2012年03月04日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : トータス松本


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敬愛するサム・クックのカバーも好評発売中!ニューシングルを携えてトータス松本が登場

クリス:3年ぶりにJ-WAVEのナビゲーターとして復活。RADIPEDIA(木)を担当されていますけど、どうですか?
トータス:いやー、楽しいけどへとへとになってしまって。アクビがひどいですね。深夜2時に終わるでしょ?なんだかんだで帰ったら2時半とか3時で、シャワー浴びて、眠れないから一人でお酒飲みながらDVDとか見てると朝になってしまうんですよ。だからなかなかクールダウンが出来なくて。
クリス:まあ、本当だったら人間の生態というのはテンションを上げてられるのはせいぜい12時ぐらいまでだろうと。それを夜を上げていくと、もう目が冴えちゃいますもんね。
トータス:そうなんですよ。だから、たまたま外で仕事してて、その流れでJ-WAVEに入るっていうんだったらいいんですけど、その日RADIPEDIAまで何も無くて家にいる場合は、普通にご飯食べて、ひとっ風呂浴びてから来ますから、一回スイッチをOFFにしかけてるんですよね。それからまたテンション上げなあかんから、結局一日がそこから始まっちゃうんですよ。
クリス:なるほど。でも、あらためてこうやってラジオをやってみてどうですか?
トータス:やっぱり楽しいし、最近Twitterっていうものがあるでしょ?そのTwitterとの連動とかも最近ようやく分かってきて、面白いよね。どんどんラジオが立体化してきてるっていうか。
クリス:面白いよね。僕もどっちかっていうとデジタル原始人なんで、よくわからないんですよ。だから若い連中っていうのはもう人間の進化論の中にコンピュータっていうのが組み込まれてるんでしょうね。赤ちゃんだってきっと触ってるうちに覚えちゃいますよ。僕は旧原人ですからね。
トータス:近いです、近いです(笑)。
クリス:でもSNSとかTwitterとかそういうのがあると時間が過ぎるのが早いよね。
トータス:早い、早い!時間が経つのもあっという間で、メールも読まなきゃいけないし、Twitterも見ないといけないし。
クリス:それで終わったら終わったでテンション上がっちゃってるから、どうしてくれるんだと?
トータス:そうなんですよ。

クリス:こちらも久しぶりですが、1年8ヶ月ぶりのニューシングルが3月7日にリリースになります。タイトルは?
トータス:『ブランコ』です。
クリス:ドラマの主題歌ということですが、これはどんなドラマなんですか?
トータス:上川隆也さんと小西真奈美さん主演で、宮部みゆきさんの小説をドラマ化した「ステップファザー・ステップ」というドラマです。
クリス:ドラマの方にはトータスさんは出演はされないんですか?
トータス:僕は出てないです。
クリス:僕、トータスさんって結構歌ってドラマも出るみたいなイメージがあるんですけどね。今回はそういう訳ではないんですか(笑)?
トータス:今回は無いですね(笑)。
クリス:この『ブランコ』はどんな曲ですか?
トータス:ドラマのテーマが、ウソつきがいっぱい出てくる話なんですけど、でもそのウソは罪作りなウソではなくて、ウソをつきながら幸せになっていこうというようなドラマなんで、ウソっていうのは本気で付くもんなんだっていうのを上手く歌えたらなと思って作った曲ですけどね。
クリス:英語で”White Lie”って言葉があるんですよ。直訳すると”白いウソ”なんですけど、人を傷つけないためのウソっていうのをWhite Lieって言うんです。
トータス:へー、そうなんですか?逆に悪いウソは”Black Lie”ともいうんですかね?
クリス:まあ、言わずもがな”Lie”だけで普通は悪いウソって意味なのであまり付けないですけど、そういうことですよね。
トータス:日本だと”白々しい”って”白”が入ってるけど悪い意味の言葉もありますよね。
クリス:まあ、向こうだといいものと悪いものをWhiteとBlackで表現することが多いからね。
トータス:じゃあ、この曲はまさに”White Lie”です。
クリス:この曲はいつ頃完成したんですか?
トータス:確かデッドラインギリギリだったんですよ(笑)。いつ頃やったかな?ドラマが始まるちょっと前でしたから。
クリス:じゃあこれは依頼があって、それに対して作ったんだ?
トータス:そう、そう。簡単な台本見せてもらって、どんな話か聞いて、自分が今歌いたいテーマとの擦り合わせをして作ったんですね。
クリス:やっぱりそういう依頼があって作るのは難しいですか?それとも作りやすい?
トータス:あったほうが作りやすい部分もあるんですよ。テーマを見つけやすいというか。

クリス:先月はサム・クックのオールカバーアルバム『TWISTIN’ THE NIGHT AWAY』をリリースされましたが、サム・クックのオリジナルの方は実はCD化されてないんですよね?
トータス:そうなんですよ。
クリス:それでトータスさんが「よし、俺が崇拝するサム・クックのCD版をやろう」と。
トータス:そう、そう、そう(笑)。
クリス:ジャケからもう本物にそっくりですよね。
トータス:そっくりに作ったんですよ。
クリス:選曲も一緒なんですか?
トータス:一緒です。曲順まで全く一緒です。
クリス:なんでこれを作ろうと思ったんですか?
トータス:CDになっていないということが、やっぱり僕にとってすごく残念というか、他の人にもサム・クックの良さを知ってもらうためにはこの『TWISTIN’ THE NIGHT AWAY』というアルバムが一番いいと思ってたんですけど、サム・クック版が無いので。アナログをかうと今2万円くらいするんですよ。でもアナログなんて今簡単にはかけられないじゃないですか。それでCDを作ろうと思ったんです。これ足掛け3年くらいかけて作って2月8日にリリースしたんですけど、実は来週の水曜日3月7日についにサム・クックのオリジナル版のCDが出るんですよ(笑)。
クリス:すごいタイミング(笑)。
トータス:しかも僕の『ブランコ』と同じ発売日ですからね。運命ってやつは本当に面白いですよ(笑)。
クリス:でもやっぱりサム・クックっていう存在はトータスさんにとって特別?
トータス:やっぱり明るくて元気が出るんですよね。やっぱり今みたいな時には必要っていうか、ウキウキしてくる音楽なんで。えもサム・クックの音楽っていうのは、ちょっと古くてとらえづらい所があってね、よくわからないっていう人も多いんですよ。でも僕にしたら「いや、そんなことないからとりあえずこれを聞いて」っていう感じなんですよ。
クリス:THE BAWDIESのROYくんなんかとすごく話が合いそうですね。
トータス:この間、道でバッタリ会ったんですよ。いきなりサム・クックの本をカバンから出して「トータスさん、これもってますか?」って聞かれましたからね(笑)。

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◎最近読んだ本、もしくは観た映画でお勧めは?
トータス:最近色々読んでるんですけど、サム・クック特集のレコードコレクターズとか、そういったものはバーッと読んだり、あと清志郎さんの『瀕死の双六問屋』っていうのを最近まとめたやつが出たのでそれを読んだりとか、あと読みかけなのが『中国化する日本』ってやつね。ウチの社長に「面白いから読め!」っていわれて。
クリス:それは政治的な本?
トータス:意味としては悪い意味ではなくて、宋朝時代の中国がすごくベーシックで、日本はそこに向かっていくんじゃないかみたいな話なんですけど、まだ読み始め何で僕も詳しく分かってないんですけどね。
クリス:なるほどね。
トータス:でも清志郎さんの『瀕死の双六問屋』ももの凄く面白いですよ。本当に、反骨精神の強い人やったんやなっていうのが分かります(笑)。
クリス:清志郎さんは会うといつも穏やかだったけど、心の中には常に闘志が湧いてましたもんね。

◎初めて観に行ったコンサートは?
トータス:話繋がってまうけど、RCサクセションの大阪フェスティバルホールかな。
クリス:いくつくらいの時ですか?
トータス:高校2年生でしたね。田舎に住んでましたから、なかなかコンサート観れないんですよ。それで親戚のお兄さんに車で連れて行ってもらって。
クリス:家からどのくらいかかったんですか?
トータス:4、5時間かかったんじゃないですかね。
クリス:はじめて清志郎さんを観てどうでしたか?
トータス:いや、もうなんか、ウソみたいっていうか、夢見てるみたいな感じでしたね。
クリス:その時はもうバンドをやってたんですか?
トータス:やってました。それを観たことで、やっと具体的なものをつかめたような気がしましたね。

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Guest : SEAN PAUL


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ダンスホールの貴公子から帝王へ!ショーン・ポールが8年ぶりに登場!

クリス:2003年の11月にご出演していただいて以来、実に8年と4ヶ月ぶり2度目の登場!
ショーン:つい昨日のことみたいだよ(笑)。
クリス:先日、ニューアルバム『TOMAHAWK TECHNIQUE』がリリースされたけど、これは今の髪型(モヒカン)と何か関係があるの(笑)?
ショーン:今までのヘアースタイルであるブレイズは手入れが大変だったし、違う髪型にしようと思っていたからモヒカンにしたんだ。だから髪型は直接的にはアルバムタイトルには関係ないんだけどね(笑)。”TOMAHAWK”っていうのはアメリカの先住民族が持っていた斧のことなんだ。彼らはそれを狩猟にも使うし、木を切るのにも使うし、とにかく刃が尖っているんだよ。僕は今までカッティングエッジ(最先端)で、ダンスホールを世界中に広めてきたという自負もある。だからこのようなタイトルになったんだよ。
クリス:今回はプロデューサー人も豪華!ライアン・テッダー、スターゲイト、ベニー・ブランコと旬な人たちがずらりと並んでるけど、これまでは割とジャマイカ人のプロデューサー達を起用していたけど、今回は多くのアメリカ人プロデューサー達と仕事をしているよね?
ショーン:そうだね。でもスターゲイトは元々ノルウェー出身だし、今回のアルバムではダンスホールをより国際的にしたかったんだ。オーディエンスに常に新しいものを供給したかったし。今回、特に大事にしていたのはベースとドラムビート。ギターとかキーボードといった所に今までと全然違う音を用いることによって、今までに無い、もっと多くの人に受け入れられるようなダンスホールを築いていこうと思ってこういう布陣になったんだよ。
クリス:ベニー・ブランコといえばケシャだったりケイティ・ペリーなんかをプロデュースしているけど、今回ショーン・ポールの世界を共有したということで、ジャマイカのプロデューサー達と比べて何か仕事の違いとかはあったの?
ショーン:ベニーブランコに関していえば、彼は結構緻密系で、1曲作るのに4日間かけたりするんだ。毎回、歌い方を変えたり試行錯誤することで、最初に自分が書いた曲がどんどん進化していくのがわかったよ。逆にリコ・ラヴとやった時は、ジャマイカのスタイルにすごく似ていて、いろいろ生音的にトライしてみて一番しっくりくるものを選ぶっていう作業だったから、3日間で5曲もできたよ。
クリス:今年はロンドン五輪もあるということで、アルバムの中には同じジャマイカ出身の”世界最速の男”ウサイン・ボルトのための応援ソング『Hold On』も収録されているということだけど、彼とは友人なんでしょ?
ショーン:彼は僕にとってヒーローだよ。地球上で一番速く走れるなんて、本当に尊敬しているよ。その一方で、実は彼はすごくパーティー・ピープルなんだ。ジャマイカでパーティーに行くとしょっちゅう彼に会って、そこから仲良くなったんだ。元々この『Hold On』はボルトや、他のジャマイカの陸上選手達のために書いたんだけど、他のことにも通じるとてもユニバーサルな曲になったと思う。ジャマイカは今年独立50周年で、ジャマイカ人としての誇りを持って書き上げた曲でもあるけど、例えば震災から復興をめざす日本の人たちの力にもなってくれれば嬉しいし、そういう曲に仕上がったと思っているよ。

番組恒例★ピンポンボックス

◎日本でおみやげに何を買う(買った)?
ショーン:前回来た時は、スーツケースいっぱいの日本の食材を持って帰ったよ(笑)。ジャマイカでは手に入らないようなものをね。一番最初に日本に来た時は刀が欲しいと思っていたね。でも何回も来るうちに、日本の食文化にすごくひかれていって、やっぱり食べ物を持って帰るようになったね。

◎緊張をほぐすためのジンクスやおまじないは?
ショーン:海外では全然緊張しないんだけど、ジャマイカに帰ると緊張するんだよね(笑)。特に、自分が幼少の頃から知ってたりとか、昔の同級生達の前なんかだとすごく緊張するね。海外の人たちはショーン・ポールを見に来てくれてる訳だからいいんだけど、ジャマイカでやるときはどこか品定めされてる感じがするんだよね(笑)。今は自分のパフォーマンスも上達してきたと思ってるけど、やっぱり自分お身近な人たちからの評価が気になっちゃうんだよね。

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