたね。
クリス:色んなアーティストが、震災前に書いた曲が、震災後に新しい命というか、さらに深い意味を持ったりすると口を揃えて言うんですが、この曲もそうですか?
菅原:この曲を聴いてくれる皆さんへの響き方は変わってくるかもしれないですね。曲のテーマ自体が『新しい光』なので、皆さんがそれを感じてくれれば嬉しいです。

クリス:6月15日には4枚目のアルバム『Movement』がリリースされますが、これはどうやってタイトルを決めたんですか?
菅原:アルバムに入れようとしていた曲を聴いていたら、聴き終わった後にまるで違う場所から移動してきたような感覚になったんです。そしてレコーディングに臨んだんですが、その話を知らなかったはずのエンジニアさんが、曲を聴いているうちに突然「これは移動だ!」て言ったんですよ。それで、皆で話してこのタイトルにしたんです。
クリス:滝さん的にはこのアルバムの出来はどうですか?
滝:時間もつぎ込んでやりたいことができたな、という満足感がありますね。
クリス:僕も聞かせてもらいましたが、9mm節といいますか、9mmっぽい音楽性だけじゃなく、さらに新しい感性というものが加わっているように感じましたね。

クリス:聞いたところによると、滝さんはエフェクター作りが趣味だそうですね?
滝:そうなんです。
クリス:これはどういったきっかけで始められたんですか?
滝:まだバンドが無名でお金がなかった頃に、どうしても欲しいエフェクターがあったんです。それが5万円くらいするものだったんですが、ある時に調べものをしていたらそのエフェクターの回路図を見つけたんですよ。それを見てみたら、中はとてもシンプルで、パーツも7つくらいしか使ってなくて「これで5万円なんてぼったくりじゃないか!」って思って自分で作るようになったんです(笑)。
クリス:それでそのエフェクターは結局いくらで作れたの?
滝:1,500円で出来ました(笑)。
クリス:1,500円!?それはホントにぼったくりじゃん(笑)!!
滝:そうなんですよ(笑)。
クリス:へー、それから作るようになったわけですね。今日、いくつか持ってきてもらいましたが一般的なタッパーに入ったものもありますね。
滝:最初は、加工しやすくて安いタッパーを試作品を作る時のカバー代わりに使っていたんですが、だんだんこのタッパーを使ったエフェクター自体が気に入ってきちゃって(笑)。タッパーってかっこいいよね?
菅原:うん。その前には石けん用の箱とかで作ってましたよ(笑)。
滝:色んなケースに入れるのが面白いんですよ。
クリス:なるほど。ロックですね。

(試しにいくつか自作エフェクターを使って音を出す)

クリス: ホントに変わった音が出ますね!
滝;なかなか良いですよね。これなんかは40年前に売られていて今はもう作られていないエフェクターの回路図を手に入れたんで作ったトレモロなんです。
クリス:なるほど。なんか加山雄三さんとか似合いそうな音ですよね。
滝:こっちのも市販で5万円くらいするものを自分で作ってみたんです。
クリス:ちなみにお値段は?
滝:2,300円です(笑)。
クリス:2,300円!?これ色んな所から「エフェクターの会社起ち上げませんか?」って言われません?
滝:結構きましたね。でも面倒くさいんで(笑)。
クリス:なるほど。自分だけのオリジナルってことですね。
滝:あと、もう一つあるんですよ。これはエフェクターじゃなくてシンセサイザーなんですが、以前卓郎(菅原)の誕生日にプレゼントしたものなんですよ。
クリス:菅原さんはこれをステージで使ったりしているんですか?
菅原:残念ながらなかなか使いどころがなくてまだ使ってないんですよ。
クリス:でも、音を聞いているとアイディアが広がりますよね。小さい頃はプラモデルとか好きだったんですか?
滝:ああ、もうプラモデル大好きでしたね。お小遣い全部つぎ込んで、毎週作ってましたね。

クリス:6月26日には、アルバムリリース記念ライブ『Movement YOKOHAMA』が横浜アリーナで行われますが、地元に凱旋ライブということになるわけですよね?
菅原:そうですね。こんなに大きな所でワンマンライブをやるのは初めてなので楽しみです。

番組恒例★ピンポンボックス
◎自分の性格で直したい所は?
菅原:すごくそそっかしくて色んなものを忘れたりとか、何も考えずに話しだして途中で何を話したかったのかわからなくなってしまったりするんですよ。
クリス:昔から菅原さんはそうなんですか?
滝:そうでしたけど、減ってきているとは思うんですけどね。
菅原:みんなといる時は気をつけてるからね(笑)。

◎タイムマシーンがあったら行ってみたい時代、場所、会ってみたい人は?
滝:…特にないですね(笑)。
クリス:無い!?
滝:あ、未来でもいいんですか?
クリス:もちろんいいですよ。
滝:ああ、でも未来を先に見るのもあんまり…(笑)。
菅原:40年前のトレモロの実機を見に行けば(笑)?
滝:ああ、そうですね。それと、エレキギターが発明された頃とかに行ってみたいですね。
クリス:それはなぜですか?
滝:なんかそういう時代の人ってみんなウキウキしてそうじゃないですか(笑)。

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Guest : JENNIFER HUDSON


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アカデミーシンガーのジェニファー・ハドソンが来日。
被災地を訪れた彼女が私たちに伝えるメッセージとは?

クリス:映画『ドリームガールズ』のプロモーション以来、来日するのは4年ぶりだね。

ジェニファー:ええ。日本に来ることが出来てとても嬉しいわ。

クリス:ジェニファー自身も3年前に家族を失う悲劇に見舞われたわけだけど、どうやってその悲しみを乗り越えたの?
ジェニファー:彼らのことを忘れないようにすることよ。失った私の家族は今でも私と一緒にいると思っているし、彼らの顔や声を私の心の中にとどめておくことで私も勇気づけられる。そして彼らから学んだことを私は決して忘れないわ。愛する人を失うということに慣れることは決して出来ないけれど、時間が経つにつれて自分の中で消化しないといけないから。
クリス:大切な人を失う悲しみを知っているジェニファーだからこそ、人の痛みがわかるんだろうね。来日してすぐに被災地である仙台を訪れ、地元のラジオを通じてエールを送ってくれたけどどうして被災地を訪れようと思ったの?
ジェニファー:いろいろと考えたけど、行くべきだと思ったの。実際に被災地を見ることで悲惨な状況が自分の目を通してはっきりとわかったし、そのチャンスを逃したくなかったしね。でも、嬉しい驚きだったのは日本の人々が震災前と変わらない強い魂を持っていたことよ。どんなことがあっても変わることのない逞しい精神を保って日本人の心を忘れずにいることはとても凄いことだと思うわ。

クリス:ジェニファーは2004年に人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』で注目を集めて歌手、そして女優デビューしたわけだけど、『アメリカン・アイドル』に出場する前は何をしていたの?
ジェニファー:デビューする前、私はディズニーのクルーズ船で歌っていたのよ。そのオーディションを受けるときに、実は何のオーディションなのかよくわからずにいたら、主催者が「東京ディズニーランドで歌いたいのは誰だ!」って言ってディスニーのオーディションだって知ったのよ(笑)。結局、私は東京には行かずにフロリダのクルーズ船で働いていたんだけど、『アメリカン・アイドル』のオーディションが2日後に迫ってきた時に船を降りたのよ。それよりも前は、とにかく歌うのが好きだったからどこでも歌っていたわ。

クリス:初めての出演映画『ドリームガールズ』でオスカーを獲得する快挙を成し遂げたわけだけど、君の演技は本当に素晴らしかったよ!実際には、演技のレッスンなどそれまで一度も受けたことがなかったと聞いたけど、どうしてあんなに演技が上手なの?
ジェニファー:当時は良い意味で周りが見えていない所があったのかもしれないわ。ビヨンセや、ジェイミー(フォックス)も私のことをとても気に掛けてくれたし、周りの人たちからも「あなたの人生が今どれほど大きく変わっているかわかっている!?」なんて言われたけど、よくわかっていなかったのかも(笑)。それが良い方向に働いてくれたんだと思うわ。演技にしても歌にしても、自分の感情がいつも私を導いてくれるから、それに従っているだけなのよ。

クリス:今年発表されたジェニファーのセカンドアルバム『I REMEMBER ME』だけど、今まで生きてきた29年間を振り返りながら作ったそうだね。今作で、ファーストアルバム以上にこだわった部分ってある?
ジェニファー:より私という人間をわかりやすく理解してもらえる作品になるように工夫したわ。もっとクリアにしたかったの。ファーストアルバムの時は自分の中でもまだいろいろとわからないことが多かったの。でも今はその時よりも自分がどういう人間か、そしてファンが何を求めているかわかったと思うわ。私のことを『アメリカン・アイドル』、そして映画でしかファンは知らなかったと思う。でも今、やっとみんなが『Jennifer Hudson』個人として、私の曲を聴いてくれるようになったと思うの。 
クリス:今回のアルバムにはプロデューサーとして豪華アーティストたちが参加しているよね。アリシア・キーズやNe-Yo、R・ケリー、スターゲイト、ライアン・テッダーなど、本当にたくさんの方々が参加しているけど、彼らとの作業はどうだった?
ジェニファー:とても楽しかったわ。中でも、3曲一緒に仕事をしたアリシアとはスタジオの中でとても楽しい時間を過ごせたわ。私たちは個人的にも親しいのよ。そして他のプロデューサー達は、個人的に知らなくても、私が歩んできた道、人生を知っているの。そういった部分で非常に共鳴できてパーソナルなアルバムを完成させることが出来たのよ。そしてアリシアとは映画でも共演したし、音楽的にもソリが合うのよ。彼女は『Jennifer Hudon』というアーティストを捉えるのに最適な人物よ。そして深いレベルでも彼女とつながりを持っているわ。アーティストとして、母親として、そして女優として。

クリス:女優業の方でも大忙しだよね。 今年の秋には最新出演映画『WINNIE』が発表されるけど、この映画の中でジェニファーは南アフリカの女性活動家ウィニー・マンデラの生涯を演じているんだよね?初めて実在する人物を演じたわけだけどどうだった?
ジェニファー:今までで一番難しい役立ったわ。ウィニーのことをもっと理解する為に、彼女の資料をたくさん読んだし、現地の言葉に慣れるのも大変だったわ。

番組恒例★ピンポンボックス
◎母親になってよかったと思うことと、逆に辛いことは?
ジェニファー:辛いことはすぐに思いつくわ。あまり眠れないことよ!やっぱり子供は所、時間構わず泣くし、夜泣きもするからいつも睡眠不足よ。逆に良かったことは、あの子の母親になれたことよ。私の息子はとっても可愛いの!会う人たちがみんな口を揃えて「この子は何か特別なものを持っているんじゃないか?」って言ってくれるのよ。まだとても小さいけれど、ダンスも歌も上手で、エンターテイナーとしての才能も持っているの。

◎これだけは直したいという自分の欠点は?
ジェニファー:まわりからよく気分屋だと言われるわ。とても気分のいい日もあれば、不機嫌な日もあるのよ。でもそうやって自分の感情に自由でいることが好きなの。

ジェニファー・ハドソンの最新情報は、オフィシャルサイトでチェック!



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