Guest : 木村カエラ
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カエラちゃんが影響を受けたモノ・オト・コトバ、木村カエラを作った“素(もと)”をプレゼント!! 詳細は23日の放送を要Check!
クリス:1年8ヶ月ぶりの登場になりますけど、その間にカエラちゃんはプライベートでも生活ががらっと変わりましたよね。 カエラ:そうですね(笑)。 クリス:リリースしたニューアルバム『8EIGHT8』も絶好調じゃないですか。 カエラ:ありがとうございます。 クリス:今日はそんなカエラちゃんに影響を与えた3つの要素、モノ・コトバ・オトについて聞いていこうという企画です。いわゆる“カエラの素”をいろいろと伺っていってそれらをリスナーにプレゼントしちゃおうと。 カエラ:すごいですね(笑)。 クリス:もうこれさえ持ってれば木村カエラの4割くらいは分かるかもしれないっていうね(笑)。 カエラ:そうですね、分かると思います(笑)。
クリス:まずは、“モノ”について教えてください。 カエラ:はい。まずは「TWIGGY」の写真集を持ってきました。 クリス;ツイッギーね。60年代に活躍したスーパーモデルで、いわゆる初代スーパーモデルって言っても過言ではないですよね。 カエラ:モデルさんは昔からいたんですけど、女性らしいちょっとふくよかな方が多かったんですよね。そこにツイッギーが出てきた事で、細身の女性も注目を集めるようになって、さらにあまり露出も許されてなかった頃にミニスカートとかを履いたりして。 クリス:”TWIG”って言葉が“小枝”って意味ですもんね。そうか、じゃあこの60’sキッチュな感じのファッションがカエラちゃんのルーツの一つになってるんですね。 カエラ:そうですね。やっぱり古着のワンピースですとか、髪型にしてもそうですけどパツっとしたような、女の子っぽいんですけどちょっとボーイッシュでいたずら心があるような、その雰囲気が凄く好きですね。 クリス:カエラちゃんは自分のファッションとかメイクとかいろいろ意見を言うんでしょ? カエラ:そうですね。メイクもそうですけど、ライブですとか、ジャケットですとかこういう風にしたいっていうアイディアは自分から発信させてもらってます。 クリス:ツイッギーもそうだと思いますけど、どういうところからインスピレーションやヒントを受けるんですか? カエラ:そうですね。もちろんツイッギーもそうですし、あとは詩を書いている時にその物語や主人公の姿を想像したりイメージしているので、その絵をそのまま表現するっていう事が多いですね。 クリス:表面よりも深層部分から出て来るイメージっていうのは大事ですよね。ところで今回のアルバム『8EIGHT8』のジャケットのカエラちゃんは八つ目じゃないですか。これはクモ、スパイダーの足と目を表してるんですよね?それはなぜ? カエラ:まずアルバムタイトルを決める前に、クモをイメージした『8EIGHT8』っていう曲ができたんですよ。この曲が、自分を犠牲にして他の人の幸せを願うクモが主人公の歌なんです。それで、そういう人を思う気持ちって大事だな、と思って、この曲の主人公であるクモに私もなれるように、クモと同じく目を8個つけたんです。 クリス:そうなんだ。クモっていうと、何となく怖いというか。。。あまり、優しいっていうイメージはないけど? カエラ:昔からおばあちゃんと住んでたんですけど、朝グモは良くて夜グモは悪いみたいな話をずっと聞かされていて、朝にクモを見るとなんか清々しい気分になっていたので、あまり悪いイメージはないんですよね。
クリス:なるほどね。さて、続いては“コトバ”。カエラの素となったコトバはなんでしょう? カエラ:『大きな木』という絵本です。 クリス:これはどんな絵本なんですか? カエラ:少年と大きな木の話なんですけど、その少年が大きくなるまでの流れをその木はずっと見守っているっていう話なんです。でも、少年が大きくなるにつれてその木から離れていったり、昔は一緒に遊んでいたのにだんだん遊ばなくなっていったりするんですが、この木がすごく女性目線でかかれているんですよ。でもこの木は、この少年が家を建てたいといえば自分の枝を与えて、お金が必要なときは林檎を実らせてそれを売って少年がお金に困らないようにと、とにかくその少年に与え続けるんですよ。そういうところが、学ぶ所が多いというか、深い所で当てはまってくる部分があるんですよね。 クリス:なるほど。ではこれも“カエラの素”とさせていただきます。絵もとてもシンプルですよね。 クリス:そうですね。なんか切なくもなるんですけど、子供にも大人にもわかるような優しい言葉が使われているのでとても響くし、そんな色んな人に理解してもらえるような曲にしたいと思っていつも詩を書いているので、とても参考にもなりますね。
クリス:それでは最後になります。カエラちゃんに影響を与えた“オト”とは? カエラ:映画『メリー・ポピンズ』のスペシャルエディションのDVDを持ってきました。 クリス:わたしこれ、生まれて初めて両親に連れられていった映画かも知れません。 カエラ:そうなんですか?この映画を初めて見た時に、実写の人間とアニメが一緒に動いているのが信じられなくて、もの凄い興奮したんですよ。そしてこの映画の中におまじないの歌が出て来るんですけど、そういう魔法のうたみたいな物をついつい自分の曲の中にも入れたくなっちゃうんですよ(笑)。なんか意味はないんだけど聞いたら元気になる曲とか、おもちゃ箱をひっくり返したようなメロディーとか、そういう物は常に頭の中に入れておきたいと思うんですよね。 クリス:ディズニー映画の中でも名作ですよね。1964年ですから、今からもう50年近く前の映画ですよ。リアルタイムで見てますからね。、、、今、カエラちゃんの横に、ふきだしで「げっ、ジジイ!」っていうのが出てましたけど(笑)。 カエラ:出てないですよ(笑)。 クリス:このカエラちゃんに影響を与えたモノ・コトバ・オトって全部60年代の物ですよね。 カエラ:さっき気がつきましたけど、そうでしたね。好きなんでしょうね、60年代が(笑)。 クリス:意識してるわけではないんですよね? カエラ:なかったですね。 クリス:なんかあるんでしょうね、カエラちゃんを惹きつける時代感みたいな物が。非常にクリエイティブな時代でしたしね。
クリス:今回のアルバムの音は、リード曲の『チョコレート』はともかく全体的に凄くロックですよね。 カエラ:ハード目ですね。だんだんとちょっとひねくれたような音作りもしてますし、 ライブの事を考えながら作っていた物もたくさんあるので結構激しい目の曲もありますね。 クリス:リード曲のチョコレートはどんな曲なんですか? カエラ:これは普段言えない感謝の言葉や優しい言葉を歌った曲です。苦い想いでも、言葉にすることでチョコレートのように甘く溶けていけばいいなと思って。 クリス:なんか今までの曲と比べて大人っぽいよね。 カエラ:そうですか?いわれた事がないので嬉しいです。
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