毎年恒例！新潟県苗場で開催中のFUJI ROCK FESTIVAL'11の会場から出張公開生放送！
豪華ゲストも続々登場！さらに、FUJI ROCKの録れたてライブ音源もオンエア！！

大人気シンガー・マイア ヒラサワ＆社長（SOIL & “PIMP” SESSIONS）がFUJI ROCK FESTIVAL ‘11の会場から生登場！

クリス：マイアさんは今回フジロック初参戦ですよね？
マイア：そう。とっても楽しいです。ちょっと雨に濡れるけどね（笑）。
クリス：逆にSOIL & “PIMP” SESSIONSはフジロックの大ベテランですよね？今年でもう５回目でしょ？
社長：一通りのステージは出ましたね。今回がレッドで、過去にホワイト、グリーン、オレンジ、ヘブンで演奏しました。
クリス：グラストンベリーも出たんですよね？
社長：出てますね。
クリス：それ、ホントに凄いですよね。だってグラストンベリーって言ったら、フジロックのおじいちゃんみたいなもんですもんね。もの凄い影響受けてますから。グラストンベリーはどうだったんですか？
社長：ホントに泥が半端ないね。長靴必須だって聞いて持ってったんだけど、その中に泥が入ってくる感じだったもんね。
クリス：みんなホントに泥だらけになって楽しんでるもんね。さて、マイアさんは昨日（7/30）Gypsy Avalonに出演されましたね。私は残念ながら行けなかったんですけれども、見た人みんなから素晴らしいライブだったと聞いてます。
マイア：ありがとう。
クリス：お客さんの反応はどうでした？
マイア：素晴らしかった。みんなからとっても元気ももらったし。
クリス：マイアは海外で他にフェスとか出るの？
マイア：あんまりでないですね。スウェーデンでだけ出ました。
クリス：スウェーデンのフェスと日本とでは違います？
マイア：日本の方がキレイですね。みんなゴミをちゃんと捨てているので。スウェーデンはみんな酔っぱらっちゃってその辺に捨てちゃうんで（笑）。

クリス：マイアとSOILのコラボシングル『Movin’』がJ-WAVEでも絶好調です。
二人：ありがとうございます。
クリス：時にマイアさんは大人気ですからね。自分のシングルだけじゃなく他のアーティストとのコラボ曲までヒット連発ですけれども、そもそもマイアとSOILがコラボしたキッカケは何だったんですか？
社長：SOILで曲を作っててボーカルをゲストに迎えたものを作りたいなと思っている時に、このマイアの声が聴こえてきたわけですよ。
クリス：その時は何を聴いたんですか？
社長：あれはシャンプーのCMだったかな？で、そのあとに今度は車のCMでもマイアの曲が使われてて「この声ヤバいな」と思って調べてもらったらマイア　ヒラサワさんという人がいる、と（笑）。それでぜひ一緒に仕事がしたいと思って、出来上がったMovin’の音源を彼女に送ってお願いしたんです。
クリス：マイアさんは日本人のお父さんと、スウェーデン人のお母さんをもつシンガーなんですけれども、すごく独特の声を持ってますよね。
社長：天性の声ですよね。

クリス：さっきからオーディエンスの皆さんも「社長！」って呼んでますけど、ホントに良い名前ですよね。呼んじゃいますもんね、ホントに（笑）。
社長：ありがとうございます（笑）。
クリス：さて話は戻りますけど、マイアさんはSOILのみなさんと一緒に演奏してどうでした？
マイア：凄く楽しいです。大阪のフェスで初めて一緒に歌ったんですけど、それも素晴らしかったです。今夜も楽しみにしてます。
クリス：すごくいいコラボレーションに仕上がっていますけど、最初は不安とかありました？それとも演奏を聴いて「この人たちなら大丈夫」と思いました？
マイア：最初に送ってもらった曲を聞いてとても良かったので、全然心配なんてしていませんでした。
社長：良かった（笑）。
クリス：社長、良かったね（笑）。でもそういえば社長ってなんで“社長”なの？
社長：いや、それがね。僕もよく覚えてないんだけど、メンバーの誰かが呼び始めたんですよ。僕らって最初ジャムセッションでであったんだけど、その時に誰かが「社長」って呼び始めたのがキッカケで。
クリス：その当時は社長は楽器やってたの？
社長：そのときはDJしてて、そのイベント自体もオーガナイズしてたんですよ。
クリス：そういえば社長、おとといだっけ？偶然会ったんだよね？歩いてたら誰かが話しかけてくるんですよ。で、パッと振り向いたらすごくつぶらな瞳の好青年が僕に「SOILの社長です」って言ってくるんで僕も「はぁ？」ってなっちゃって（笑）。
社長：実はそうなんですよ（笑）。だから僕金曜日からフジロックにきてるんですけど誰一人にも気付かれていないと思いますよ（笑）。
クリス：ちょっとここにいるお客さん達にだけチラ見せしてくださいよ。
社長：それはねぇ…（笑）。いいよ、いくよ、いくよ、ほら！
オーディエンス：カワイー！！
クリス：ね？カワイいでしょ（笑）。
社長：すごく内緒だからね、これ（笑）。
クリス：みなさん内緒にしてあげてね。実は天使のような瞳をしてるなんて言わないように（笑）。
社長：そう。天使なんです、実は（笑）。なんか変な汗かいちゃった（笑）。
クリス：汗かいてもいいように、ステージでいつも着てるその衣装は何着もあるんですか？
社長：まあ基本スーツなんですけど、裏地があるか、ないかくらいですよ。
クリス：じゃあ、それが５着くらいあるわけですか？
社長：今は１軍が３着くらいありますね（笑）。

クリス：海外でも色んなフェスに出ている社長にとってフジロックって言うのはどんな存在なんですか？
社長：僕らにとっては最初に引っ張り上げてくれたフェスなんですよね。初めてヘブンステージに出た時に僕らまだデビュー前だったんですよ。そこからSOIL & “PIMP” SESSIONSのすべてが始まっていると思うので、フジロックは僕らにとって育ての親ですよ。　
クリス：それ何年前です？
社長：２００３年です。バンド名もまだ違った頃ですよ。

クリス：夏もフェスにライブに大忙しの二人ですがマイアはこの夏はずっと日本にいるの？
マイア：スウェーデンでもライブがあるので行ったり来たりです。　
クリス：でも日本の夏はどうですか？蒸し暑い？
マイア：ちょっと暑いね（笑）。でもここは涼しいから大丈夫（笑）。

マイア　ヒラサワとSOIL & “PIMP” SESSIONSの最新情報は、オフィシャルサイトでチェック！

ファンク・オーケストラ、オーサカ＝モノレールのボーカル中田亮さんがFUJI ROCK FESTIVAL ‘11の会場から生出演！

クリス：はじめましてですよね？
中田：どうも、はじめまして。
クリス：オーサカ＝モノレールといえば世界に誇る日本のファンク・オーケストラということですがメンバーは何人いらっしゃるんですか？
中田：今、９人ですね。
クリス：フジロックは常連さんですよね？
中田：常連さんって言うほどでもないですけどね。出演は３回目ですけど演奏は今日で５回目なんです。
クリス：じゃあ、フジロックでは一回の出演で何回も演奏されてるんですか？
中田：２００７年の出演が初めてだったんですけど、その時も２ステージで演奏させてもらいましたね。まず夜中にパリス　オブ　ワンダーで演って、その後昼にオレンジ・コートでマーヴァ・ホイットニーっていうジェームス・ブラウンと一緒にやってたシンガーのバックをつとめさせてもらいました。
クリス：じゃあフェスは結構日本だけじゃなくて海外でも参加されてるんですか？
中田：ヨーロッパとかもツアーでまわるんですけど、いつも秋とか冬に行くんですよ。なんでかっていうとその方が飛行機代が安いからなんです（笑）。僕らのクラスだと、夏の時期の高い飛行機代を出してくれるイベンターはなかなかいないんで。
クリス：今回のフジロックは２回出演されるんですよね？
中田：そうなんですよ。急遽、残念ながらバディ・ガイさんが直前に出演キャンセルになりまして、代わりにイギリスのバンドThe New Mastersoundsが代わりに出演することになったんですけど、僕らは彼らと仲がいいんですよ。イギリスでも昔からよく一緒に演奏したんですけど、その彼らが出るって言うんで「じゃあ、俺らもちょっと行くわ」ってことで出演することになったんです（笑）。
クリス：それはギャラでるんですか？
中田：いや、ギャラは出ないです（笑）。
クリス：素晴らしい！これぞミュージシャン！「ギャラの為には音楽やらねーぞ」と（笑）。ちなみにどういったセッションになるんですか？
中田：まだ今まさに話をしてる所なんでこれからです。さっきホテルで「音源をmp3で送ってくれ」って言ったら「俺のパソコンからじゃ送れない」なんてしょうもないやりとりをしてた所です。
クリス：そうなんですか（笑）。今日のオレンジコートの大トリですよね？
中田：そうですね。

クリス：最新アルバムからの一曲『STATE OF THE WORLD』ですけど、もの凄いJBの世界ですよね？
中田：そうですね。タイトルも大層なものなんですけど（笑）。
クリス：『世界の現状』ってことですもんね。
中田：この曲、実はフジロックをイメージして作ったんですよ。全然そんな感じしないかもしれないですけど。誰も住んでない山の中で突然行われているフェスティバルで演奏している音楽、っていうテーマなんです。ごめんなさい、なんかちょっと意味分かんないこと言って（笑）。
クリス：いや、全然。分かりますよ（笑）。でもホントに音世界はJBを連想させますよね。これは中田さんが歌ってるんですか？
中田：そうです。
クリス：喋り声と歌声が結構違いますよね？
中田：そうですかね。
クリス：ちなみにこのTOKIO HOT 100の宝物っていうのがJBの生声なんですよ（笑）。今、後ろで流れてるこれなんですけど。
中田：あー、そうなんですね（笑）。
クリス：「JBに番組名を言ってもらった！」っていうね（笑）。それとほんとは僕の名前クリス・ペプラーっていうのも言ってくれて「クリス・ペプラー、ジェームス・ブラウンなんとかかんとか」って言ってくれたのがあったんですけど、スタッフがなくしやがったんですよ（笑）。
中田：あらら（笑）
クリス：まあでもこれがうちの番組の宝なんですよ（笑）。

クリス：オーサカ＝モノレールというグループ名の由来は何だったんですか？
中田：やっぱり地元っていうのが大事やろ、っていうのと、元々大学のJAZZ研究会だったんですけど、その大学の横にモノレールが走っててそこから付けただけなんですよ。ずーっとかっこ悪い名前やな、って思ってて変えよう変えようって思ってたんですけど、なかなかタイミングが無くてずるずると（笑）。
クリス：いいじゃないですか、なんか昭和な感じで。２１世紀の中でレトロな感じがしていいと思いますよ。
中田：ありがとうございます（笑）。
クリス：９２年に結成して、「１９６８〜１９７２年のFUNKサウンドを現代に蘇らせる」というテーマを掲げてやってらっしゃるわけですけど、なんでこの年代なんですか？
中田：その期間以外にもファンクって呼ばれる音楽はもちろんあるんですけど、その時期のファンクがやっぱり一番だと思うんですよね。ベトナム戦争があったり、ブラック・イズ・ビューティフルが叫ばれてアメリカでも色んな変化が起こった時代で、キング牧師が殺害された1968年を境に若者カルチャーとか文化が爆発した時期なんですよ。だからCDを売ってどうのこうのというよりも、そこから僕ら自身が色んなものを学べたらと思うんですけどね。
クリス：じゃあメッセージよりも、音楽で、体で何かを伝えているということなんですかね？
中田：多分そうですね。でも大事なのは、『エンパワーメント』って僕ら言ってるんですけど、自分が今までできなかったことが何かできるようになったり、持っていなかったものを獲得したり、そういう為の音楽であって、もちろん同時にダンスミュージックなんですけど、かつそこに思想が無いとダメだなって思うんですよね。
クリス：来年で結成２０年ですよね？
中田：ありがとうございます。
クリス：全然見えないですよね？初めて見た時、すごい若いと思いましたもん。
中田：ありがとうございます。３８なんですけどね（笑）。
クリス：やっぱりファンクは若返りに効く何かがあるんでしょうね（笑）。JBも凄かったですからね（笑）。

クリス：８月１０日に最新アルバム『STATE OF THE WORLD』が発売されますが、今作は構想１０年、制作８年費やしたという大作だそうですね。
中田：えらい大層に言ってますけどね（笑）。まあでも５年間分の音楽を煎じて作るわけで、同じことを何回も繰り返して「これでもあかん、これでもあかん」てやるんですよ。ようはそのファンク音楽をどういう風にやるか、どれだけ上手くやるか、それだけなんですよね。だからきりがないんですけど。

クリス：またヨーロッパツアーに出るんですよね？
中田：そうですね、毎年行ってるんで。
クリス：また冬ですか（笑）？
中田：また安い飛行機でいくと思います（笑）。１ヶ月くらいで２０本くらいライブやるんでくたくたになるんですよ。
クリス：でもヨーロッパは広いから１ヶ月で２０日間ライブっていっても残りの１０日間くらいも移動ですよね？
中田：そうですね。以前、飛行機に乗り遅れたことがあって（笑）。その日、フランスのマルセイユでライブが入ってたんですけどオランダにいて、事情があって飛行機に乗りくれちゃったんで現地でレンタカー借りて車で１０時間くらいかけて移動したんですよ。で、ライブの開始予定が夜中の１２時だったんですけど１時間後の午前１時に着いて、１時間押しでライブしましたね。お客さんも待っててくれたんで良かったですけど（笑）。
クリス：ちなみに思い出に残っているフェスは？
中田：ヨーロッパってあまりフェスが無いんですよ。だからフェスっていったらやっぱりフジロックとかになるんですけど、この間ニュージーランドのフェスに出ましたね。スキー客がいっぱい来るんで、それを見込んだフェスをやってましたね。

オーサカ＝モノレールの最新情報は、オフィシャルサイトでチェック！