2011年08月28日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : flumpool


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新曲を携えてflumpoolからボーカルの山村隆太さん、ギターの阪井一生さんが久しぶりに登場!

クリス:この夏はflumpool的にはどんな夏でした?
山村:夏らしい事あんまりしてないんですけど、ツアーのファイナルがちょうど8月だったんで、それがいい思い出ですね。
クリス:震災もあってツアーのスケジュールにもだいぶ影響が出たんじゃないですか?それにやっぱり去年までのツアーとはまた違ったものになったんじゃないかと思うんですが、どうでしたか?
山村:このツアー自体が4月スタートだったんですが、やっぱりこの時期に僕らだけツアーして楽しい事してていいのかな、っていう話もメンバーの間でしてて悩んだんですが、小さな力かもしれませんがやっぱり僕らにできるのは音楽しかないなと思って、うつむきかけてる日本や人々に少しでも楽しんでもらえる時間を提供できれば、と思って腹くくって頑張る事にしました。
クリス:仙台でもライブを行ったそうですが、実はそのライブの前に、被災地の子供たちを集めて応援ライブを行ったという事ですけれども、それはどうでした?
山村:まあ、昼公演といいますか、僕たちの 『証』という曲を合唱してくれている中学生の子たちを招待させてもらったんですが、やっぱり中学生なんでライブハウスに来るのも初めてという子たちばかりだったんですよ。
クリス:ライブハウスでやったんだ?
山村:そうですね。ツアーライブの前にZEPP仙台でやらせてもらいました。170人近い子たちを招待したんですが、僕たちも始めの頃を思い出したというか、やっぱりライブハウスに来るのが初めてなんで楽しみ方がよくわからない中、一歩ずつ自分達で確認しながらみんなが楽しんでくれてたんで。
クリス:そうか。一歩、大人の世界に踏み込んだ、みたいな感覚だろうね。
山村:そうなんですよ。だから、これからライブハウスに行き始める子もいるだろうし、その初めて聴くバンドになるってことで凄く責任も感じましたね。
クリス:その特別ライブでも歌ったという新曲『証』はNHK全国学校音楽コンクールの中学校の部の課題曲なんですよね?
山村:そうなんです。『仲間』をテーマに書いた曲で、自分達も幼なじみ同士でバンドをやってるんで、『仲間』って言葉についてもう一度改めて考えながら作りました。
クリス:山村君は大学の時に教員を目指していて中学の教育実習にも言った事があるんですよね?
山村:そうですね。自分が大人になった時に若い子たちに何か残せれば良いなと思って教員を目指してたときがあったんですけど、まさにちょうど合唱コンクールに向けてみんなが頑張っている時期に実習させてもらったんですよ。中学1年生のクラスだったんですけど、合唱を通して初めて出会う友達同士もいたと思うんですけど、段々とみんなが一つにまとまっていく姿を見て、合唱の力を感じましたね。
クリス:でもこのCDのジャケットなんで山村くんの顔だけなの?
山村:そうですね(笑)。
阪井:ホントですよ。「僕じゃダメなのか?」っていう話もしたんですけどね(笑)。
山村:君じゃダメですよ(笑)。

クリス:合唱ブームですもんね。『glee』とかね。やっぱりこうやって若い子たちに作品をシェアしてもらえるっていうのはミュージシャン冥利に尽きますよね。この曲はいつ頃できたんですか?
阪井:去年の11月くらいですね。この曲はテーマとして『仲間』っていうのがあったんで、それがどういうものなのかなって考えた時に、やっぱり今の自分があるのも信頼できる親友や仲間がいたからだし、この曲で同じように思ってる人たちの背中を押せたらな、と思って書きました。
クリス:シングルには合唱バージョンも入ってるんですよね?
山村:そうですね。やっぱりこの曲は合唱曲として作らせてもらったんで、合唱隊の方々にも協力してもらっていれたんですけど、今回のテーマの『仲間』って言葉では意味は分かっててもなかなか実態っていうものが見えてこなかったりするんですけど、8月の東京でのライブもそうだったんですけど、やっぱりライブの中だと普段見えない絆というかつながりを感じられるんですよね。だからこの曲を聴いてくれた人と僕たちの間もそうだし、彼らとその周りの人たちとの間のつながりもより深くなってくれれば嬉しいですね。
クリス:ちなみにflumpoolは二人が同級生なんだっけ?
阪井:ベースの元気と僕らと3人が同級生ですね。 
クリス:中学から?
山村:いや、幼稚園からですね(笑)。
クリス:幼稚園から!最近のバンド多いよね、本当に小さい頃から友達だっていうのが。ちなみに二人はどんな中学生だったの?
阪井:同じクラスでしたし、一番仲良かったですね。
山村:背の順に並ぶと僕が前から1番で彼が2番だったんですよ。チビ二人だったんです(笑)。
クリス:そうなんだ。でもそんなチビでも山村くんは野球部だったんでしょ?
山村:「そんなチビでも」って(笑)。
クリス:いやいや、チビだから下手とかそういう事じゃないけど(笑)。それにずっと気になってたんだけど、なんで青タンができてるの(笑)?
山村:突っ込まないでくださいよ(笑)。自転車で転んだんです(笑)。
クリス:今でも草野球とかで千本ノックでもしてるのかと思ったよ(笑)。それで阪井くんは小さい頃『天才』って呼ばれてたんだって?
阪井:まああの、おじいちゃんとおばあちゃんには天才と呼ばれてましたね(笑)。
クリス:なんで?
阪井:目の前を車が通るじゃないですか。その車の種類を全部当ててたんですよ。そしたらおじいちゃんとおばあちゃんが「この子は天才になる」って(笑)。
クリス:おじいちゃんおばちゃんってみんな言うよね。「ウチの子は他の事違う」って(笑)。じゃあ、車が大好きなんだ?
阪井:その頃凄く好きだったんですけど、やっぱり年を重ねるごとにだんだん忘れていってしまいましたね。天才と呼ばれなくなりました(笑)。

番組恒例★ピンポンボックス
◎最近読んだ本、もしくは見た映画でおすすめは?
山村:最近見てないなぁ。 映画でも本でもないんですけど、『ベッジ・パードン』という舞台があるんですが、深津絵里さんとか大泉洋さんとかが出ててそれを観に行かせてもらったんですが笑いあり涙ありで良かったですね。
クリス:僕も舞台大好きですよ。やっぱり生で観る感覚が良いですよね。
山村:そうなんですよね。その場でしか観られないっていうのが良いんですよね。

◎緊張した時にやるジンクスやおまじないは?
阪井:ライブの時にセットリストってあるじゃないですか。僕、ライブ開始30分前とかになると、ずっとライブリストを見てるんですよ。他に何もせずに、じっとセットリストだけ見てると安心するんですよ。
クリス:それはなんで?順番を忘れたりするわけではないんでしょ?
阪井:そんなことはないんですけど、とにかくそうするとなんでか分からないんですけど、僕は落ち着けるんですよ。
クリス:それはなんかもう心理学者とかに分析してもらいたいくらいだよね。山村くんは阪井くんのそういう所いつも見てるの?
山村:ないですね。まあ、僕はいつも部屋にこもって声出しとかしてるんでわからないですけど。初めて聞きましたね。
クリス:もう禅の境地ですね。

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Guest : ナオト・インティライミ


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この夏のお祭り男、ナオト・インティライミが初登場!

クリス:ナオト・インティライミの“インティライミ”って何語なんですか?
ナオト:これはですね、南米はインカの言葉で、“インティ”が太陽、“ライミ”が祭りという意味で、世界一周の旅をしてる最中に付けましたね。
クリス:さすが夏祭り男だけあって、今年の夏は凄いいっぱいフェスに出たでしょ?覚えてます、全部?
ナオト:えーっと、覚えてないですね(笑)。大概、毎週やらせていただいてたんで。つい最近では念願の『J-WAVE LIVE』に出させていただいてありがとうございます。
クリス:そうなんですよね。そういった意味では、今年の夏は大きな夢が二つかなったという事なんですよね?あの『ap bank』にも出演されましたけど、以前ナオトさんはMr.chidrenのバックコーラスを務めていてap bankのステージにも立った事があるんですよね。でも今回はナオト・インティライミ自身としてステージに立ったという事で。
ナオト:そうなんですよ。4年前に初めて、Mr.childrenのコーラス&ギターとしてステージに立たせていただいて、それを2年間やらせていただいたんですね。だから、ステージの端の方から見るつま恋の風景っていうのはなんとなく分かっていたんですけど、今回フロントで、しかも自分の曲を桜井さんがハモってくださるという、もう本当に感慨深かったですね。
クリス:もうずいぶん涙腺が緩んでたって聞きましたよ。
ナオト:もう放出しましたね。目から汗がばーっと(笑)。
クリス:そしてJ-WAVE LIVEも念願というのかな。10年前にレポーターとしてJ-WAVEの番組に出たんだよね?
ナオト:はい。大晦日の10時間レポートという事で東京の至る所からレポートさせてもらったんですけど、あの時からやっぱりいつかはJ-WAVE LIVEに出たいと思っていたので、念願叶いましたね。 
クリス:そうですよね。J-WAVE LIVEが始まってちょうど1、2年目ぐらいの事ですもんね。どうでした、J-WAVE LIVEで歌ってみて?
ナオト:嬉しかったですね。本当に音楽が好きな方々のライブという感じがしましたし、それに諸先輩方の、他のアーティストの方のライブも「イェーッ」って声を上げて楽しませていただきましたね。僕、その日のトップバッターだったんですけど、最初からいて、最後の方が終わってからも1、2時間ずっと楽しかったなぁ、ってぼーっとしてて、「何時間、代々木体育館にいるんだよ」って状態でしたからね(笑)。

クリス:新曲の『Hello』は聴いていてとても元気になれる曲ですけど、これは震災後に書いたんでしょ?
ナオト:そうですね。やっぱり震災を受けて自分が感じた事、それに実は昨日まで宮城県の石巻市に行ってガレキ撤去などのボランティアをさせていただいてたんですけども、もう半年経ちますけど、やっぱり都市部では復興が進んでるのが分かりましたけど、ちょっと田舎の方に行くとほぼ被災当時のままだったり、手つかずの状態なんだっていうのを改めて感じたんですよね。そんな今だからこそ、一人一人が声を掛け合って進んでいこうよっていう気持ちを曲にしたい、って思った時にこの“Hello”というキーワードが浮かんできて、それでこの曲ができたんですよね。
クリス:やっぱり復興も第2ステージに来ているという事ですよね。海沿いはまだすごい状況だもんね。だって青森から千葉までですよ?今後改めて被災地の為に力を、という意識が必要になってくるのかなと思いますね。

クリス:でもナオトは色んな所で日本を勇気づけてるといいますか、「あのなでしこJAPANを優勝させたのも俺のおかげだ!」と豪語してるとか(笑)?
ナオト:それは全然ないですよ(笑)!
クリス:それはないですか(笑)。でも実は、ナオトさんの『Brave』をキャプテンの澤さんはじめ、なでしこJAPANのメンバーが爆音で聴いて、それで奮い立って優勝したそうですね。
ナオト:嬉しいですよね。自分もずっとサッカーをやってきたので、そういう関わりを持てて嬉しいですし、澤さんとは“蹴り友”だったり“メル友”だったりするんですよ。
クリス:“蹴り友”?ってことはお互い「ふざけんじゃねぇ!」って蹴り合うっていう…。
ナオト:いやいやいや!サッカーですよ、サッカー(笑)!“タマ友”です。
クリス:“タマ友”(笑)。
ナオト:そうなんですよ(笑)。それで、試合前とかに「頑張ってね!」ってメールしたら、「今、試合会場に出発する前にみんなでナオトの曲を爆音で聴いてたよ!」とかって返信してくれて。
クリス:”Brave”、つまり勇者とか勇気とかって意味ですもんね。なでしこJAPANのみならず、今の日本にとって必要な言葉ですよね。
ナオト:しかも、自分もいつか世界に出たいと思ってバックパックを持って世界一周を旅してきたわけで、なでしこJAPANが今回世界の舞台で日本の女子の力っていうのをアピールしてくれたのが自分にとっても凄い刺激になりましたね。
クリス:ナオトは本当にすごい所いろいろいって、いろんな人にも会ってるもんね。スーパー僻地にも行ってるし、生前のアラファト議長にも会ってるし、あとキューバに行った時はカストロの演説を近くで聴いていたという。カダフィさんはないんですよね?
ナオト:カダフィさんは、ギリギリないですね(笑)。

番組恒例★ピンポンボックス

◎初対面の女性の思わず見ちゃう所は?
ナオト:僕、声フェチな部分がありますね。声ですね。
クリス:誰の声が好きなんですか?
ナオト:昔は鶴田真由さんの声がずっと好きで、あのちょっと鼻にかかった感じの声がね(笑)。女性の声で僕はエロティシズムを感じてしまうんですよね。
クリス:視覚的にはどうですか?
ナオト:うーん、どうでしょうか…。
クリス:じゃあ、やっぱり声なんですね。
ナオト:やっぱり声から入っちゃいますね。ブレッシーな声とか良いですよね。

◎長い休みがあったらどこへ行く?
ナオト:もう大至急、旅に出ますね(笑)。
クリス:次はどこに行くの?
ナオト:今はカリブ諸島か、西アフリカに行きたいですね。
クリス:やっぱり温かい所がいい?
ナオト:温かいのもそうですけど、音楽的に西アフリカの太鼓とかのリズムだとか、カリブ諸島のアイランドミュージックだけど、島々によってちょっとずつ違う音楽性とかを感じたいですね。最低1ヶ月くらい行きたいですね。
クリス:旅はいつも一人で行くんですか?
ナオト:一人で行きますね。バックパック持って。

◎ステージでの失敗談は? 
ナオト:二つあるんですけど、一つは武道館で演った時に、思い切り聴かせるバラード歌ってて歌い終わった後「ありがとうございました!」って言ってマイクに頭をガツンとぶつけた事ですね。お客さんも拍手したいのにクスクスみたいな(笑)。もう一つは、デビューしてすぐの頃、ショッピングモールツアーをしたんですけど、あるモールの野外ステージの横に池みたいな物があって、そこに飛び込んだらすってんころりん転んでしまって上から下までびしょ濡れで(笑)。しかもそれが凄く激しい曲だったんですけど、その後今度は思い切りバラードですごく聴かせる感じの歌をびしょ濡れのまま歌ったという(笑)。あれはもうやっちまったなー、って感じでしたね。
クリス:まあでもびしょ濡れのまま歌うのもかっこいい気もするけどね。
ナオト:まあ水も滴るなんとやらで(笑)。
クリス:まあ、いろいろありますよね。チャックおっぴろげってのはないんですか?
ナオト:それに関してはいつも気になって、一曲目の後にいつも確認します(笑)。

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