Guest : 吉井和哉
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今年はサマソニにも初参戦!ニューシングルとともに、吉井和哉さんが登場
クリス:番組はお久しぶりですけど、つい最近お会いしましたよね。渋谷で行われたVINTAGE TROUBLEのライブで。 吉井:お会いしましたね。 クリス:吉井さんの横には伊藤政則さんもいらっしゃって。 吉井:あと杉山ハリー君もいましたよね。 クリス:そうでしたね。ライブもまさにアメリカン・ブルース・ロックという感じでかっこ良かったですよね。
クリス:最近、健康的な生活を送っているそうで、腹筋とかやってるんですか?割れてます? 吉井:全然、割れてないんですよ(笑)。煙草をやめたんですけど、案の定、太ったんです。これは、腹筋とかスクワットとかやらないと間に合わないだろと思ってやったり、夏フェス前にはジムにも通ったりしたんですよ。でも、もともと中には筋肉があったみたいで、脂肪がまだその上に乗っかってるのに、筋肉が発達しだしたから、エライ〜だがでかくなってきたんですよ。なのでこれは酒をやめないとダメだと思って、最近、酒を、、、。 クリス:ウソ!?やめたんですか? 吉井:減らしてます(笑)。 クリス:あー、減らしてるね(笑)。吉井さんがお酒をやめるなんて、そんなそんな(笑)。 吉井:そもそも僕らの頃って、タバコとお酒と女性っていうのが、ロックの三種の神器だったので、しばらく、いや今も悩んでるんですけど、いかがなものかと思って。 クリス:まあ、ほどほどだったらいいんじゃないですか。僕もお酒好きですけど、やっぱり”タツ”って言うのは、、、。 吉井:”タツ”?、、、ああ、断ち切るの”タツ”ね(笑)。 クリス:そう、そっちの方です(笑)。やっぱり断つって言うのは極端すぎるので、ほどほどに飲むようにしてますけどね。 吉井:なるほどね。 クリス:なんか吉井さんがお酒をやめるなんて、吉田類がお酒やめるようなもんですよ。まあ、そんな話はいいとして(笑)。でもエクササイズはやってるんですよね? 吉井:頑張ってやってますね。 クリス:夏はフェス三昧だったんですか? 吉井:そうですね。今年は初めてサマーソニックに出させてもらいました。 クリス:どうでした? 吉井:いやー、やっぱり大きな洋楽アーティストも出演するフェスなので、すごく緊張してましたし、心配してたんですけど、スゴく盛り上がったし、天候も味方してくれて、良かったですね。 クリス:そうですよね。今回のサマソニは結構雨に見舞われたというか、フジロックがいつも雨ばっかりなのに、今年はずっと晴天で、逆に雨がほとんど降らないサマソニで今回降ったっていう感じでしたもんね。 吉井:僕、第一回のフジロックに出させていただいて、その時も途中で中止になっちゃったくらいの豪雨だったので、雨男じゃないかって言われたんですけど、そんな力はないと思うんですよね(笑)。 クリス:そうですよ。それを信じるのもいかがなものかなと思うけど、あいつ雨男だからブッキングしないとか、あのスタッフ雨女だからクビにしろとか、そんなんで判断されたらたまったもんじゃないですからね。でも、雨男じゃないですけど、ジンクスというか、今回おまじないをしたんですよね? 吉井:おまじないというか、この間のオリンピックで金メダルを獲得したボクシングの村田諒太選手が、冷蔵庫に「金メダルを取ることができました!」って、もう事前に結果を書いて貼っておいたっていうのをテレビで見て、真似してみようと思って、僕も紙に書いて冷蔵庫に貼りました。 クリス:そしたらライブが大成功だった? 吉井:なんか暗示にかかるんですかね(笑)。 クリス:わかります。僕も大事な仕事とか正念場になると、成功したことをイメージしますね。紙には書きませんけど、頭の中で周りが拍手の嵐を送ってくれているシーンを想像します。 吉井:なので今後、ツアーやリリース、あとダイエットなんかでも、常に紙に書いて貼ればいいのかと思って。冷蔵庫が貼り紙だらけになっちゃいますけど(笑)。 クリス:いいじゃないですか。じゃあ、次の作品のジャケットはその貼り紙だらけの冷蔵庫の写真で(笑)。 吉井:嫌です(笑)。 クリス:でも、今回のジャケットもかっこいいじゃないですか。ニューシングルのタイトルを教えてください。 吉井:「点描のしくみ」です。 クリス:すごいアーティスティックですよね。 吉井:そうなんですよ。沖縄在住の天描アーティストの大城清太さんという方が、描いてくださって。朝、5時に起きて描くらしいですよ。早朝のきれいな空気の時じゃないと描けないんだそうです。
クリス:でも吉井さんの曲が、震災以降、すごく深くなりましたよね。いや、今までが深くなかったってことじゃないですよ(笑)?以前よりもさらに深くなった気がする。 吉井:まあ、伝えたいことが明確になりましたよね。やっぱり当たり前のものを失った時の怖さって言うものも歌いたかったし、だからこそ毎日を大事にしたいなとも思うし。
クリス:今回は初の映画主題歌なんですよね?これは書き下ろし? 吉井:書下ろしました。 クリス:映画「鍵泥棒のメソッド」の主題歌となっていますが、これはどんな思いを込められたんですか? 吉井:事前に脚本を読ませていただいたんですけど、やっぱり内田けんじ監督の作品って、映像で出来てみないと分からなかったので、とはいえ、婚カツの話題と、ボタンのかけ違いで人生が狂うっていうのがテーマになってたんで。だけど、狂っても結局同じ方向に人は行くんじゃないかな、と。それって点描と同じで、打つ場所はどこでも良かったりするけど、自分がイメージさえちゃんとしていれば最後には完成するって言うのを表現したかったんです。 クリス:すごくダイナミックな曲ですよね。サビに向かっていく曲の起伏と言うか。 吉井:ありがとうございます。最初は割とコメディーチックな、R&B風な入りで、サビにいくとユーロビートみたいになってて面白いんじゃないかと。 クリス:吉井さんは前々作ぐらいから、全部一人で演奏されてるんですよね? 吉井:そうなんですけど、もう飽きましたね(笑)。 クリス:飽きた(笑)!? 吉井:やっぱり孤独なんで(笑)あとアレンジとか、やっぱり限界がありますね。 クリス:ドラムスは打ち込みじゃなくて自分で叩くんですか? 吉井:この曲は打ち込みですけど、カップリングの曲は実際に叩いてますね。最近、若い子達も結構コンピュータで曲を作ったりするじゃないですか。そういう子達が逆に出来ないことを、バンドで僕らはやりたいなと思うようにもなったし、次はバンド結成しようかなと。 クリス:バンド結成!ちなみに、例えばサマソニの時とか、ソロでやってるときの後ろの皆さんは? 吉井:あれは今、ナポリタンズって名前を付けてやってますね。 クリス:今度はどんな感じになりそうですか?吉井和哉ワールド?それともバンドになるのかな? 吉井:いやー、バンドになるんじゃないですかね。もう僕は曲作らないとか。詩も書いてもらって。もしくはベースとか(笑)。 クリス:そうなの!?それも飽きちゃったとか(笑)? 吉井:いや、飽きてはないですけど、働きすぎました(笑)。
番組恒例★ピンポンボックス
◎今、一番欲しいものは、買いたいもの、狙ってるものは? 吉井:やっぱバンドですね(笑)。 クリス:それはメンバー募集するんですか?それとも知ってる人同士で? 吉井:あ、募集いいですね!僕、以前THE YELLOW MONKEYが活動休止になった2001,2年に、メンバーを募集したことがありますね。で、応募していただいた方と一緒に曲作ったこともありますよ。その彼は今、THE YELLOW MONKEYのギタリストだったEMMAと一緒にやったりしてますよ。 クリス:へー。募集、いいかもしれないですね。 吉井:PVも募集しちゃえば良いんじゃないかっていう、ね。一般の方に作ってもらって。それで話し合って、ギャラを渡して、みたいな。 クリス:ああ、それいいかもしれないですね! 吉井:芽を育てるみたいな(笑)。
◎ 初対面の異性で、思わず見ちゃう所は? 吉井:45歳を超えると、やっぱり気になるのはリアクションですね。 クリス:どういうことですか? 吉井:しょうもないギャグとか言っても、クスッと笑ってくれるような、ね。45越えると、固い肌着が着れなくなってくるじゃないですか(笑) クリス:ありますねー。着慣れたやつじゃないと、ダメみたいな(笑)。 吉井:この間もレコーディングの時にスタッフの若い女の子で、ちょっとしたギャグでもクスッて笑ってくれる子がいて、それだけでキュンとしちゃいますよね。
◎最近読んだ本、マンガ、観た映画でオススメは? 吉井:最近まとめて注文したんですけど、絵画をわかりやすく絵本みたいに紹介してくれる本があって、押し付けがましくなく、「見てごらん」って解説してくれるんですよ。よく”印象派”とかって言うじゃないですか。それって何だろうって思ってたら、画家が色んな場所に行って、その場の雰囲気を、当時は写真が無いですから、記憶して、分かりやすくその景色の印象を分かりやすく絵にして伝えるのが印象派らしくて、「そういう意味だったんだ!」ってわかったりして。 クリス:だから英語で”Impressionism”なんだ。Impression=印象ですから、そのままですもんね。 吉井:それが色んな画家の本が出ているので、それをまとめてネットで注文しました。
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