Guest : KISHI BASHI
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CMソングで話題の日系アーティストKishi Bashiさんが初登場!
クリス:世界中で流れるCM音楽がきっかけで話題になっているキシバシさん。1975年、日本人のご両親の下シアトルで生まれ、小さい頃からバイオリンを弾き始め、ボストン・バークイン音楽大学を卒業された後ミュージシャンになられたそうで。これまで、プロバイオリニストとしてレジーナ・スペクターやケイティー・ペリーのサポートメンバーでも活躍されており、現在はキシバシ名義で活動されています。本名は、Ishibashi Kaoruさんなんですよね? キシバシ:Ishibashi Kaoruです。K・ISHIBASHIと言われてます。 クリス:そうですね、アメリカだとKISHIBASHIのほうが分かりやすい。 キシバシ:あと、楽しい(笑) クリス:楽しいキシバシ。後、他にどんなニュアンスがあるんですか? キシバシ:アメリカ人にとってはバンドなのか、人なのかっていう不思議さがあったほうが楽しいかなと。 クリス:今アメリカはかなり多文化で多人種な世の中になっているし。 キシバシ:何がなんだかよくわからない(笑) クリス:道歩いてて、ミックスなのは分かるけどよく分からない人ばかりだしね。 キシバシ:僕みたいなのもそうかも(笑)
クリス:キシバシさんのお父さんが向こうの会社に転勤になったの? キシバシ:大学教授です。元々アメリカの大学で勉強してて、そこを卒業してそのまま国籍も変えて。 クリス:そうですか。この番組日系のミュージシャンにも多く出て頂くんですが、あなたとびっきり日本語うまいね。 キシバシ:ありがとうございます(笑) クリス:どこで勉強したんですか? キシバシ:小さい頃漫画をたくさん読みましたね。 クリス:ジャパニーズスクールとか行かされたんですか? キシバシ:さすがに行かされなかったけど(笑)聞いたことはあります。 クリス:ジェームズ・イハに比べたら100倍巧いもんね。 キシバシ:ジェームズ・イハって日本語喋るんですか?(笑) クリス:喋らないですよ。あの人知ってる日本語「もう一杯」くらいですから。 キシバシ:もう一杯(笑)
クリス:これまでセッションミュージシャンとして活動していらっしゃったんですけど、ソロデビューは昔からの目標だったんですか? キシバシ:昔からやりたいなと思っていました。どのアーティストも夢みていることですよね。 クリス:一人で全部やっちゃうんですよね。いろんなデバイス使ったり、生楽器、ヒューマンビートボックス的な事もやって自分のサウンドを作っていらっしゃって。自分のバンドはやったことあるんですか? キシバシ:昔、ジュピター・ワンというバンドに入っていました。 クリス:キシバシさんの音楽聞くとフランク・ザッパって感じがするんですけど。彼も一見何やってるか分からないけど、凄く刺激があるんだよね。 キシバシ:確かにジャズはバックグラウンドにありますね。
クリス:アメリカ、ヨーロッパそして日本でもキシバシさんが作った音楽がCMに使われていますが、どういうきっかけがあったんですか? キシバシ:サイドビジネスとしてCMソングは作ってましたね。 クリス:演奏するだけじゃなくて作曲もしてたってこと? キシバシ:ツアーも回って、作曲もしてっていうことをしてて。それで、アルバム作った時にこういうの作りましたってCM制作の知り合いに紹介して、気に入ってもらったって感じです。 クリス:アメリカではそういうタイプの人多いんですか? キシバシ:たまにですね。アメリカだと、CM制作に関わることはクールじゃなくて(笑) クリス:CMソングばかりやってると、魂売ってるんじゃないかと。 キシバシ:今回はまだ大丈夫みたいです(笑)
クリス:「Bright Whites」という曲を聞いて頂きましたが、非常に牧歌的なんだけど偏差値の高い楽曲ですね。この中で「どうせだめだけど、やめられない」という日本語が入っていますが、これはどういう意味ですか? キシバシ:特に意味はないんですけど、「やりたいけどできない」というのが自分の人生の縮図のようで(笑) クリス:なるほどね。この曲も入ったデビューアルバムが「151a」ということですけど、アメリカの人は分かりますか? キシバシ:ちょっとミステリアスにしたくて。 クリス:日本を代表する四文字熟語と言えるような「一期一会」ですけど、なぜこのアルバム「151a」のタイトルにしたんですか? キシバシ:自分の人生で最大の作品を作ろうと思っていたんだけど、それだとあまりいい作品は作れなかったんだ。だから、今回は軽い感じで今の僕をアルバムに表そうと思って。間違いがあってもそれが今の僕なんだということを受け止めようと。
クリス:「It All Began With A Burst」の生演奏をしてもらったんですが、多重再生されてるんですよね。まず、ベースのバイオリンのリフを入れて、声でビートを刻んで。これはループを使ってるんですか? キシバシ:ギターペダルのループセッションを使ってますね。 クリス:音の高低を変えたりピッチを変えたりといったことを一人でやっているんですよ。ヘッドフォンで聞いてたので、試しにヘッドフォン外してみるとバイオリンだけ聞けたりとかして、二重で楽しんでました。
クリス:もう結構日本でもライブやってるんですよね? キシバシ:今回初めてのツアーです。 クリス:東京・長野・大阪と行って。どうでしたお客さんは? キシバシ:楽しかったです。お客さんもちゃんと来てくれて、素晴らしかったですね。
クリス:現在「151a」絶賛発売中なんですが、新曲の「Philosiphize in it! Chemicalize with it!」もまたCMソングになっています。キシバシさんさすが、日系の人だけあってちゃんと五音階のようなアジアの旋律が入りますよね。意図的に入れているんですか? キシバシ:意識はしてないですけど、好きですね。 クリス:わたくしが意識するんですよそういうの(笑)
クリス:今後は、アメリカとヨーロッパでツアーが予定されていますが、どれほど廻りますか? キシバシ:アメリカは全米ツアーで6週間くらい、ヨーロッパはまだ未定ですけど多分2〜3週間くらい行きますね。 クリス:一人でまわるんですか? キシバシ:アメリカは歌も演奏も出来るミュージシャン2人と一緒に。 クリス:キシバシさん、今日はバイオリン弾いてくれましたが、他はどんな楽器弾くんですか? キシバシ:ベースとギターとキーボードです。ライブはバイオリンとマイクだけですけど。 クリス:作曲はキーボードやギターでやるの? キシバシ:昔はよくやってたんですけど、今回のアルバムはほとんどバイオリンで作曲することに挑戦しました。 クリス:作曲する楽器で楽曲の出来上がりも違いますもんね。 キシバシ:全く違いますね。
クリス:最後に今年の目標を教えてください。 キシバシ:痩せることとか(笑) クリス:痩せること!別に太ってないじゃないですか。後は何ですか? キシバシ:アルバムをもっと日本で売り上げたいと思います。
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