Guest : MAYLEE TODD
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大注目のシンガーソングライター、Maylee Toddが初登場!
クリス:カナダ・トロント出身のシンガーソングライター、メイリー・トッドさんにお越し頂きました。初来日ですか? メイリー:初めてよ。 クリス:すごくクリエイティブな家庭で育ったって聞いたけど? メイリー:おじいちゃんは、エスケープアーティストで父はエルビス・プレスリーのモノマネ芸人をしているわ。お母さんは幾何学模様を使ったキルトを作ったり、オルタナティブな人形や洋服を作ったりするビジュアルアーティスト。3姉妹で私が末っ子なんだけど、一番上のお姉ちゃんもミュージシャンで、2番目がファッションデザイナーよ。 クリス:家族の影響は大きい? メイリー:もちろんそうね。家がクリエイティブな環境であることが自然なことだったから、無理強いとかは全くなくて自由な時間に好きでやっていたわ。 クリス:どんな音楽を聞いて育ったの? メイリー:私のアルバム聞いたら影響受けたことが丸わかりなんだけど(笑)、ジャクソン・ファイブを聞いていたわね。他には、スティービー・ワンダー、アル・グリーン、アレサ・フランクリン、ブラン・ニュー・ヘヴィーズ、ビヨーク。ホール、ニルヴァーナのようなオルタナティブミュージックも聞いていたし、ハウスとかジャングルのような様々なジャンルの音楽を聞いていたわ。両親の影響で、ボッサ系の音楽も聞いていたし。 クリス:アルバムを聞かせてもらったけど、ちょっとエリカ・バドゥっぽい気もするね。 メイリー:まさにそう!今上げたアーティストは幼少の頃に聞いていた人たち。高校の頃は、エリカ・バドゥを聞いていたからルーツになってるの。コンシャス・ヒップホップ、フィリー・ソウルやスポークン・ワードの作品たちにも影響されているわ。ヒップホップに興味があったから、それらのサンプリングネタの由来を探っては様々な楽曲に触れていたの。
クリス:コメディ劇団にも所属していたとか? メイリー:随分昔のことだけど(笑)。 クリス:いつ頃の話? メイリー:信じられないかもしれないけど、大学でコメディーを専攻していたのよ(笑)。カナダにあるクラウンカレッジっていう道化師を養成する大学に通っていたわ。その後、サタデーナイトライブのコメディアンも多く輩出してるセカンド・シティというコメディ劇団に入ったの。 クリス:凄いね!アメリカで活躍してる有名なコメディアンは、実はカナダ人が多いよね。 メイリー:そうね。コメディアンのロビン・デュークやフラリティ兄弟のデヴィット・フラリティが大学で先生をしていたりもしたわ。
クリス:4月3日にニューアルバム『Escapology』をリリースということなんだけど、最高のアルバムだね。非常に素晴らしい楽曲ばかり。 メイリー:アリガト〜。 クリス:耳馴染みの曲が非常にエッジーで新鮮な音にアレンジされていて、かっこいいアルバムです。“Escapology”って「脱出術・難事を切り抜ける術」という意味があるけど、おじいちゃんがエスケープアーティストであったことと関係あるのかな? メイリー:もちろん(笑)!おじいちゃんの名前はジェームズ・トッドって言うんだけど、“グレート・トッディーニ”っていう愛称で親しまれたカナダNo.1エスケープアーティストだったんだから。このアルバムは自分の人生を振り返った記録のようなもの。様々な自分の身の回りの出来事や感情を記録してみて、そんな自分から離脱して客観的な視点で見つめ返した作品になってるの。だからこのタイトルがフィットすると思ったわ。 クリス:どうやって曲は作ってるの? メイリー:基本的に曲作りは自分の実体験を元に行っているの。だから、私にとって曲作りは日記のようなものかもしれない。1枚目のアルバムでは、先に曲を作ってそこに歌詞を載っけていく方法を取ったんだけど、今回のアルバムは楽器を使わないで歌を録音したの。異なったメロディーを鼻歌で歌って、そこから発展させていくやり方は楽しかったわ。楽器や音の進行に縛られないのはとても自由で面白いの。また、私の場合、作曲する時は使う楽器によってあがりが変わってくるの。 クリス:どんな風に違うの? メイリー:例えばギターの場合だと、小さい頃からギターを弾いていたから、ボッサっぽい手癖が付いているの。ピアノだと、私にとっては新しい楽器だから実験性があるわ。
クリス:今回本当に素晴らしいアルバムを完成させたけど、今後の目標とか達成したいことってある? メイリー:日本でもライブをしたいわ。将来的には、ミュージシャンだけじゃなくて、映画監督やヴィジュアルアーティスト、ファッションデザイナーなどの素晴らしいクリエーターたちとコラボしたいとも思ってる。
番組恒例★ピンポンボックス
◎人に自慢できる、とっておきの特技は? メイリー:下手なロボットのモノマネができる(笑)。 クリス:見せて。 メイリー:(モノマネを見せる) クリス:本当にあんまりお上手じゃなかったですね(笑)。 メイリー:(モノマネを続ける) クリス:…うん。 メイリー:(笑)。 クリス:いや、いいと思うよ(笑)。
◎タイムマシンがあったらどこに行きたい? メイリー:私「タイムマシン」という映画が大好きなの。それで、未来に行くとモーロックっていう未来人がいると嫌だから、70年代に戻ってロッド・テンパートンに会いたいわ。そこでマイケル・ジャクソンがクインシー・ジョーンズをプロデューサーに迎えて制作した『Off The Wall』の録音風景を見てみたい。 クリス:それがMJの一番お気に入りのアルバム? メイリー:もっちろんよ、大好き!素晴らしすぎるわ!
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