2011年09月04日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : ハナレグミ


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夏フェスでも大活躍、ハナレグミ・『ちゃかちー』こと永積タカシさん登場!

クリス:今年の夏は色んなフェスに出られましたよね?
永積:そうですね。『FUJI ROCK FESTIVAL ‘11』も大きなグリーンステージでやったり、『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2011 in EZO』もトリでやったリだとか、今年は大きい所で結構やりましたね。
クリス:何本くらい出たんですか?
永積:フェスでいうと4本くらいですかね。最初は横浜の『GREENROOM FESTIVAL 11』に出て、それからフジ、ライジングサンに出て、それから『ARABAKI RCK FEST.11』に出ましたね。
クリス:どうでした、今年の夏は?
永積:やっぱりフェスが気持ちよかったですね。フジロックもステージから見る景色がすごい良くて、演ってる側もすごく気持ちがいいステージなんだなって思いましたね。
クリス:ARABAKIでは非常に多くの人がステージに立ったんですよね?スチャダラパーのBOSEさん、タップダンサーの熊谷和徳さん、クラムボンの原田郁子さん、元SUPER BUTTER DOGのメンバーと本当に多くの方と一緒にステージに立ったそうですが、どうでした?
永積:もうサーカスみたいで(笑)。やっぱりタップダンサーのカズ(熊谷)とか、踊れる人がいるだけで鳴る音が違うというか、演奏する側も気持ちが変わるんだなって思ったり、他の素晴らしいアーティストの方々と同じ時間を共有できた事が楽しかったですね。

クリス:新曲の『オアシス』はどこで一番最初に披露したんですか?
永積:フェスではGREENROOMが最初でしたね。
クリス:このタイトルはどこから?
永積:友達のドラマーのPすけと一緒に曲を作ったんですけど、そのPすけが葉山に住んでたんですけど、葉山に『オアシス』ってあるの知ってます?
クリス:ああ、知ってますよ。オシャレな海の家ですよね。
永積:そうです。彼がその海の家がすごく好きで、僕もよく遊びにいったりしててすごく好きだったんで、そのオアシスを含めあの辺りの事を歌った曲ですね。
クリス:ハナレグミというと“静”と“動”といいますか、元気な曲としっとりした曲がありますけど、これは完全にパーティーチューンですよね。そして今度の水曜日には5枚目となる最新アルバム『オアシス』も発売されます。この“オアシス”って言葉は永積さんにとってどんな意味があるんですか?
永積:やっぱりこう、砂漠の中にパッとある水辺なわけじゃないですか。一言でいうと歓喜ですかね。見つけた喜びもあるし、そこにたどり着くまでの紆余曲折もあるし、悲喜こもごもの悲喜じゃないですけど、その両方があってこそたどり着く場所っていう気がしますね。
クリス:この最新アルバムの中にも、さっきも言ったようにしっとり聴かせてくれる曲から、エッチな曲まで色々ありますよね(笑)?
永積:ありますね(笑)。
クリス:出来映えはどうですか?
永積:今回、自分のレコーディングスタジオを作るっていう所からスタートしてるんですよ。だから今までのレコーディングよりも、レコーディングに入るまでの時間を長く取れましたね。
クリス:タイムスケジュールに縛られないレコーディングになったんですね。なんで自分のスタジオを作ろうと思ったんですか?
永積:以前SUPER BUTTER DOGをやってた頃はメンバーとアイディアを話し合う時間があったんですけど、ソロになった時にその時間を作る事がなかなかできなくて、その場所を持つっていう事がもう一人メンバーを持つってことになるのかな、と思って作ったんですよね。
クリス:でもミュージシャンにとっては、自分のスタジオを持つっていう事は一つの夢ですもんね。
永積:そうですね。自分声が結構でかくて、家で練習すると苦情が来ちゃうんですよ(笑)。まあそういう意味でも、音を出せる場所はずっと欲しいなとは思ってたんですよね。
クリス:そのマイスタジオの名前が「ちゃかちー」だそうですがこの名前はどこから?
永積:これはタイに行った時に、僕、名前がタカシって言うんですけど、現地で自分の名前をいったら「ちゃかちー」って聞こえたみたいで、タイ語では「くすぐる」って意味だったらしいんですよ。それが面白いなって思ったのと、自分の音楽はくすぐるようなものになればと思うんですよね。聴いて考え方を変えられるとかっていうよりは、聴いてくれた人の心をくすぐって、その瞬間何かが飛んでいくような、今までの時間が一瞬ちょっと変わるような音楽が自分にはちょうどいいのかなと思って、すごくつながったんですよね。
クリス:「ちゃかちー」でレコーディングしてみて音質とかにも変化はあった?
永積:そうですね。やっぱり場所っていうのも楽器なんだなっていうのがすごく分かって、場所の形によって響きが違ったり、それに今回アナログの音をすごく入れたくて、アナログのテープレコーダー借りてきて録音したりしたんで、特に弾き語りの曲なんかは自分の思っているような音にすることができましたね。

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◎また行きたい旅先は?
永積:モロッコ行きたいですね。5年くらい前に一度行ったんですけど、また行きたいですね。
クリス:それはなんで?
永積:モロッコって元々、ジミ・ヘンドリクスとかジム・モリソンとかがいたような所で、音楽がすごく盛んな町があるんですけど、そこにグアナ・ミュージックっていうのがあるんですよ。もう一度その音楽を聴きにいきたいなって思って。
クリス:やっぱり未だにボヘミアンな雰囲気は残ってるのかな?
永積:どうなんですかね。でもやっぱりヨーロッパの人とかバックパッカーの人はすごく多いですね。なんか変に洗練されてなくてアフリカの音楽が上手く融合されているというか。ライブハウスもいっぱいあって、現地のアフリカのミュージシャン達が夜な夜な演奏してるんですよ。
◎最近気になる人は?
永積:やっぱり少女時代ですね(笑)。
クリス:やっぱり少女時代だよね!
永積:少女時代好きなんですか(笑)?
クリス:大好きですよ。よくあんなに粒ぞろいなメンバーが揃いましたよね。素晴らしいですよ、ホント。私、サマソニで見たんですけどもう人がパンパンでしたよ。
永積:僕、代々木第一体育館観に行きましたよ。
クリス:曲は何が好きですか?
永積:『Oh!』って曲が好きですね。マニアックなんですけど。
クリス:僕は『GENIE』が好きですね。

◎家の中で一番癒される場所は?
永積:今、家の中が半端無く汚くて(笑)。
クリス:それは、なぜ?
永積:全然掃除してないんですよ。洗濯物が山積みになってて(笑)。家の中に落ち着く場所が無いんで、今、友達の家によく居候させてもらってるんですよ(笑)。
クリス:もっと奇麗にすればいいじゃん!掃除下手なの?
永積:そうですね(笑)。
クリス:誰か掃除してくれる人はいないんですか(笑)?
永積:いないですね(笑)。

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Guest : 植村花菜


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トイレの女神様・植村花菜が番組初登場! 

クリス:デビューからどれくらいになるんですか?
植村:デビューが2005年なんで6年目になりました。
クリス:今年の夏はかなり忙しかったそうですね?
植村:そうですね。いろいろイベントだったり、アメリカの方にもショートで行かせてもらったりとかしましたね。
クリス:今年はJ-WAVE LIVEにも出演していただいてありがとうございました。どうでした?
植村:めっちゃ楽しかったです。お客さんがすごくあったかくて、終止歓迎ムードで迎えてくれたし、それぞれ色の違う色んなアーティストの方々が参加されていて、本当に音楽好きの方が集まってらっしゃるんやなぁ、って感じました。
クリス:アーティストの皆さん結構そういうんですけど分かるものなんですか?他と違うんですか?
植村:そうですね。一緒に音楽を楽しもうっていう、お客さん自らがこのライブを盛り上げようとしてくださってる雰囲気がすごく伝わってきたので、みんな音楽好きなんやなぁって感じがしました。
クリス:確かに皆さん、アウェーな感じがあまりしないって言いますもんね。
植村:だから私も自分のステージが終わった後に他のアーティストの方のステージを見させていただいて単純に楽しかったです。

クリス:アメリカに行ったというのはJ-WAVELIVEの前に行かれたんですよね?これはなぜ行かれたんですか?
植村:これはテレビのお仕事で行ってきたんですけど、ドキュメンタリー番組だったんです。ナッシュビルに行ってきたんですけど、ナッシュビルってカントリーミュージックの聖地で、私が小さい頃祖母と暮らしている時に祖母からカントリーミュージックを教えてもらって、そのおばあちゃんから教えてもらったカントリーミュージックを今改めてもっと深く知りたいなと思って。
クリス:おばあちゃんはカントリーミュージック好きだったの?
植村:好きだったんですよ。
クリス:『トイレの神様』にも出てくるおばあちゃんが実はカントリー好きだったと。バンジョーとかフィドルとか弾いてたんですか(笑)?
植村:楽器はさすがに弾いてなかったですね(笑)。もしそうだったら私の音楽性だいぶ変わってたかもしれないですね(笑)。
クリス:どんなのが好きだったの?
植村:昔カントリー名曲集っていうカセットテープがあって、いつもおばあちゃんと布団を並べて寝てたんですけど、夜寝る時に枕元でそのカントリー名曲集をかけて寝てたんですよ。その中で特に私が覚えてるのは『テネシー・ワルツ』をか好きでしたね。なんか漠然と「いつか大人になったらこの歌、歌いたいな」って思ってた曲ですね。それでやっぱりおばあちゃんとの一番の思い出の曲はこの『テネシー・ワルツ』だから、『トイレの神様』を書いてる時も、『テネシー・ワルツ』みたいな曲にしたいと思いながら書いてたんです。
クリス:そうなんだ!だから『トイレの神様』も3拍子なんだ。これは秘話ですね。

クリス:9/7(水)にリリースされる最新両A面シングルから『MY FAVOURITE SONGS』がチャートインしていますが、これはどんな曲なんですか?
植村:私がどんな風に音楽とであって、どんな風に接してきて、そしてこれから先私の歌をどんな風に聴いてもらいたいか、音楽に対する想いがいっぱい詰まった曲です。それに私は今デビュー7年目に入ったんですけど、去年『トイレの神様』がヒットするまでは本当に無名で、楽しいだけじゃなくて辛い事もたくさんあったんですけど、そんな間でも私を支えてくれる方々がたくさんいて、そういう方々のおかげで今も歌えているんだなと思うので、そういった感謝の気持ちも込められてますね。
クリス:プロデューサーにはこの番組で持ち込みレコメンを担当してくれている亀田誠治さんが担当されてますけども、一緒に仕事をしてみてどうでした?
植村:すごい楽しかったですね。めっちゃいい人で、亀田さんも関西出身なんで私と喋ってると時々関西弁が出てきたりして、なんか亀田さんってアーティストの良い所を引き出すのがすごく上手なんだなって感じましたね。
クリス:それは具体的にはどういう事?
植村:私の場合、特にこの『MY FAVOURITE SONGS』はとにかく歌を聴かせたい、メロディーや歌詞が前面に出てきて心に刺さるような曲にしたいってお伝えしたら、亀田さんは「じゃあ、シンプルなアレンジの方が良いかな?」なんて言ってたんですけど、出来上がった曲を聴かせてもらったら私の歌の良さを際立たせてくれてるんだけど、色んな楽器の音が加わっていて楽しくもあり切なくもありっていう、これ以上のものは無いって思うようなアレンジをしてくださったんですよ。亀田さんは私の声がとても好きっておっしゃってくれて、その声の良さを存分に際立たせてくれているし、それに私の人となりとかも十分理解してくれた上で、「きっとこんな歌を花菜ちゃんが作ったらみんな喜ぶんじゃないかな?」っていう話もしてくれましたね。
クリス:歌詞の中にも出てきますけどストリートライブっていうのはいつ頃やってたんですか?
植村:私、19歳の時に作詞、作曲、ギター、ストリートライブを同時に始めたんですけど、19の時からデビューするまでずっとやってましたね。
クリス:やっぱり初めての時は緊張しました?
植村:緊張しまくりですよ。心臓バクバクですよ。
クリス:最初はどこでやったんですか?覚えてます?
植村:もちろん。私、出身が兵庫県の川西市という所なんですけど、川西の駅前で、地元の駅前でやりましたね。1月の寒い夜に。
クリス:人は立ち止まって聴いてくれました?
植村:全然止まらないです(笑)。でも時間が夜の9時とか10時とかやったんで、その時間になると川西ってあんまり人が歩いてないんでしょうがないんですけど(笑)。生まれて初めて自分の曲ができて「うわ〜、曲できた〜!」て思ったのがもうその時間だったんですよ。それで今できたばかりのこの曲を今すぐ歌いに行かなくちゃと思って、ギター担いで自転車で駅前に行って、その1曲を延々ローテーションで歌ってましたね(笑)。
クリス:それから歌詞の中にジュリー・アンドリュースも出てきますが、彼女も植村さんの音楽の神様なんですか?
植村:そうですね。彼女が主演の映画「サウンド・オブ・ミュージック」を8歳の時に初めて見たんですけど、「なんて楽しい映画なんだ!」って思って、音楽を通じて人と人がつながっていったり人々が笑顔になっていくのを見て、音楽ってなんてすごいパワーがあるんだって思ったんですよね。それで子供ながらに私も大好きな歌を歌って周りの人を笑顔にしたい、将来は絶対歌手になるんだって決めたんです。
クリス:「サウンド・オブ・ミュージック」って実は楽しげですけど、戦争を扱ったシリアスな作品でもありますよね。でも子供の頃ってそういうのがよくわからないから、とにかくハイジの世界みたいに思うよね。
植村:そうですよね。山の上で歌って気持ち良さそうやなぁとか、町でみんなで歌いながら歩いたりとか、カーテンを切って服にしたりとか最後のシリアスなシーンもみんなで山登りして楽しそうやなぁとかのんきに見てたんですけどね(笑)。
クリス:ジュリー・アンドリュース以外にはどなたが好きですか?
植村:カーペンターズですね。もうカレンの歌声はわたしにとって唯一無二で、カレンみたいな歌が歌えるようになりたいっていう一番の憧れなんですよね。あったかくて、優しくて、でも力強くて、何十年聴いてても飽きのこない、ずーっと聴いていられる素敵な歌声ですよね。

番組恒例★ピンポンボックス

◎最近読んだ本、もしくは見た映画でお勧めは?
植村:最近DVDで見直した映画なんですけど、『エターナル・サンシャイン』ってジム・キャリーとケイト・ウィンスレット出てるやつで。
クリス:ああ、ちょっとSFっぽいやつですよね?
植村:そうですね。たまたま最近見直したんですけど、やっぱり良かったですね。
クリス:オスカーかなんか取りましたよね?
植村:作品賞でしたっけ?脚本賞かな?
クリス:確か失恋の痛みを忘れる為に、ヘルメットかなんかかぶって
植村:そうそう。記憶を消してくれるヘルメットをかぶるんですけど、結局また同じ人を好きになってしまうっていうね。良い映画ですよね。

◎自分の性格で直したい所は?
植村:いっぱいありますね(笑)。忘れん坊な所かな。
クリス:例えばどんな事忘れるんですか?
植村:なんでも。例えば仕事で、なにかの写真が必要だから送っといてねってマネージャーさんに言われて、家帰ったら送っときますって答えておいてすっかり忘れて、夜メールが来て送ってくれた?って聞かれて思い出してあわてて送ったりとか日常茶飯事ですね。
クリス:私もそうですよ。僕もマネージャーに言ってるんですけど、口頭で言わないでくれと。僕、紙面に無い事はやらないからねと。口頭だと忘れちゃうからメモるんだもんね。
植村:私ビックリしたのが、取材の時にギター使いますからギター持ってきてくださいねって言われて、ギターケース開けたらギターが入ってなかったって事が一回あって(笑)。
クリス:それはすごいな。持っててもわかんなかった(笑)?
植村:ギターケース自体が結構重くてわからなかったんですよ(笑)。まあその日はたまたまもう1本ギターを持ってたんで事なきを得たんですけど。

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