Guest : Karl Hyde(from Underworld)
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ついにソロ始動!アンダーワールドのカール・ハイドが約2年半ぶりの登場!
クリス:アンダーワールドのフロントマンであり、アート集団TOMATOの創立メンバー、さらに画家、写真家、文筆家と多様なジャンルで活躍されている、カール・ハイドさんにお越し頂きました。最後に日本に来たのは一昨年のSonarSoundでしたか? カール:震災のあった年だね。 クリス:たくさんのアーティストが日本に来る事ことを躊躇っていた時期だったから、来てくれたことに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 カール:僕にとっては当たり前のことだったよ。日本とは本当に長い間、良い友人関係だったからね。外国のアーティストがしばらくの間、日本を見捨てていたことを恥ずかしく思うよ。 クリス:そしてまた“SonarSound Tokyo 2013”でパフォーマンスしてくださいました。2年前も1人でしたか? カール:UnderworldのDJのダレン・プライスと一緒に来たよ。だから、彼がDJをして僕が歌ったんだよね。そのライブも凄く楽しかったよ。 クリス:ソナーは本当に最高で、観客を圧倒していましたね。 カール:ありがとう。まだ発売前のアルバムの曲を披露しようとしていたから、お客さんの戸惑いもあるかなと思ったんだけど、とてもノってくれたし素晴らしいライブになった。 クリス:本当に良かったです。 カール:ありがとう(笑)。今の自分のバンドのミュージシャンたちも素晴らしいから大好きなんだ。でも観客がそれを好まなかったら、全く意味を持たないよね。でも日本の人たちは本当に楽しんでくれて、技術的に少し問題もあったんだけど、暖かく見守ってくれていたから、この成功は観客のおかげだと思ってる。
クリス:アンダーワールド結成から26年で、初のソロアルバム『Edgeland』をリリースされました。最高のアルバムですね。少しアンダーワールドの曲の雰囲気も感じられる気もします。 カール:ああ、そうだね。アンダーワールドの柔らかくて、包容力のある側面に影響されている部分も多くあるから。 クリス:タイトルに込められた意味は何でしょうか。 カール:タイトルは全てのレコーディングが終わった後に思いついたものだよ。20年間ずっとロンドンの中心で音楽を制作していたんだけど、それに疲れた感じがしたから、今回僕は多くの歌詞を都心から外れた場所で書いていたんだ。その場所は都心よりエッジーで、より暗くて、よりスリルある所だった。そういう所を探ってみたかったんだよね。そこから素晴らしいストーリーが生まれて来たんだ。 クリス:このアルバムを聞いたとき、バスを使った長旅に出てみたくなりました。 カール:まさにだよ。僕はバスや電車に揺られながら車窓からの景色を見たり、車内の会話を聞いたりして詞を書いたんだ。だから、それぞれの曲が映画のワンシーンのように出来ているかもしれないな。
クリス:アルバムはロンドン五輪の後に作ったんですか? カール:いや、2011年にレコーディングは始めていたよ。日々、即興で演奏するような実験的なことを繰り返して作っていたから時間がかかった。オリンピックの準備と平行して、ブライアン・イーノの右腕でもあるレオ・アブラハムスと制作したんだ。 クリス:曲作りの方法はアンダーワールドとは違ったんでしょうか? カール:かつてアンダーワールドがやっていた方法で制作した感じかな。いくつかの準備したアイデアを持ち寄ってスタジオに集まり、即興で演奏し始めるんだ。ブライアン・イーノと仕事をしていた時は、その方法でやってたんだよね。だからレオとも即興で音を探していった。 クリス:曲の大枠のようなものを持ち寄って? カール:いや、少しの歌詞だけだったね。本当に自由に作って行ったんだ。レオがギターにプラグを入れたら、そこから曲作りは始まっていたよ。
クリス:この夏はフジロックにも出てくれるんですよね? カール:もう驚きだよ、一番好きなフェスに戻って来れるなんて。 クリス:2008年のアンダーワールドのステージ以来ですね。 カール:あれは素晴らしい夜だった。前回、子供たちは観客として来てたんだけど、今回はバックボーカルでステージに上がるっていうのも感慨深いよね。本当に大好きなフェスだよ。
番組恒例★ピンポンボックス ◎この世で一番怖いものは? カール:ギブアップすること。 クリス:ギブアップしないカギは何? カール:友達を持つことかな。どん底の時に、恐怖心をさらけ出せて、笑い飛ばしてくれる良い友人が居れば、孤独を感じることもないから。
◎最近泣いたのはいつ? カール:数日前だな。子供たちを恋しく思って。親バカだね。 クリス:Skypeとか使って連絡取らないんですか? カール:時々は取るんだけど、ティーンエイジャーの彼らは忙しいから。 クリス:もうお父さんは置いてきぼりな感じ(笑)? カール:いや、子供たちとの関係は良いんだよ。1人はミュージシャンになったから一緒にたくさんの仕事も出来ているし、僕はラッキーだね。 クリス:上のお子さんはカールと一緒にボーカルをやってることもありますよね? カール:そうだね。彼女が「夏は一緒にステージに立ちたい」と言ったんだ。それはもちろん素晴らしい経験になるはずだから、彼女は今歌の練習をしていて、僕のソロプロジェクトでバックボーカルをやる予定だよ。
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