Guest : 大橋トリオ
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今までのイメージを変えるロックなアルバムをリリースした大橋トリオが2年ぶりの登場!
クリス:先日のCHART OF THE YEARでは大橋トリオにトリヲ!務めて頂きました。盛り上がって、非常に素晴らしいライブを披露して頂いたんですけども、この番組に登場するのは、約2年ぶりとなります。大橋さんは、3月13日に約1年3ヶ月ぶりのオリジナルアルバムをリリースされました。タイトルをお願いします。 大橋:『plugged』です。今までアコースティックがテーマだったんですけど、今回はロックをテーマに掲げて、そこに繋げたタイトルになってます。 クリス:いつからこういったアルバムを作ろうと考えていたんですか? 大橋:アコースティックで10枚もアルバムを作って、一通りのことはやったので、ちょっと違う事をやりたいと思いました。ロックは若い頃にしっかり通っていて、ドラムをやっていたりもしたので、ロック魂は常に持っていたんです。それをそろそろ作品にしたいと思いました。 クリス:大橋さんの音楽は幅広くて、フォーキッシュなものもあれば、ボッサ系の曲もあって様々なことに挑戦されてますよね。ロックをテーマにした今回は、今までとどう違うんですか? 大橋:意識して変えたことはあまりないんですが、明らかに違うのは今までほとんど使ってこなかったエレキギターを多用して少し歪ましていることです。アコースティックギターを使った曲は一曲も入れてないんです。ウッドベースも封印して、ドラムを少し強めに入れています。コードはいつもよりシンプルにしていますね。 クリス:楽器の鳴りで返ってくるものが違うと思うんですが? 大橋:ライブだとそうかもしれませんね。レコーディングではヘッドフォンをしていたんですけど、客観的な音が聞こえてきて少し調子狂う部分はありました。アコースティックの方がダイレクトに来る感じが自分的にはあったので。あとアコースティックの時は、楽器の目の前にマイクをセッティングしているので、自分の息づかいもちゃんと乗るんですけど、エレキだとアンプを通して音を出したものを拾うので、もの凄く遠回りしたような感じに聞こえました。 クリス:この間の“CHART OF THE YEAR”の時はどうでした? 大橋:ロックスタイルの編成でやったんですけど、初めてだったのでもっとちゃんと研究してやりたいなと思いました。エレキギターって音の幅が広がるなというのを実感して、今までなんで使わなかったんだろうなと。ライブだったら、広がる音の中に包まれている方がお客さんが気持ちいいと思うので、今後は多用することになると思います。
クリス:以前カバーアルバムを出された時は、デビッド・ボウイやエアロスミスの曲をカバーしてましたけど、今はどんなロックが好きですか? 大橋:静かでスタイリッシュなロックが好きです。 クリス:レディオヘッド系ですか? 大橋:もっと大人な感じです。かけていてうるさくない、サウンドはロックだけど、歌はソフトなものですかね。今回は僕自身、そういう曲を作りました。
クリス:ニューアルバムに収録されている「マチルダ」なんですが、最初聞いたら大橋トリオだと思わない人もいるかもしれませんね。声を聞いたら分かるんですが、一聴した感じではアルバムの中でも一番今までの大橋さんと違う気がします。 大橋:ロックと言ったからには、誰が聞いてもこれはロックですよね!と言ってもらえるような曲を一個は入れないとと思って作った曲です。 クリス:ロックと言えば、ドラムにRIZEの金子ノブアキが参加してますが、誘ったきっかけは何ですか?似てるから(笑)?顔すっごい似てるんだよ! 大橋:(笑)嬉しいですけどね。 クリス:佇まいというか、オーラも近い感じがします。 大橋:事変のライブに遊びに行った時に、あっくんもたまたま見に来てたんです。その時、見た目も人間としても「こいつ、かっこいい〜」と思って、いつかこの人をフィーチャーしてやりたいなという気持ちを持ちました。 クリス:念願叶ったということですね。その他にも、Curly Giraffeの高桑圭さんとか、作詞にEmi Meyerさんが参加していますけども、どういう風に頼んだんですか? 大橋:Curlyさんは、フェスとCharaさんのライブに行った時に2回挨拶してて、いつかはやろうねという話をしてたんです。今回、ロックという事で、自分の庭ではなかったし、人のセンスをしっかりお借りして、どういう化学反応が起きるだろうという実験も含めてお願いしました。 クリス:Emi Meyerさんもお友達なんですか? 大橋:日本に来たばっかりの時に、こういう子がいるよというのを教えてもらってライブを見に行った時、一目惚れをしたんです。それからずっとラブコールを送っていました。前回コラボアルバムを出したんですけど、その時に念願叶ってデュエットさせてもらって、今回は英語詞を書いてもらいました。 クリス:他人の書く英語詞というのはどうですか? 大橋:基本的に僕の場合、歌詞は他の人に作ってもらっているので英語・日本語の垣根なく、僕は音楽を音楽として表現したいという気持ちが強いので、音がより良く聞こえる言葉になるのがベストかなと思ってます。 クリス:大橋さんの場合は、ボーカルを楽器のように考えているということですか? 大橋:本当に良い詞だったら、僕みたいな姿勢でやっていても届くものは届くと思うんです。そういうものを目指しています。
クリス:日比谷野外音楽堂でもライブあります。私は、野音で見たライブでダメだったライブは一つもないくらい良い場所だと思います。 大橋:ちょっとハードルが上がりましたね(笑)。 クリス:どんなライブになりそうですか? 大橋:ロックなので、いつもはお客さんには座ってゆっくり見てもらってる感じなんですけど、今回は少しこっちのテンションに合わせてもらえればと思います。
クリス:次にやりたいことは何ですか? 大橋:ニューヨークでレコーディングをしたいです。僕が演奏するんじゃなくて、向こうのミュージシャンを使ったり出来れば、より良いかなと思います。
番組恒例★ピンポンボックス
◎ 個人的な些細な悩みを教えて! 大橋:家の回りに、カエルが多い。 クリス:そんなのどかな所に住んでるんですか?! 大橋:田んぼなんです。 クリス:いいじゃないですか、気持ち良くないですか? 大橋:録音が出来ないんですよ。春はカエルだし、夏はセミだし、秋はコオロギとかが鳴いているし、冬だけ静寂なんです。なので、冬だけレコーディングの期間みたいな感じです。 クリス:いいコンセプトになるじゃないですか。夏はセミの声を意図的に入れるとか。 大橋:入っちゃってる曲もあります。 クリス:本当?風流でいいじゃないですか。 大橋:でも、今はカエルの歌が聞こえてくるよじゃなくて、カエルの大合唱なので辛いです。 クリス:カエルとかセミの声を掻き消すぐらい音量上げたら、もっとロックな楽曲が出来るんじゃないですか? 大橋:確かにそうですね(笑)。
◎ 心の女性アイドルは誰ですか? 大橋:小学校の頃、3段ベッドの一番上に寝てた時があったんですけど、天井にWinkのポスターを貼っていました。 クリス:どっちが好きだったんですか? 大橋:どっちとかじゃなかったですね。存在が良かったんです。 クリス:ハーロンウェー♪とかありましたね。 大橋:(笑)懐かしい、小学生の頃流行りましたからね。
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