Guest : KREVA
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ニューアルバム『SPACE』をリリース!KREVAさんが登場
クリス:実は今年の初めに、OTOAJITOに出ていただきまして、あんまりお久しぶり感がないですが、TOKIO HOT100は、昨年7月以来ということで、8ヶ月ぶりなんですね。 KREVA:毎週のようにクリスさんの声を聞いているので、久しぶり感がないですね(笑)。 クリス:考えてみると3ヶ月に1回くらい会ってますもんね? KREVA:もしかしたら友達より確実に多く会ってますよね(笑)。 クリス:KREVAは最近、女子のヘッドホン姿がマイブームだって聞きましたけど? KREVA:別に変な人じゃないですよ(笑)?なんか最近、若者がよくヘッドホンをして街を歩いている姿を見ることが多いんですけど、それがヘッドホン自体がかっこよくなったじゃないですか。主張が強いデザインが増えてて。それを、少ないお小遣の中から選んで、私は音楽を聴いているんだ!ってアピールしている女の子を見ると、それだけで抱きしめたくなるんですよ。音楽が好きでいてくれてるんだな〜って嬉しく思います。 クリス:最近ヘッドホンもすごくなってるもんね!ドクター・ドレーとか、モンスターとか。 KREVA:ヘッドホンの始まりが、そこだと思うんですよ。 クリス:結構、音楽がセールス的にちょっと横ばいになっているなかで、音楽に対して積極的になってるってことは嬉しいことですよね。それはやっぱり、自分の曲を聴いてくれてるのがより一層嬉しいでしょ? KREVA:いつも念じてますよ、見る度に俺の曲であれ〜って(笑)。そのためには、作品を出し続けないと、と思います。 クリス:どこで見かけることが多いかな? KREVA:車から見ることが多いんですけど、昨日は蛍光ピンクのイヤホンをしてる子を見て、良いなって思いました。
クリス:2月27日(水)に、通算6枚目アルバムをリリースされましたが、タイトルを教えてください。 KREVA:『SPACE』です。 クリス:なんで『SPACE』なんですか? KREVA:宇宙というよりか、空間とか隙間の“スペース”をイメージして作ったんですが、歌詞にもあるんですけど、脳とか心に“スペース”ができると、そこに、歌詞が入ってくるっていうか。最近、良い例えをみつけたんですけど、絵合わせパズルってあるじゃないですか?元々、1個だけスペースが空いていて、それをカチャカチャ組み換えるパズル。それって1個スペースがないと絶対できないじゃないですか。それで頭ん中に、情報がいっぱいある世の中で、ちょっとスペースがないと、いろんなものが整理できないよっていうメッセージがあります。 クリス:カツカツではなく、余裕というか…スペースがないと発想に柔軟性がなくなっちゃうっていうかね。常に空いたスペースを置いておかないと。 KREVA:たとえ散らかってる部屋でも、1個スペースがあると整理とかできるしね。 クリス:と言いつつも、CDのジャケットは宇宙のTシャツを…。 KREVA:その1個ちょっと隙間が空いた、そこから先の可能性は、宇宙規模っていう意味も込めてます。 クリス:今回もまたひとりでやったの? KREVA:アルバムタイトルが早めに決まったので、クレジットの自分の名前の横にもがっちりスペースを空けておこうかなって。”feat. ○○”じゃなくて。 クリス:制作にはどのくらいかかったの? KREVA:半年以上かかりましたね。一人だったんで大変でしたけど、充実感はありました! クリス:コツコツって感じでしたか? KREVA:いや、じっくりって感じでした。 クリス:そして、リリース前にYouTubeのKREVAのチャンネルで、全曲紹介のメガミックスを…。 KREVA:そうなんです。メガミックスPVなんですけど、このアルバムの曲、全曲推しだねってスタッフと話し合って。だったら全曲繋がっているPVを作っちゃおう!ってなって作りました。YouTubeで配信中なので、ぜひ見てください!
クリス:アルバム収録曲「ma cherie」は、3拍子っていうかワルツっぽいけど、これはどうやって作ったの? KREVA:もともと4拍子の曲だったんですけど、ある時、運動していたら、これ3拍子でもいけるんじゃないかな〜?って思って、スタジオでやってみたらこうなったって感じ。その時に、同時にメロディーとか出てきて作った感じですね。 クリス:運動のリズムがインスピレーションとなったの? KREVA:水泳を始めたんですけど、それがあまりにも難しくて。そこで、一回、水泳に集中して、そこから徐々に音楽のことを考える…転換というか、リセットした瞬間にできたスペースに、いろんなアイディアが降ってくるって感じですかね。
クリス:曲作りでやった“志茂田景樹方式”ってなに? KREVA:3拍子の曲って、ラップすると、ちょっとベタッとしたリズムになっちゃって、かっこよくなくなっちゃうんですよ。それを脱却したくてこの方式をとったんですけど…。どういう方式かっていうと、志茂田さんが小説を書いている時に、レコーダーに書きたい文章をちょっとずつ録音して、それを最後に文字に起こしてもらうって方法を覚えていて。自分も、いつもだったら、歌詞を作り込んで、ちゃんと書いてから録るんですけど、そうじゃなくて、殴り書きした小節とかなしの歌詞を持ってブースに入って、レコーディングしちゃう。そうすると、自分のラップ力で文字数とかをねじ伏せることしかできないから、半分フリースタイルみたいな。そういう乗せ方をすると、ベタベタな3拍子から脱却できるんです。それで、そのパーツで録ったものを最終的に全部覚えてレコーディングする、それが志茂田景樹方式なんですよ。 クリス:ちょっとオーガニックな感じだったのかな? KREVA:あんまり決めすぎないのがよかったんだと。元々の自分のラップ力でねじ伏せたことが良かったんじゃないかと思いますね。
クリス:アルバムのサウンド全体はEDMを意識してるの? KREVA:めちゃくちゃ流行ってるし、みんな耳が聴き疲れて終わるかな?って思ったんだけど、勢いが増してるから、それを無視するのは変だな〜って思ったんで。ヒップホップってなんでも巻き込んじゃうものだから、これも巻き込んじゃおうかなと。だから自分の好きなヒップホップのビートの感じに、EDMのシンセの音を合わせてみたって感じですね。 クリス:そうすると、いわゆる4つ打ち系じゃなくて、ヒップホップのビートにEDMの音色が乗っかってるんだ? KREVA:しかも、そのヒップホップのビートは自分が好きだった90年代っぽい、レコードからサンプリングしたようなもので、それと、ギラギラしたEDMのシンセは面白いなって思ったんです。今まで聴いたことないサウンドだったから、オリジナルになれるなって思ってので、全編でチャレンジしました。
クリス:今後の野望は? KREVA:このアルバムはすごく良い作品だと思っていて、すでに“2013年のベストアルバムだ”って言ってくれる人がいるんですけど、まだ2月なので、早くに出たものがベストアルバムになるってことはまずないんですよ。大体9〜11月頃に出たものが、ベストアルバムになるから、このアルバムを思い出させるように、年末に駄作のアルバムを出したいんですよね〜(笑)。 クリス:えっ?!捨て盤ってこと?!(笑) KREVA:まあ、それは冗談ですけど(笑)、このアルバムを覚えてもらえるように動いていきたいですね!
番組恒例★ピンポンボックス
◎2人の娘のパパ、親バカだな〜って思うことは? KREVA:他の子を見ても可愛いと思わなくなっちゃったんですよ…(笑)。申し訳ないな〜と思います(笑)。 クリス:わかりますよ、それが親心ですもんね(笑)。
◎他人には理解してもらえない、ちっぽけな悩みは? KREVA:Tシャツの、へそ下4センチ位の所に必ず穴が空いてるんですよ!最初、サイキックパワー的なものが出てるのかと思ったんだけど、どうやらベルトが引っかかって穴があいてるみたいなんです。 クリス:本当に今も空いてるね。まさに”スペース”! KREVA:うまいこと言いますね。、、、それ、俺が言ったことにしてもらえません(笑)?
◎生まれ変わるなら、何の動物が良い? KREVA:クジラっすね。 クリス:なんでクジラなの? KREVA:デカいじゃないですか!あのデカさがいいですね。 クリス:怖いものなしみたいな? KREVA:そうそう。それにクジラのドキュメンタリーを見たんですけど、ライバルのクジラに対して、親クジラが子供を守る姿を見て、クジラっていかっこいいな〜って思いました(笑)。
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