2013年07月14日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : TOWA TEI


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ゲストミュージシャンは椎名林檎にYMO、ジャケットアートワークは草間彌生というじぇじぇじぇ!な最新アルバムをリリースするTEI TOWAの登場

クリス:4年5ヶ月ぶりに登場してくださいました。お変わりないですね。
TEI:いやいやいや。
クリス:お互い、髪の毛に白いものが目立ってきていますか。
TEI:もう真っ白くなりたいです。来るならこいと(笑)。
クリス:最近は朝ドラ“あまちゃん”にはまっているんですか?
TEI:みんなハマってないですか?
クリス:私は知らないんですよ。じぇじぇじぇだけ知ってます。何が面白いんですか?
TEI:瞬間的に主役の子カワイイと思いました。テレビあんまりつけないんですけど、アルバムの仕上げをやっている時に朝ご飯をエンジニアと食べてる時に、NHK付けたら凄いカワイイ子が出てると思って。
クリス:普通の海女をやっている女の子が、アイドルになるお話ですよね?
TEI:そう思ったんですが、“人生のアマチュア”っていうことみたいですね。何で僕が説明してるんだろう(笑)。小泉今日子さんがアイドルになれずに挫折したお母さん役をしてたりという、現実との接点が面白いんです。良く出来てますよ。
クリス:NHKの朝ドラはずっと評判がいいですからね。
TEI:あ、NHKって放送禁止用語じゃなかったんですね。
クリス:全然大丈夫ですよ。日本を代表する放送局ですから。
TEI:(笑)。

クリス:2年ぶり7枚目のニューアルバムが7月10日にリリースされました。タイトルを教えて下さい。
TEI:『LUCKY』と言います。
クリス:これは7枚目だから?
TEI:帯の言葉もまんま“7枚目だし”と入れてます。
クリス:今回キャリア史上初めて全曲の作詞・作曲・編曲を担当されたということですが、全部自分でやったのってなかったの?
TEI:詞は一番苦手としていたので、歌ってくれる人にどんなこと言いたい?と聞いて共作することが多かったんです。今回参加してくださってる高橋幸宏さんや、椎名林檎さんは、彼らの詞の世界も好きだったんですけど、お時間がなかったので、「たたきを考えますから、加筆修正してください」とお伝えしました。でも、そのままの歌詞が生きちゃったんです。メロディから詞を引き出すことも、詞のここが良いからメロディを変えようとかも自分が両方やっているから出来たのは新鮮でした。7枚目にしてようやくスタート地点に立てたなと思います。
クリス:アルバムのジャケットは草間彌生さん、音は椎名林檎さん、細野晴臣さん、高橋幸宏さん、坂本龍一さんとそうそうたるメンツが揃っていて、TEIさんだからこそ成せる技だと思います。
TEI:10代〜80代の方に参加してもらったんですけど50代と70代だけいないのかな。「RADIO」に参加してくれた玉城ティナちゃんは15歳です。
クリス:若い子に目をつけましたね。
TEI:でも「RADIO」は錆び付いたアンテナで作りました。
クリス:何で錆び付いてるの(笑)?
TEI:若い時はピカピカのアンテナを張り巡らしてましたけど、年も取ったしもうなんか錆びてるんです。それでも僕は老化肯定派なので、今のアンテナに入ってくる情報だけでもいいんじゃないかと。
クリス:「RADIO」はラジオに対する思いを歌ったの?
TEI:J-WAVEさんのために作りましたから。
クリス:はー!これ、他局にいると他局のためになるんでしょうね!
TEI:いやいやJ-WAVEですよ(笑)。

クリス:玉城ティナさんとはどういうふうにお知り合いになったんですか?
TEI:友だちに最近若い子いない?って聞いたら、新しいモデルいっぱいいるよって言われたんで、新幹線の中で雑誌を見てたんです。それで、ティナちゃん見てピーンときて、検索してみたらオーディションで歌ってる映像がYouTubeにあったんです。「歌えるじゃんこの子、ラッキー♪」って思って声をかけました。
クリス:TEIさん目利きですよね。水原希子ちゃんの時も、TEIさんが発見したんですよね。
TEI:テレビでお父さんと英語で話してるの見て「この子英語できんじゃん、ラッキー♪」て。
クリス:全部ラッキーじゃん(笑)。カワイイ子の新たな才能引き出すのも上手いですよね。
TEI:モデルさんや女優さんておキレイなのはもちろんですけど、表現能力があるので、多分歌とか喋りもニュアンスが上手いんですよ。それでもって、誰も聞いたことのない声だから、エキゾチックじゃないですか。僕自身そういう所に惹かれてるんだと思います。まあ、クリスさんもキレイな人好きですよね?
クリス:まあねえ、嫌いな人はいないですよねえ。
TEI:最近はいつもキレイな奥様といらっしゃって。
クリス:その話は置いときましょう(笑)。いやでも、TEIさんのDJ一派がいるんですが、TEI さんの部下のDJはキレイな子が多いんですよ〜。
TEI:いやいや(笑)。
クリス:パーティーとか行くと、こんなカワイイ子がサラ回すんだ〜!と思いますよ。そのあたりのTEIさんの目利きは素晴らしい(笑)!

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◎最近あったアンラッキーなことは?
TEI:久々に京都行ったのに、お腹壊してたことかな。
クリス:もったいないですね。
TEI:梅干しばっかり食べてました。

◎今一番気になる人は?
TEI:バカリズムさん。OLのフリしてブログを書くという“架空OL日記”という本を出してるんです。“今日はさえと居酒屋に行ったとか”“部長とばったり会ってアンラッキー。”みたいな。それが、下手なSFより面白いんですよ。一緒に仕事したいと思ったくらいです。作詞・バカリズム、作曲・TEI TOWAやりたいです。
クリス:前そういうのやりましたよね?
TEI:今田耕司さんとか、ダウンタウンとか、板尾創路さんとかとやりましたね。吉本以外の方ともやりたいなと思います。

◎思い出のライブを教えて!
TEI:抽選で当たったYMOのトークショー。
クリス:いくつの時?
TEI:「君に、胸キュン。」の時だったから、高校生くらいです。
クリス:TEIさんが音楽の道を歩むようになったのって、坂本龍一さんがNHKでやっていたラジオ番組に投稿したのがきっかけなんですよね?
TEI:TEI TOWAという名前が電波にのったのはそれが最初です。
クリス:じゃあ昔から教授をはじめ、YMOに憧れていて、今回その3人が『LUCKY』に参加しているのは凄いことですね。
TEI:細野さんはお酒飲まれないのでコーヒーなんですけど、他のお二方にも時々誘って頂いたりして本当光栄です。
クリス:日本音楽界の宝と言っても過言ではないですから。

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Guest : 東京スカパラダイスオーケストラ


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日本のバンド初!アメリカ・コーチェラの舞台に立った東京スカパラダイスオーケストラから、谷中敦(B.Sax)の登場

クリス:約8ヶ月ぶりのご出演です。どうですかこの暑さ、乗り切れそうですか?
谷中:楽勝ですね。
クリス:楽勝ですか(笑)。なぜ?
谷中:暑いのいやじゃないんで、長袖とか着て平気で歩いてますよ。
クリス:俺もうだるような暑さって結構好きで、生きてる感が増すよね。
谷中:汗かくとそうですね。

クリス:スカパラと言えば4月にアメリカ3大フェスの一つ、コーチェラのメインステージに立たれたということで、凄いですね。
谷中:暑かったですね〜39℃とかありましたから。
クリス:コーチェラってどこなんですか?
谷中:カリフォルニア州インディオという所で、本当に最大のフェスだけあって、スノッブなお客さんいっぱいいて、セレブ感ありました。グラストンベリーとかボナルー・ミュージック・フェスティバルは会場が牧場なので、雨降ると足下が結構悪くなったりするんですけど、コーチェラはポロクラブみたいな所なので、ハイヒール履いたお客さんもいたりして、オシャレして来れるんです。VIPサイド行ったら、年配の男性に連れられてるキレイな女子がいて「これは映画か!」と思いましたよ。
クリス:メインステージに立つのは日本のバンドで初めてなんじゃないですか?
谷中:そうです。非常に名誉なことでした。アメリカのバンドでも一番出たいフェスの一つみたいですね。出たことでバンドの質が上がるような、もはやブランドですね(笑)。ギターの加藤くんがLAとかNYの街をフェスティバルバンドをしたまま歩いていたんですけど、それを見て、「お前コーチェラ行ったのか?凄いな!」とか言われてるんですよ。しかも、アーティストの“A”とか書いてありますから、「お前アーティストか!!出たのか!」ってなってビール飲ませてもらえたり、それだけで大スターでした(笑)。
クリス:スカパラは世界各地のフェスに出てますけど、受け入れられる要因って何だと思います?
谷中:僕らが見て分かる音楽だからじゃないですか?トロンボーンがソロとっていると、あの楽器がこういう音出るんだ〜って分かりますし。意識して動きながら演奏するようにもしてます。後、スカっていう音楽は初めて聞いても踊れるので、フェスに適してると思います。スカをやっているとヨーロッパは行き甲斐があります。音楽が良ければ知名度に関係なく受け入れてくれます。アメリカは知名度がかなり関係あって、ステージングで人を惹き付けなきゃいけないので、カロリーを使うんです。後、メキシコはスカファンが多いので、やってて凄い楽です(笑)。
クリス:谷中さんメキシコシティ歩いてると、とけ込みません?
谷中:とけ込みすぎます(笑)。日本にいると、濃いって言われますけど向こうに行くと普通になっちゃうんです。
クリス:オラ!って話しかけられそうですね。
谷中:プリモス!(いとこ!)って言われますよ(笑)。
クリス:カリフォルニアも、スカパンク系のムーブメントありましたよね?
谷中:ありましたね。そういえば、コーチェラの主催者がスカパラのステージが終わった後、わざわざ楽屋に挨拶に来てくれたんですよ。今回出てくれたバンドの中でもそうとう良かったと。俺はスカが凄い好きだから、スカファミリーだ!とかって言ってくれたんですよ。

クリス:東京スカパラダイスオーケストラ、7月3日にニューアルバムがリリースされました。タイトルを教えて下さい。
谷中:『Diamond In Your Heart』。
クリス:これはどういう意味ですか?
谷中:人間って芯になるピュアな部分が必要だなと思ってます。中途半端にピュアだと「あ、私傷ついちゃった・・・ピュアなハートを出したのに」ってなっちゃうと思うんですけど、本当にピュアな部分は傷つかないんじゃないかな。そこがダイアモンドとして存在して、生きて行く上で大事なパートを形成しているんだと思います。そして、その部分は長い時間をかけて生成するものだと思うのでこのタイトルにしました。

クリス:このアルバムに収録されているタイトルトラック「Diamond In Your Heart」にはボーカルとしてthe HIATUSの細美武士を迎えている訳なんですが、コーチェラのフェスの合間にレコーディングをしたそうですね?
谷中:週末2週に渡ってフェスがあるんですが、その間はカリフォルニア州でライブをやってはいけないので、レコーディングなら出来るだろうと、日本から細美武士くんを呼んで、この曲を録音しました。その時に初めて曲を憶えて、2日後にコーチェラのメインステージでそれをやるっていう(笑)。
クリス:やだよなーそれ絶対やだよなー!コーチェラで歌えるのは名誉ですけど、これはスーパープレッシャーでしょ!
谷中:そうだと思いましたよ。
クリス:歌詞間違えずに歌えました?
谷中:大丈夫でしたよ。楽しそうにやってくれました。
クリス:何時間くらい練習したんだろう?
谷中:ずっとやってましたね。コーチェラの出番前に、楽屋サイドに池があったんですが、その池をずっと見つめながら歌詞をずっと憶えていました。そういう細美くんを見ながら「歌詞ギリギリでゴメン!」と思ってました。
クリス:(笑)でもやり遂げたんですもんね。今度あったらどんな気持ちだったか聞いてみたいですね。

番組恒例★ピンポンボックス

◎1ヶ月のお休みをもらったら何をする?
谷中:毎日サックスの練習したいですねー!練習大好きなのに、暇がなかなかないので。ライブがあると、ライブの準備のための練習とか曲つくるための練習になっちゃうじゃないですか。練習のための練習を細かくやりたいです。
クリス:結構ストイックですね。
谷中:楽しいんですよそれが。

◎最近気になったオススメバンド、アーティストを教えて!
谷中:UNISON SQUARE GARDENが凄く良いです。3ピースなのに、5人ぐらいのバンドでやることをやってて、非常に工夫してサウンドも作っているし研ぎすまされてて素晴らしいです。

◎自分ルールを教えて!
谷中:嘘をつかないこと。それが一番楽です。一個嘘をつくと嘘を隠す嘘をつかないといけないし、結構大変だと思うんです。自分が言った嘘を脚色していかなきゃいけないのはつらい(笑)。

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