Guest : アンジェラ・アキ
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もうすぐお母さん!アキなのに冬を歌うアンジェラ・アキさんが登場!
クリス:ご懐妊、おめでとうございます。 アンジェラ:ありがとうございます。 クリス;どうですか、調子は? アンジェラ:エもうネルギーがみなぎってます。逆に食欲がありすぎて困ってるぐらいですね(笑)。 クリス:まあ、二人分ですからね。現在、6ヶ月という事ですけど、もう頭の中は母親モードになってきてます? アンジェラ:それが全然ないんですよ(笑)。だから逆に怖いなと思いつつも、一昨日くらいから胎動を感じるようになったので、それでまた感覚がリアルなものになってきましたね。多分、もっとおなかが大きくなって足下が見えなくなって自分で靴が履けなくなったりした時に、もっと更に実感が湧いてくるんじゃないですかね(笑)。 クリス:マインド的な部分ではなく、「靴ひも結べねーじゃねーか!」って具体的な事で感じるんだね(笑)。でも6ヶ月だけど、今ランニングしてるって本当なんですか? アンジェラ:まあ以前みたいにガッツリ走るわけにはいかないので、言ってしまえば早歩きみたいなペースで走って歩いて、走って歩いてっていうのはやってますね。 クリス:前は走ってたんですか? アンジェラ:1.5〜1.8kmくらい、週5で結構しっかりと走ってました。 クリス:なるほどね。ちなみにアンジェラさんのお母さん像みたいなものはあります? アンジェラ:なんかあんまり理想を高く持ちすぎると、自分で墓穴を掘ってしまいそうな気がするから、とにかく仕事もプライベートもちゃんと向き合えて、バランスのとれた母親になりたいなって思いますね。子供は普通で良いと思うんですよね。元気で優しい子に育ってくれれば良いので。 クリス:まあ、あんまり「こうならなきゃ!」って使命感にかられすぎると本当に墓穴を掘っちゃいますからね。普通が一番幸せですよ。
クリス:9/28にリリースされたニューアルバム『WHITE』。これはなぜ、WHITE、白だったんですか? アンジェラ:私の中で原点回帰って言う意味を持たせたくて、デビュー曲をセルフカバーしてみたりだとか、石川さゆりさんの『津軽海峡冬景色』をカバーしたりしたんです。この曲、私と同じ1977年に生まれたんですよ。私の原点でもあるし、小さい頃お父さんが子守唄として歌ってくれた曲でもあるので、そういったいろんな原点が待ったアルバムなので、白紙に戻すという意味も込めて『WHITE』ってタイトルにしたんです。 クリス:アンジェラのご両親は、洋楽よりも邦楽派だったの? アンジェラ:お母さんの方はカーペンターズとか、ビージーズとかを聴いていたと思うんですけど、徳島の山の中だからCD、カセットやレコードショップっていうのが無い状況だったので、やっぱりラジオから流れてくる演歌っていうのが多かったと思うんですよね。 クリス:ラジオから演歌、いいですね(笑)。 アンジェラ:今回カバーさせてもらった『津軽海峡冬景色』も、あまりに名曲過ぎるので、それをピアノ弾き語りでやったらどうなるんだろうとか、誰もが知ってるこの曲を違うアプローチで歌ったらどうなるんだろうっていう、チャレンジ意味も込めて歌いましたね。 クリス:この曲、私もカラオケ行くとよく歌うんですよ(笑)。こういう顔だから、逆に演歌歌うと受けるんだよね。 アンジェラ:クリスさん、上手そう(笑)。 クリス:私の場合はサビの「あぁ〜」のところに全力を注ぐんですけどね(笑)。でも、アンジェラが歌うこの曲は結構アレンジされてるよね? アンジェラ:さゆりさんの元曲はもうあのままで完璧なので、私は私にしか出来ない歌い方で、まったく別の曲として作りたかったんです。 クリス:そのリスペクト感がひしひしと伝わってきますね。 アンジェラ:ありがとうございます。
クリス:今回のアルバムには、他にも『大きな古時計』やビリー・ジョエルの『HONESTY』など結構カバーが入ってますよね?これもやっぱり原点回帰? アンジェラ:この1年っていうのが、プライベートでも私にとって結構アップダウンがあった1年で、3月の震災もあって悶々とする時期が凄く長くて、色んな事を自問自答したんですよね。それってデビューアルバムを出した時の感覚に凄く似てたんですよ。「このまま本当にデビューできるんだろうか?」とか、色んな事を問いただしていく中での作業だったので、本当に、当時に近い感覚で出したアルバムですね。 クリス:ホッピー神山さんと絡んだ『モラルの葬式』もかっこ良かったよ。ちょっと哲学っぽくて。 アンジェラ:“モラル”という人が実際に存在して、その人が死んだらどうなるかとか、そのモラルさんのお母さんとだったりとかね。 クリス:結構、色んな事を考えさせられる、捉え方によっては色んな見方の出来るアルバムだよね。 でも本当にこの2011年っていうのはみんなにとってとても感慨深い、いろいろな事を考えさせられる1年だったと思いますけど、アンジェラにとってはどうでしたか? アンジェラ:震災もそうだけど、やっぱり妊娠するまでも色々あったし、音楽に対する考え方とかアプローチも少し変わりましたね。マクロよりもミクロというか、大きい所、遠くい所よりも近い所や近くの隣人に対する気持ち、自分自身に対しての向き合い方っていうのをもっと大事に考えるようになってきましたね。
番組恒例★ピンポンボックス
◎最近見た夢は? クリス:覚えてます? アンジェラ:私は夢とか完全に覚えてるタイプやし、なんか映画になるような夢を見る人間なんですよ。もっと言ってしまえば、こういう夢見たいな、って思えば本当に見れるんですよ。 クリス:それ最高のエンターテイメントじゃないですか! アンジェラ:しかも途中でトイレに起きたりとかして一回夢が止まっちゃうじゃないですか?それでそのあと寝るとまた続きから見れるんです。 クリス:”Pause”ボタンが押せるわけですか、あなたは!? アンジェラ:なんか子供の頃に身につけた技なんですよ、これは(笑)。あまりにも空が飛びたい子供だったので、まず空を飛ぶ夢が見られるようになって、そこから進化していって、片思いしている人とラブラブになる夢とか(笑)。 クリス:バーチャルリアリティを通り越してるじゃないですか! アンジェラ:凄いでしょ、あたしの脳(笑)。だから最近見た夢はなに?って聞かれても、ちょっと赤裸々すぎて言われへんみたいな(笑)。かなりアブナイ夢とかたくさん見てますよ(笑)。
◎自分の性格で直したい所は? アンジェラ:これは子育てにも影響してしまうから凄く直したいんですけど、私、めっちゃせっかちなんですよ。 クリス:どういう風にせっかちなんですか? アンジェラ:なんでも「はよ、はよ!」って感じなんです。食べるのも早く食べるし、何かの進行でも「はやく次、次!」ってなるし。私の周りのスタッフの中にも私のせっかちに困ってる人もいると思いますね(笑)。だからスローペースで「まあ、ええやん。」って人が凄くうらやましいです。 クリス:じゃあ、時間のデッドラインとかもしっかり守る人だ? アンジェラ:守りますね。遅刻とかも、10分程度ならたまにする事ありますけど、30分を超えるような遅刻は絶対無いですね。私、前に友達に1位時間半待たされた事があって、1時間半相手を待たせるその感覚が理解できなくて。 クリス:その友人とは未だに続いてるの? アンジェラ:あ、続いてないですね(笑)。
◎子供の頃の夢は? アンジェラ:普通になりたい職業としては学校の先生とかになりたかったけど、私はフィギュアスケートのオリンピック選手になりたいとか、ちょっと現実的ではないんだけれどもなってみたい夢みたいなものがあって、例えば自分でそのフィギュアスケートの演目の構成を考えるんですよ。自分ならここで3回転のトゥループやった後に、とか(笑)。 クリス:そのあたりが自分で好きな夢を見られるコツなんでしょうね(笑)。
アンジェラ:リビングのガラスとかに自分の姿を映して、3回転してるイメージを思い浮かべながら着地の所だけ練習たりしてましたね(笑)。
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