Guest : flumpool
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新曲を携えてflumpoolからボーカルの山村隆太さん、ギターの阪井一生さんが久しぶりに登場!
クリス:この夏はflumpool的にはどんな夏でした? 山村:夏らしい事あんまりしてないんですけど、ツアーのファイナルがちょうど8月だったんで、それがいい思い出ですね。 クリス:震災もあってツアーのスケジュールにもだいぶ影響が出たんじゃないですか?それにやっぱり去年までのツアーとはまた違ったものになったんじゃないかと思うんですが、どうでしたか? 山村:このツアー自体が4月スタートだったんですが、やっぱりこの時期に僕らだけツアーして楽しい事してていいのかな、っていう話もメンバーの間でしてて悩んだんですが、小さな力かもしれませんがやっぱり僕らにできるのは音楽しかないなと思って、うつむきかけてる日本や人々に少しでも楽しんでもらえる時間を提供できれば、と思って腹くくって頑張る事にしました。 クリス:仙台でもライブを行ったそうですが、実はそのライブの前に、被災地の子供たちを集めて応援ライブを行ったという事ですけれども、それはどうでした? 山村:まあ、昼公演といいますか、僕たちの 『証』という曲を合唱してくれている中学生の子たちを招待させてもらったんですが、やっぱり中学生なんでライブハウスに来るのも初めてという子たちばかりだったんですよ。 クリス:ライブハウスでやったんだ? 山村:そうですね。ツアーライブの前にZEPP仙台でやらせてもらいました。170人近い子たちを招待したんですが、僕たちも始めの頃を思い出したというか、やっぱりライブハウスに来るのが初めてなんで楽しみ方がよくわからない中、一歩ずつ自分達で確認しながらみんなが楽しんでくれてたんで。 クリス:そうか。一歩、大人の世界に踏み込んだ、みたいな感覚だろうね。 山村:そうなんですよ。だから、これからライブハウスに行き始める子もいるだろうし、その初めて聴くバンドになるってことで凄く責任も感じましたね。 クリス:その特別ライブでも歌ったという新曲『証』はNHK全国学校音楽コンクールの中学校の部の課題曲なんですよね? 山村:そうなんです。『仲間』をテーマに書いた曲で、自分達も幼なじみ同士でバンドをやってるんで、『仲間』って言葉についてもう一度改めて考えながら作りました。 クリス:山村君は大学の時に教員を目指していて中学の教育実習にも言った事があるんですよね? 山村:そうですね。自分が大人になった時に若い子たちに何か残せれば良いなと思って教員を目指してたときがあったんですけど、まさにちょうど合唱コンクールに向けてみんなが頑張っている時期に実習させてもらったんですよ。中学1年生のクラスだったんですけど、合唱を通して初めて出会う友達同士もいたと思うんですけど、段々とみんなが一つにまとまっていく姿を見て、合唱の力を感じましたね。 クリス:でもこのCDのジャケットなんで山村くんの顔だけなの? 山村:そうですね(笑)。 阪井:ホントですよ。「僕じゃダメなのか?」っていう話もしたんですけどね(笑)。 山村:君じゃダメですよ(笑)。
クリス:合唱ブームですもんね。『glee』とかね。やっぱりこうやって若い子たちに作品をシェアしてもらえるっていうのはミュージシャン冥利に尽きますよね。この曲はいつ頃できたんですか? 阪井:去年の11月くらいですね。この曲はテーマとして『仲間』っていうのがあったんで、それがどういうものなのかなって考えた時に、やっぱり今の自分があるのも信頼できる親友や仲間がいたからだし、この曲で同じように思ってる人たちの背中を押せたらな、と思って書きました。 クリス:シングルには合唱バージョンも入ってるんですよね? 山村:そうですね。やっぱりこの曲は合唱曲として作らせてもらったんで、合唱隊の方々にも協力してもらっていれたんですけど、今回のテーマの『仲間』って言葉では意味は分かっててもなかなか実態っていうものが見えてこなかったりするんですけど、8月の東京でのライブもそうだったんですけど、やっぱりライブの中だと普段見えない絆というかつながりを感じられるんですよね。だからこの曲を聴いてくれた人と僕たちの間もそうだし、彼らとその周りの人たちとの間のつながりもより深くなってくれれば嬉しいですね。 クリス:ちなみにflumpoolは二人が同級生なんだっけ? 阪井:ベースの元気と僕らと3人が同級生ですね。 クリス:中学から? 山村:いや、幼稚園からですね(笑)。 クリス:幼稚園から!最近のバンド多いよね、本当に小さい頃から友達だっていうのが。ちなみに二人はどんな中学生だったの? 阪井:同じクラスでしたし、一番仲良かったですね。 山村:背の順に並ぶと僕が前から1番で彼が2番だったんですよ。チビ二人だったんです(笑)。 クリス:そうなんだ。でもそんなチビでも山村くんは野球部だったんでしょ? 山村:「そんなチビでも」って(笑)。 クリス:いやいや、チビだから下手とかそういう事じゃないけど(笑)。それにずっと気になってたんだけど、なんで青タンができてるの(笑)? 山村:突っ込まないでくださいよ(笑)。自転車で転んだんです(笑)。 クリス:今でも草野球とかで千本ノックでもしてるのかと思ったよ(笑)。それで阪井くんは小さい頃『天才』って呼ばれてたんだって? 阪井:まああの、おじいちゃんとおばあちゃんには天才と呼ばれてましたね(笑)。 クリス:なんで? 阪井:目の前を車が通るじゃないですか。その車の種類を全部当ててたんですよ。そしたらおじいちゃんとおばあちゃんが「この子は天才になる」って(笑)。 クリス:おじいちゃんおばちゃんってみんな言うよね。「ウチの子は他の事違う」って(笑)。じゃあ、車が大好きなんだ? 阪井:その頃凄く好きだったんですけど、やっぱり年を重ねるごとにだんだん忘れていってしまいましたね。天才と呼ばれなくなりました(笑)。
番組恒例★ピンポンボックス ◎最近読んだ本、もしくは見た映画でおすすめは? 山村:最近見てないなぁ。 映画でも本でもないんですけど、『ベッジ・パードン』という舞台があるんですが、深津絵里さんとか大泉洋さんとかが出ててそれを観に行かせてもらったんですが笑いあり涙ありで良かったですね。 クリス:僕も舞台大好きですよ。やっぱり生で観る感覚が良いですよね。 山村:そうなんですよね。その場でしか観られないっていうのが良いんですよね。
◎緊張した時にやるジンクスやおまじないは? 阪井:ライブの時にセットリストってあるじゃないですか。僕、ライブ開始30分前とかになると、ずっとライブリストを見てるんですよ。他に何もせずに、じっとセットリストだけ見てると安心するんですよ。 クリス:それはなんで?順番を忘れたりするわけではないんでしょ? 阪井:そんなことはないんですけど、とにかくそうするとなんでか分からないんですけど、僕は落ち着けるんですよ。 クリス:それはなんかもう心理学者とかに分析してもらいたいくらいだよね。山村くんは阪井くんのそういう所いつも見てるの? 山村:ないですね。まあ、僕はいつも部屋にこもって声出しとかしてるんでわからないですけど。初めて聞きましたね。 クリス:もう禅の境地ですね。
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